相談&回答 |
約5分で読めます。
※相談&回答を読んだ時の目安時間 |
回答プロ:夫婦問題カウンセラー 村越 真里子
ご相談者:30代/男性
結婚11年目子供3人(10歳、8歳、6歳)です。結婚2年目からギャンブルによる借金を重ねてきました。クレジット会社から数万円、消費者金融から数百万円の借金。発覚する都度2度とギャンブルはしないと誓い、全ての借金は私の両親に清算してもらいました。しかし半年、1年と経過すると同じ事を繰り返し何十回と同じ話をしてきました。今回また同じ過ちを犯し離婚となりました。借金は残っておりません。既に別居しています。妻は養育費と慰謝料(300万を分割)を含め月25万円を払ってくれと言っております。私の年収が約500万円、月給が手取りで30万円程度です。離婚すれば扶養手当等が無くなり、さらに収入は下がります。そんなに払えないと言っても「橋の下で暮らせばええ」とか「晩に働いたらええ」と言っております。話になりません。私の年収、子供の年齢、妻への慰謝料などどの程度が妥当なんでしょうか?申し訳ない事をしたと思っておりますが、実際払っていく事ができなくなります。もうひとつ、私が信用ありませんので蒸発等支払をしなくなった時の為に、私の親に保証人になって欲しいと言って来ております。法的には親は全く関係ないのではありませんか?親は関係なく、2人で決めて行くのが当然だとは思いますが、アドバイスお願いできませんでしょうか?以上、乱文で申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。
30代/男性 | 日付:2009年2月23日(月) 18:55 JST | 閲覧件数: 1,045
まず 離婚の形ですが お互いの愛情が失せたり、経済的に破綻したりするから別れるのですから
その中で 離婚の決め事にだけ 仲良く気が合う訳がないのです。
従って、お互い離婚に対する条件に相違点がなければ協議離婚離婚を選択すればいいのですが
合意が得られず 第3者に話し合いに入ってもらわなければ 決らないのであれば 離婚の形は
調停離婚、または裁判離婚をするしかありません。
誰もが皆、「離婚は決意しました。協議離婚で行きます、でも養育費、慰藉料などで合意できません」と
言われますが 協議で落ち着くから 協議離婚であって 協議が出来ないのであれば 協議離婚は
出来ないのです。
しかし調停離婚や 裁判離婚などの仰々しい事はしたくない・・・・・それは誰もが思うことですが
現実を見ると もはや当人同士の話し合いが無理という夫婦だから、離婚に至るのだという事を
ご理解下さい。
それだったら 第3者に入ってもらって・・・・・と言う事で 費用を掛けられる人は弁護士などの
法律家に相談するのですが 夫婦の場合 やはり調停を薦められることが多いのです。
もちろん弁護士の先生の指導の下 調停に臨みますが 実際代理人として依頼者の
代わりとなって頂けるのは 裁判からと聞きますので やはり調停は本人出席が基本です。
と、いう事で お判りのように弁護士とて 別れ行く夫婦の合意点を調整するのは
一苦労するので tokaidamaさんのご家庭のように 奥様の怒りを買ってしまっている場合は
tokaidamaさん本人が 奥様を納得させる事は 無理と考えた方がいいです。
では どうすればいいかと申しますと、調停を申し立てるしかありません。
この場合 奥様が申し立てるのがいいと思います。
そこでは 公平に 今後奥様も tokaidamaさんも納得のいくように仲介してくれるわけですから
生活していける妥当な金額で それぞれが決ると思います。
特に法律面から考慮すると 支払う者の収入の 1/4だったか(詳しくは調停で聞いてください)の
範囲で収まるはずですから 生活できる為に 命までは奪いません。
こうしてお互い仕事を持っていると 平日の調停には出廷し難いのもわかりますし、調停や裁判になると
時間が掛かり離婚が先送りになるので 嫌だという気持ちは良く判ります。
でも そもそも 別れるという決心は容易いのですが 離婚はその殆どが お金の取り決めだと
お考え下さい。
でもそんな調停をしている時間がないからと 第3者を入れてという言い方をしますが その第3者が
弁護士ならまだましで、 概ね夫婦のどちらかの親や親戚、仲人であれば果たして純粋に公平な
話し合いになるとは思えません。
むしろ もう一段 こじれてしまい 結局調停へ・・・・と言う事が多いので それなら最初から
調停にした方が スムーズでいいと思います。
奥様の要求が多額かどうかはともかくとして 常識の範囲で収まるので 調停をされるのが一番いいと
思います。
でも 私がこれを仕事として受ける場合 奥様に本気で詫びてみるという事を お薦めします。
恐らく tokaidamaさんも反省はしているでしょうけれど 離婚という事態に 辛さと無念さで
その反省が奥様に伝わっていない場合があります。
男性の特徴として言えるのですが どうせ離婚なら じゃ幾ら払えばいいんだ?とばかりに
ふてくされるという態度での交渉になりますので 「幾らだ?」「高い」「それは払えない」などの
値段の交渉だけに 終始するのです。
これは男性特有の 「結論を先に考える」と云う癖なのですが、「どうせダメ」と ふてくされると
話が投げやりになり ただの値踏み交渉になってしまうということを 判ってください。
本当は そうではなく もう一度 今までの奥様の労を労い、本当の心から悪かったという謝罪を
すれば 案外 金額は下がる可能性がある事を 私は見てきましたが得てして 男性は
こうした言葉を持ち合わせていません。
自分では 謝ったつもりでも 実は防衛心ガチガチにガードした態度ではありませんでしたか?
または 離婚への悔しさ、無念さから素直に心を開けず横柄な言葉ではありませんでしたか?
こうしたままでは 奥様もtokaidamaさんを憎んだままになります。
例えば転んで膝を傷してガーゼを宛てても はずす時は そのまま乾いたガーゼをひっぺがせば
また血が出るだけです。
少し湿らせた方が取りやすいように ヒリヒリしたままの関係では 何でも上手く行きません。
離婚の取り決めも 奥様の傷を和らげておくほうが話し合いやすいと思います。
つまり お金の事は 本当は お金の話をするより 気持ちに染み入る言葉の方が効果はあるのです。
別れる前に 本気で謝る言葉・・・・これが 大事ですが 時々 これで仲直りと副産物もあるくらいですから。
頑張って下さい。
回答日時:2009年2月24日(火) 10:20 JSTお礼のコメントを書く
・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。
こちらのプロも相談受付中です。
悩み辞典は、安心して登録・相談できます。
※ 当サイトは、ご記入いただいた個人情報を、お問い合わせに対するご連絡以外の目的では使用いたしません。
※ ご記入いただいた個人情報は、当サイトで保有し、第三者に提供することはありません。
※ 当サイトの個人情報の取扱方針につきましては、プライバシーポリシーをご確認ください。
※ 財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)より個人情報の適切な取扱いを実施している企業であることを 認定する「プライバシーマーク」(Pマーク)を取得しています。
※ ベリサイン社のデジタル認証IDと暗号化(128bit)によって保護され、安全にお申込み頂けます。