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村越先生、お願いします!

ご相談者:30代/女性

初めまして、今回は離婚した元夫の事について相談させてください。どうぞ、よろしくお願いしますm(._.)m

1 経緯
元夫とは、親権での折り合いがつかず、裁判にて離婚しました。

裁判で、親権は元夫に決まり、毎月の慰謝料と、私から夫へ支払う慰謝料の額も判決が下されました 月に10万円も稼ぎがないただのパートの私に250万の慰謝料です。



2 現在

元夫は、裁判中から、なぜか私の父親だったり母親だったり、にメールを送りつけてきます。
離婚も成立して数ヵ月経った今でも、
私の親に苦情のような内容のメールを送りつけてきます。

私には一切ありません。

メールの内容としては、
“裁判で決まった慰謝料が払われないから、強制執行かけようかと考えてます。

とか“10年は強制執行かけたり、支払いを催促できる権利を自分は持ってるから、遅かれ早かれ早くお金払って”

などと言った内容です。

両親もとても嫌がり、関わりを持ちたくない、家に来られたらどうしようとかなり困惑しています。

私は自分の弁護士に、「親に頻繁にメールされて、みんな嫌がっているから、夫の弁護士にメールしないように警告してほしい」と頼んだのですが、
メールの内容に脅迫性や違法性がないから…と消極的です。


私は現在、妊婦9ヶ月で、パートの仕事も辞め、事実婚状態の男性と暮らしています。
その男性も、元夫に慰謝料を払っていて、
生活は本当に苦しいです。



3 これからについて

今後どうしたらいいのか先生にアドバイスを頂けたらと思っています。

両親は、向こうの親も黙ってはいないだろうし、
ネチネチと長々しいメールが来たりするのが嫌で、
元夫と関わりを持ちたくない、縁を切りたいと言い
50万だしてあげるから、あとの50万は自分で用意して
結納金を返す形の100万で慰謝料として、今後一切関わらないようにできないものか?…と提案してきました。


私は、自己破産と免責の道を考えています。

でも自己破産するにしても、弁護士の先生にプラスする費用や
裁判所に20~30万のお金を支払わないといけないので、

どっちにしろお金が物を言い、判断ができません。


慰謝料を、請求されるような行動をした私に過失はありますが、
元夫には、人格を全否定されてきた婚姻中でした。
モラハラ、お前は結納金で買ったダッチワイフ など
本当に辛い言葉をかけられてきました。


お互い点ががっての離婚なのに、
親権をとられ、毎月の養育費、そして慰謝料慰謝料と、
私は生きている価値がないように思えてしまいます。

新しい人生を切り出したいのに、
離婚したのに、
元夫に悩まされて、幸せすら感じません。

本当に苦しいです、
どう道を切り開いたらいいのか先生よろしくお願いします

30代/女性 | 日付:2013年6月 4日(火) 09:58 JST | 閲覧件数: 1,122

支払い計画の見直しも考えてみましょう。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

ママなのにさん、本来ならばベビーの誕生を心待ちにする時期なのに、つらい現実です。
「慰謝料を、請求されるような行動をした私に過失はありますが、
元夫には、人格を全否定されてきた婚姻中でした。
モラハラ、お前は結納金で買ったダッチワイフ など
本当に辛い言葉をかけられてきました。」
この内容は充分同情に値しますから これを裁判中に唱えると ここまでの慰謝料などにはならなかったという内容です。
でも日本の裁判と言うのは決まった以上は そこに中々抗えないという強さがあり それを一度飲んだ場合は
中々 翻せませんから 弁護士が着いていながら みすみす支払いが困難になるこんな無茶な金額を何故飲んでしまったかと いう事が 気になります。
これは今の状態につながる弁護士の力という事も問題ですが 何かママなのにさんの 少し後先を考えない面倒くさがりという性格も関係するのではないでしょうか。
もちろん、今更言っても仕方がないので ここをママなのにさんに説教をしているのではありません。
やはり物事には順番が大事だという事はあります。
元ご主人がモラハラ・・・・
これでママなのにさんが離婚を申し立て 慰謝料を取れる立場には立てたと思うのです。
だから普通で言うと まず彼と言う存在に色々相談したくなった気持ちは分かりますが やはりそれが深い仲になったら いくらモラハラ夫でも ママなのにさんを責めて来るでしょう。
でも何等か 少し面倒くさくなって もう離婚できるならいいや、と駒を早く進める事に 急ぎすぎたかな、と思うのです。
裁判や調停は苦痛なものですから 早く終えたいという気持ちが その先 どうなるかの計算が甘かったと思うのです。
今のママなのにさんに取れば 以前の事を言われても 何の参考にもならないと思いますが 今同じような問題を抱えていらっしゃる方に 知って頂きたい事もあるので おさらいの意味でちょっと お読みください。

