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両家関係について

ご相談者:20代/女性

旦那の性格、自尊心が強く、短気、すぐに行動するタイプ。
私(旦那より2つ歳上)の性格、マイペースであまり自己主張しないタイプ。

旦那は現在無職(9月下旬まで勤めていたが、通勤時間がかかる、健康保険がない、グレーな部分がある、残業が多いので子供の成長が見られないとの理由で転職決断)
私は産休中、育児終了後は正社員で復帰予定(旦那には以前、家事、育児、何かがおろそかになるからとダメだと言われている)

私は旦那の家に嫁ぎ、
旦那の実家、兄弟親戚付き合いがない。
私の実家、兄弟親戚付き合いが深くあり、冠婚葬祭の時などに代々からのしきたりなどがある。

先月、私の母の兄が亡くなり、私の実家のしきたり上、私と、私の子供(生後1ヶ月)が49日を過ぎるまでは神様関係に触れなくなりました(神社にお参りに行ったり等)。その為、旦那と購入した家の着工を控えていたが、延期しなくてはならなくなり(着工前に地鎮祭を行わなくてはならない為)旦那にお願いしたところ、旦那の家の事だから関係ないと言われ、その後旦那は複数の神社に電話をし、このケースは問題ないとの確認をしてました。その事を私の母に伝えましたが、母は、血が繋がっているから必要あると少し言い合ってました。
その後旦那は、旦那の実家で、お義母さんと、実家を建てた大工さんを呼び、やはりこのケースは何も問題はないと話し合っていました。
ですが、不幸があってはいけないので何とか延期をしてもらいたいと私の母から旦那にお願いしたところ、住宅会社に電話してもらい、延期してもらえました。
その後、子供のお宮参りの話が出て、これも49日を過ぎないと…と話したら、旦那がもう私の実家と結びつけるのは子供がかわいそうだからやめてくれ、自分も仕事の事、家の着工の事で頭がいっぱいで夜もまともに寝れない‼︎と言われました。
その事を私の母に伝えたら、私の実家の付き合いなどをちゃんと話したいので旦那を呼んでほしいと言われたのでその旨を伝えたら、旦那は、そういう事は結婚前に話すべきだし、自分(旦那)が婿入りしたわけじゃないから関係ない!と言われ、話に応じてくれませんでした。
旦那は家の着工の件、子供のお宮参りの件の時にも旦那の親に相談しに行っており、旦那の親は、私の家の実家の事なのに何でうちの子(旦那)が色々とやらなくてはならないのか⁉︎、着工日をずらすのだって住宅会社や大工さんに迷惑がかかる、旦那の家の事なんだから関係のない事じゃないか‼︎とすごく怒っており、私の親との仲が修復不可能となってしまったようです。
ちなみに、私や私の母は、旦那の親と直接話していません。旦那からすべて話がいっています。


お互いが話して、仲が悪くなってしまうのなら仕方ないのですが、伝言ゲームのようになってしまっていて、ちゃんと私の母の気持ちが伝わらずに最悪な関係になってしまい、残念でならないのです。
旦那が旦那の親にどう伝えたのかは分かりませんが、旦那の母は、旦那の意見にいつも首を縦に振るばっかりで甘えて育てられたのか旦那は、すべて自分の思い通りにならないとイライラするようです。

私は、育児の事、旦那の仕事の事、これから始まる家のローン、この両家の問題と悩みばかりで頭が痛いです。

私は旦那の実家には行けますが、(旦那の両親が、今回の問題は両家のことだから私に対する怒りはないとのこと)
私の母、旦那、旦那の両親、この3つの関係が修復不可能なようです。
解決策はないものでしょうか。
説明が下手で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

