モラハラの証拠を作って備えましょう

藤縄 純子

はじめまして。
行政書士の藤縄です。
この度はご相談ありがとうございます。
ご病気を抱えていらっしゃるだけでも大変ですのに、
ご主人様のモラルハラスメントの問題もあり、ご心痛が大きいことと思います。

少しでもお役に立てばよいのですが…ご質問にお答えしますね。

1　家賃は払うべきですか

ご主人様と元奥様の離婚時に公正証書でどのような取り決めがなされたのかわかりませんので、はっきりとは申し上げられませんが、財産分与の一環として家賃を支払っていく等の合意がなされていたのであれば、家賃を支払う必要があるでしょう。

離婚協議書に何らかの取り決めがあるかもしれませんので確認してみてください。
生活状況が苦しい場合、養育費であれば減額の申入れは可能かと思いますが、
財産分与もしくは慰謝料という形であれば減額は難しいでしょう。

2　私の貯金は結婚前のなのに知らせないといけないですか

結婚前の財産は貴女固有の財産なので、知らせる必要はないでしょう。

3　夫婦間の借金はなかったことになるのですか

無かったことになるわけではありません。
ただ、貴女が純粋にご主人様にお金を貸したのか、
それとも婚姻生活を維持していくため協力する意図でお金を出したのか、
文面だけからは判断いたしかねます。

生活費等夫婦の共同生活を維持するために使用されたのであれば
通常婚姻生活は夫婦が協力して維持してかなくてはならないものですので、
返還請求するのは難しいかもしれません。

ご主人様にお金をお渡しした時に貸すという約束で渡したのでしょうか。
もしかしたらご主人様は家計維持に協力してもらったのだと理解しているのかもしれません。
貸したのだということが証明できるのであれば請求できる可能性もあります。

4　入院中7回のモラハラを泣いて謝ったけれどなおる希望はありますか、

現在は収まっているのですよね。
人の性格等は簡単に変わるものではありませんので何とも言えませんが、
今しばらく様子を見られてはいかがでしょう。

あまりに酷いハラスメントが続く場合、闘病中の貴女の精神状態が心配です。
モラルハラスメントは「婚姻を継続しがたい重大な事由」として離婚原因になる場合もございますし、慰謝料請求できる場合もあります。

今後に備えて暴言等があるようでしたら録音、メモ、日記等による詳細な記録を心がけておいた方がいいかもしれません。

5　生活費をもらってないのは家裁では問題になると思いますが、何故払ってくれないのかの 理由によるのですか

そうですね。きちっと収入があるにもかかわらず、十分な生活費を渡さないのは問題がございますが、前妻への養育費等の支払いでもともとあまり手許にお金がないのでしたら少し話は違ってきますね。

とりあえず現在はご主人様のモラハラも収まっている様子ですので、暫く様子を見られてはいかがでしょう。

以上となりますがお答えになっておりますでしょうか。

回答日時：2013年2月 2日(土) 23:09 JST

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