夫婦に問題が起きて 離婚を考える時に 調停をします。
他人が揉めた時は裁判をしますが夫婦の場合はいきなり裁判にはならず 調停前置主義と言って 先に調停をし
それがまとまらなかった時に裁判になります。
しかし 一般の離婚問題は たいていこの調停で型がつくというか 普通はそんなに仕事も休むことも出来ず 平日の調停や裁判は とにかくお手打ちで終わらせることがよくあります。
ママなのにさんの場合は 裁判まで行ったという事ですから 元ご主人の並々ならぬ意地を感じます。
お子様は恐らく小さいでしょうけれど、お子様が幼い場合は母親が養育権を取るものです、
これは母親が余程の病気や何等か子育てを出来ない事情がない限り普通は母親が親権や監護権をとるものですが元ご主人が親権を取られたという事も 元ご主人の執念深い性格を感じます。
この事から モラハラという人物像も想像できますから 離婚になった所以も何となく解る感じがします。
だからこそ 調停から裁判に移行したのでしょう。
そこで ここからが本題です。
男性には仕事もあり幼いお子様を引き取るとなると 残業や出張もままなりません。
しかし 元ご主人の近くにお母様などがいらっしゃると おばあさん子として 育てられます。
そうなると 金銭的にもママなのにさんに養育費を支払わなくてもよいというのも 目的の一つかもしれません。
確かに妻に浮気をされたら これくらいの意地悪をしてくることは予想は付きます。
それだけに元ご主人はやる気満々で裁判に挑んできたのでしょう。
ここまで計画的に進めてきた元ご主人ならば 探偵の一人も雇い、ママなのにさんを尾行したかもしれません。
そうした場合ママなのにさんに請求した慰謝料は 探偵を使った調査費にでも充当する金額かな、とさえ思えてきます。
普通 ママなのにさんの収入でしたら こんな大きい金額は飲めないと思うのですが ここはもう前に進みたかった
ママなのにさんが 早く裁判を終わらせて 慰謝料も払うという事で 元ご主人から逃れたかったのだろうと想像します。
しかし 日本の司法と言うのは 一旦決まった事を 守らなかったらかなり厳しい現実が待ち受けています。
例え それが法外な慰謝料の金額でも それを承知の上で 払うと言ったのだろうと、生活の厳しさなどは考慮してもらえません。
裁判で決まった事は 裁判でひっくり返さない限り 中々動きません。
誰もが こういう裁判を経験すると とりあえず裁判を終わらせたいという事から 安易に向こうの要求を呑んでしまう事はよくあります。
本当は時間を掛けてでも 元夫のモラハラぶりもあげつらい、戦わないといけなかった事かもしれませんが ママなのにさんは自分のした浮気の後ろめたさに 観念してしまったのだと思っています。
変な例えですが 刑事事件も同じで してもいない事件の犯人に仕立て上げられ、とりあえず嘘の自供をして、あとから 落ち着いて裁判をやり直したり、否定をしたらいい、という風に考えますが それは大間違い。
一度決まった事をひっくり返す事はまず無理で 冤罪事件などになるのも こういう理由です。
私の友人などは DV夫から逃れるために 子供を置いて出て、とりあえず仕事と住むところを見つけ、落ち着いて子供を迎えにいけばいいと考えた事が間違いの始まりで その後 20年間に渡り 子供を渡して貰えませんでした。
子供は乳児に近かったのに・・・・
DVの父親が子供を満足に育てられるはずもないのに・・・・・
司法の判断は 「子供の福祉的観点から今ある環境を変えてはならない」という考え方から 母親に同情する点はあっても 父親の元で育てられているなら そのままにせよ、というものでした。