20代/女性 | 日付:2013年10月14日(月) 22:05 JST | 閲覧件数: 1,989

夫婦のチームワークを固めるいい機会です

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

最初にお断りをしておきます
冷たい言い方になりますが この質問への明確な答えは出来ません。
その理由はこの問題は純粋に夫婦問題という事ではないからです。
一般的に、水商売でも、タクシーの運転手でも、不特定多数の人と接する仕事の人は絶対に
政治と野球の話題はしません。特に宗教の話は禁句です。
宗教を持つ家庭に育った人には、当たり前のことでも そうではない人から見れば理解が出来ない事があります。
宗教と言うのが 日常になっている家庭にとっては普通の事でも 他から見たら異質に感じる事があります。宗教を持つ人には それぞれ大切にしている事があっても 無宗教の人からみれば
何でそんな事に拘るのだ?と奇異に映る事は多々あります。
これを価値観の違いと言ってしまうと簡単ですが 結婚をしている家庭の間にこの価値観の違いが出来ると、これは非常にややこしい話になります。

今回のダイアリーさんの問題は ダイアリーさんにとっては あくまでもこどもさんのお宮参りの話であり、新居の建築の普通の話です。 ここを親として普通に祝ってやりたいのに 何故ご主人の親御さんが抵抗してくるか、理解に苦しむと思うのです。
でも ご主人のご家族から見ると 何故子供の喜び事の予定に、ダイアリーさんのご家族の宗教的なしきたりやルールを持ち出すのか、解らないのだと思います。
ここで理解してほしいのですが ダイアリーさんのご家族の価値観が理解できないのと同じくらい
ご主人のご家族も ダイアリーさんのご家族の考え方は理解できないという「互角」なのです。
これは結婚の際に ダイアリーさんの家族の信仰の事はお伝えしたはずです。そんな中、ご主人も
ダイアリーさんの家族の信仰に対して理解を示され 結婚生活の中では 多少の違いは、擦り合わせて行けば何とかなると思ったはずですが、こと細かには解っていなかったと思います。
そして、今回、ダイアリーさんの身内に不幸があり、またダイアリーさんご夫婦にお子様が生まれ、初めて現実的な問題が浮上した訳ですが、ここで初めて信仰を持つ家族と 信仰を持たない家族との違いは、そう簡単に埋まらないと言う何ともならない難しさが表面化したのです。

ただ、こういう片方が信仰がある場合、どちらかというと 信仰を持つ家族の方が自分達の信仰のルールを、常識のラインに考えている所があります。
つまり、ダイアリーさんの一家は 宗教の中の教えを元に、信仰のルールが基本になっていて
信仰者の間でだけで判断しています。
それに対し、ご主人は建築業者や、地鎮祭をされる方など、つまり色々多方面からも情報を集めて
尚且つ、若干の譲歩もされていますが ダイアリーさんのご実家の言い分は 信仰の枠から出ない訳です。

もちろんダイアリーさんのご実家の言い分と言うのは 悲しい弔いごとの後ですから 死者を冒涜する事になってはいけないので、ご主人のご実家も精いっぱいの譲歩をされたはずです。
でも ダイアリーさんのご実家の信仰の中のルールに押し当てて考えると まだまだ足りないと感じる訳です。

難しいですね。
信仰を持っている方が 心が強いので、どうしても主張が持たない方と比べると強くなりますが、
それは 信仰を持つ側からすると 単に正しいと思っていることを主張しているだけだから
当然だと思っているのです。

宗教に限らず、自分の常識は人の非常識という事も世の中には沢山有ります。
結婚するに当たり両家の色んな個性は、ぶつかる事があります。
昔ならば 嫁いだ家の方に合せるというのが 嫁の立場で、嫁の実家の主張などはすることさえ許されなかったものです。
もしご主人の親御さんや ご主人がワンマンな人であれば ダイアリーさんのご実家の意見などには耳を貸さず、「黙れ」と一蹴された時代もありました。
しかし、今は もうそういう横暴な事は、反省も込め、色々な意見を取り入れるようになってきました。
でも そういう現代においても 中々相容れないものが宗教なのです。
そう考えると これは家族の問題や 夫婦の問題だとお考えですが、実は信仰を持つ人と、無宗教の家族の問題であると私は思います。
これを譲り合わないから どちらが どうの、と言う問題ではありません。
だから 昔からある日本的なタダの墓守り的な真言宗や、浄土真宗などのように信仰で済まない、
深い信仰心を持つ家族との結婚は難しいと言うのがそういう所です。