以上、つらつら書きました。
この私の想像がすべて当たっているとは思いません。
しかし これほど一度決まったことを変更する事も、また払わないでいる事も 司法が関わっている場合は いくら正当な理由があっても、中々ゆるがせないという事を解って欲しいのです。

私は法律家ではありません。
慰謝料、親権 強制執行などは すべて法律用語です。
私もこれらの事を知らない訳ではありませんが アドバイスをすることは 非弁行為に当たりお手伝いすることができません。
私が言えることは 一度決まった事をひっくり返す事は 難しいというような 当たり前のことしか言えません。
今更 ママなのにさんに言っても仕方がないのですが 何故生活まで脅かされるような慰謝料の金額に判子をおしたの?という事です。
一刻も早く元ご主人から逃れたかったとしても 今後の生活の方が大事だと思えば もう少し丁寧に交渉をすべきだったと思うのです。
ここはママなのにさんを責めているのではありませんが 依頼された弁護士選びの段階から この勝負の答えは出ています。
ママなのにさんのご両親へ元ご主人がメールを送りつける事は、これは違反でしょう。
あくまでも 当事者にしか請求はできないのに、周りの物にあえて間接的連絡をするというのは 嫌がらせでしょう。これに対して抗議も出来ない弁護士なら 確かに250万円もの慰謝料を飲むでしょうね。
弁護士と弁護士の戦いになると 経験も豊富な弁護士がいいに決まっています。
同じ地域で活躍していたら 弁護士同士も顔見知りです。
そこで 弁護士会に登録をして活動していたら 当然登録順で 先輩後輩の関係は最初からある訳です。
細かい事を言えば 法学科のある大学のランクでも 勝負あり、という事もあります。
もっと言えば 日頃仲良くしている仲良し弁護士同士が 依頼者のいない所で 出来レースをやっているという
黒い噂も あるとか、ないとか・・・・・・・
ま。悪い事を考えだしたらきりがないのですが、慰謝料とは払う相手に対しての意地悪だという事を言う人もいます。つまり 相手に対し、いつまでも金銭的な苦しみを与え、優雅な生活なんてさせないぞ、という意地悪なのだと考えると ママなのにさんのご主人の目的は果たせたというか 思う壺になってしまったという訳です。
(もちろん、真面目に謝罪の意味で払う人も多いですし。小さいお子様を抱えその慰謝料が生活を支える命綱になっている人もいますので、慰謝料が悪いという意味ではありません)

そういうことで 今 私が言える事は この段階は 私のようなカウンセラーが口出しできる範疇を越えています。
そして 今の段階を打破するにしても 現状は 法的なアドバイスを出来る法律家でないと難しいという事です。
その為に もっと腕のいい弁護士に出会うことが1にも2にも 解決のキーワードになると思います。
これは自己破産が一番いいかどうか、それこそを弁護士と膝を突き合わせて話し合って下さい。
法テラスなどもありますが 無料相談などで 本当にキレ者の弁護士に当たるだろうか?という疑問を持っております。区役所の無料法律相談も同じで 本当に腕のいい弁護士が そういう当番を引き受けているのか あまり見た事がありません。
強者の弁護士は 飛び回っていますよ。
そういう意味で こういう点から 丁寧に弁護士探しをするという粘り強さも大事です。
とりあえず、無料だからとか とりあえず要求を呑んで新しい生活へ・・・と
とりあえずという事が 後々に困った事に繋がる相談者を沢山見てきました。
苦労をしているママなのにさんに 加えて説教をするつもりはありませんが 少し こういう所を丁寧にするという事を解って頂けたら これからの生活は少し違ってくるのではないか、と思います。
自己破産にせよ、心を解って下さる人権派の先生に相談されて この先をアドバイスしてもらって下さい。
頑張って下さいね。

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回答日時:2013年6月 4日(火) 16:49 JSTお礼のコメントを書く

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