と、いう事で こういう場合は どうしたらいいかと言うと どちらかを立てると片方が立たずという事で、私の立場で 決めかねます。

しかし 他の方の例で考えると もう夫婦だけで決めるという割り切りをされるしかないようです。
例えば 結婚前のカップルが結婚に反対されていると仮定してみてください。
どちらかの親から賛成を得られても、もう片方の親から賛成してもらえないとなると 勝手に結婚を推し進めると、反対した方の親をないがしろにしたような印象を与えます。
かと言って 両方の親が賛成してくれる日を待っても、必ず賛成してくれるという保証はどこにもありません。そのカップルが何が何でも両方の親が賛成してくれるまで 結婚はしないと決めているなら、実際にその努力をし続けるしかありません。
しかし 自分たちは20歳を超えた成人で、色んな問題を親任せにせず、自分たちで解決していくという決意があるなら それはもう大人なのですから 親の賛同を得ないという答えだってあるのです。それでも親が追っかけて来るように意見を言ってくるなら それから逃れる事もアリなのです。

それがいわゆる「駆け落ち」です。
最終的に自分で自分のケツをふくという事ですが その決意があるなら 親には自分たちが幸せになって、その結果を以て、親を安心させるしかないのです。

今回のダイアリーさんの場合は お宮参りという、家族の儀式です。
一般的には、夫の母親が孫を抱いて、その周りをベビーのパパ、ママが囲んで記念撮影をします。
家族の儀式や法事の中でも 一番、おばあちゃんの活躍がある儀式です。
だからこそ、駆け落ちのような例え話ではなく、おばあちゃんを無視しては出来ない儀式である事には違いありません。
でも、この神社で行う儀式だからこそ、ダイアリーさんの家の宗教と言うのが関係してくるのだと思いますが、やはりここまで、折り合いがつかないという事になれば、もうそれは親の意見は聞かない、僕たち若夫婦で決めるという決意も必要かと思います。

そうしたら、ダイアリーさんの親がへそを曲げるという心配はありますが、ここはもう親に相談するというスタイルを諦めるしかありません。

ベビーの誕生に宗教の決め事を巡って 両家が決裂するくらいなら 両家の親は関わって貰わなくてもよい、とする方が公平です。

親に相談することが悪いとは言いませんが 親に相談して、余計にこじれるくらいなら
もう、ベビーの親として自分達だけで決めるべきです。

親離れ、子離れと言う言葉を言いますが、今回はそういう事ではなく、若干ダイアリーさんの身内のご不幸が元になっていることは、運が悪かったのですが 一般的に言うと、例えばおじいちゃん、
おばあちゃんなどが 病床にあり、その回復度合いに合せ若夫婦の結婚式などの予定を早めたり、遅らせたりという調整をするのはよくあることです。

これは、その事でおじいちゃん、おばあちゃんの病気の快復に心の支えや励みになるため、祖父祖母孝行とでも言いましょうか、そういう配慮はよくあることです。

しかし、今回はお母様のお兄様という、少し親戚関係からすると 若干距離のある存在の方の事です。しかも 残念な事ではありますが、もうお亡くなりになった方の事です。
その方の宗教的考えから 現在、命あるベビーの出発点にあるお宮参りを先送りにすると言うのは
無宗教の者からすれば、ちょっとピンときません。
でも信心をしている方からすれば 大問題なのかもしれませんが、ここが一般的にはピンとこないのです。これが価値観の違いという事かもしれません。
正直申し上げて お互いの両親がまだまだ若く、お仕事を休めない夫婦だっています。
そういう人たちは 自分達だけでお宮参りをする訳ですし、何が何でも絶対…という事は
世の中、何もないのです。
ここは 片方の親だけを立てたら揉めるもとであれば 夫婦だけでお宮参りに行かれたら如何でしょうか?
両家の親を抜きで、なんて考えられないと言いたいかもしれませんが それは 両家の親が
そこそこ折り合いが着けれる場合です。

私にも孫がいます。
2年前、ちょうどお宮参りをしました。
そしてこの秋にまた孫が増えます。
その孫のお宮参りを少し 例にとって考えてみました。
私なら 私の信仰の為に 宮参りの日にちは決めて、とは言えないと思うし、これ以上秋が深まり
寒くなるなら 色んな取り決めの日を重視するより、ベビーが風邪ひかない日を選びなさいと言うでしょう。
やはり 何と言ってもベビーが主役です。
無くなったおじさんの事で 両家が揉めるって、そのおじさんも本当は喜ばないんじゃないかな?
私なら おばあちゃんとして、何かを押し出し、私の娘が両家に挟まり、苦しい思いをしているなら、おばあちゃんの意見は 引っ込めます。
こういう遠慮がちな部分が無くなるのが「自分の信仰が一番正しい」とする 信仰心なら、
その宗教は生きている者を幸せにしないんじゃないかな?と思えてならないし、私が一歩引くという謙虚さが無くなるとしたら その信仰心には少し怖さを覚えます。
そういう事で ベビーを抱いて若夫婦だけのお宮参りなども 今は少なくありません。
親を立てすぎると、面倒くさい事になるなら 3人でだけお宮参りに行っても神様は怒らないと思いますよ。
さて、そこで この回答の冒頭の部分で、私がお答えするのは難しいと書きました。
夫婦の問題ではなく、最終的には宗教的な価値観の部分に抵触するからです。
そこは 信仰の自由の日本ですから 信仰心のない私がとやかく言う事は出来ない問題です。
だから、最終的な判断のポイントは ダイアリーさんが お母様のお兄様に小さい頃から
お世話になって、その人が亡くなられて、打ちひしがれて悲しみのあまり お宮参りも
先送りしないと耐えられないという事であれば、無理もありません。
でも少し古い考え方ですと、嫁に行ったという事は嫁ぎ先の考えに合すというのが普通です。
また嫁にやった方の親も、娘を嫁に出したら、二度と実家の敷居をまたぐな、というくらい
婚家に、くれてやったもの、という考え方もあります。
そんな中、地鎮祭などの日も動かして下さった、嫁ぎ先というのは理解のある方だと思います。
ここで譲歩して下さった婚家には感謝して、もうこの問題はあまり広げない方が良いと思います。
ですので 私も最初にお答えしたように 宗教の話となると 誰ももう、口を挟めないのです。
ですから 心を鬼にして、八方丸く収めようとは思わない事です。
この際、八方美人になるのは無理かもしれません。

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回答日時:2013年10月16日(水) 16:53 JST

村越 真里子様

お忙しいところ、早々にご返答頂きありがとうございます。
私はずっと信仰のある家庭環境で育ってきたものですから、それが常識に思っており、何もない旦那の家からしたら常識外のものと、互いの理解は難しいとは思っていたのですが、心のどこかで、何かあってはいけないので、日にちをズラすぐらい合わせてくれてもいいのに…という勝手な気持ちと憤りをもっていました。
ここで改めて、他の方に意見を頂き、このようなこと(信仰)は様々あり、違うもの同士理解するのは不可能なんだと思いました。お宮参りは夫婦二人で行こうと思います。
貴重なご意見、ありがとうございました。

| 20代/女性 | コメント投稿日:2013-10-18 |

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夫婦問題カウンセラー
村越 真里子相談件数:1338件
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