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妻から離婚を切り出されました

ご相談者:40代/男性

私は43歳、妻は40歳、交際期間は約5年、結婚して今年で15年になります。
子供はいません。
先週の土曜日、妻から離婚を切り出されました。
原因は私の浮気と日頃の生活態度です。

妻はいっぱいいっぱいだから解放してくださいと。
今までの態度にも我慢してきたけど、今回の件が決定打だと。
今までの信頼関係は崩れたし、もう信用したいとも思わないし、だから一緒に生きていけないと。
相手とは私(妻)と知り合う前に付き合ってたのだから、それは浮気ではない、今までの私(妻)に対する気持ちや言葉は嘘であると。
家事には協力しない、言われたやる程度、体調を崩しているのに心無い言葉を投げかける、気づかいがないなど。
そんなことは夫婦なんだから、言わずもがなだろうと。

浮気相手は私の中学時代の同級生、大学時代に1年間、付き合っていました。
今までは年賀状のやりとりだけでしたが、3年前に相手からミクシイで連絡がきて、
それ以来デートを重ね、男女の関係になったのはこの一年です。
浮気相手も結婚していて子供もいますので、お互いに相手の家庭は壊さず、発覚した時点でこの関係は終了すると話していましたが、こういった考えも今では甘かったと反省しています。

妻がいつどこでどうやって浮気を知ったのかは教えてくれません。
先週から話し合いが始まりましたが、私は受け止めきれず、ただ反省と謝罪を口にするだけでした。
平日に話をしたら動揺で仕事に支障をきたすと妻の優しさから、土日に限定し
この問題が解決するまではお互いに夫婦の義務は果たしましょうと、
昨夜も寝室は同じですし、家事も従来と同様にしてくれています。
それも昨日今日の話し合いで私(妻)が甘いのかなと家庭内別居になりそうですが。

浮気の原因を考えると私の優しさのなさがあると思いますが、
夫婦間のセックスレスもあるかもしれません。
結婚当初は共働きで休みもあわず、私の欲求不満は自己処理で済んでいました。
むしろ恋人時代のほうがセックスは多かったと感じるくらいに。
その後妻は体調を崩し仕事を辞めることになるのですが、
体調が戻っても年に2回、あるかどうかというほどでした。
私が求めると応じてはくれましたが、けして積極的ではないし、
それは結婚前から子供は好きではないという言葉にも表れていました。
妻がこちらに背を向けて寝る姿勢がたまらなくさみしく感じましたが、
それも私の気持ち次第なのでしょう。
今までこの件で夫婦間で話をしたことはないですし、今に至ってもありません。
きっとそれも言わないだけで、妻は離婚の理由に考えていると思います。

この一週間、必死に謝罪と反省の言葉を考えました。
たしかにこの結婚は終わったかもしれないが、新しく結婚したつもりで、
心を入れ替え、何を言われても耐えて一生をかけてこの罪を償う。
また同様のことが起きたら、または疑わしいことがあったら、すぐに離婚するし、
このことは文章にして持っていて欲しい。
だから結婚の継続を検討してほしいと。
それでも妻は終わったと思うのなら離婚してくれ、このままだと平行線だから、調停の手続きをとるので、
調停の勉強をしてほしいとまで、言っています。
今日はここまでで来週はもう離婚するか調停になるかの決断を
迫られています。

私はまだ妻に愛情を持っていますし、これからも一緒に暮らしたいと思っています。
なんとか修復したいのですが、やはり甘いのでしょうか?
アドバイスをお願いします。

40代/男性 | 日付:2013年1月27日(日) 15:13 JST | 閲覧件数: 6,022

表に見えている事だけで判断するのは危険です。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

あおしげさん、結論から申しますと やはり甘い。
色々あおしげさんなりに推理されていますが ちょっと女性側から言いますとズレています。
一生懸命に、思いを巡らせ、奥様のお気持ちを推し測ってられる事は いい事だと思います。
でも その理論こそが 男性的な頭脳で考えられた結論だな~と思います。
例えば
「妻がこちらに背を向けて寝る姿勢がたまらなくさみしく感じましたが、
それも私の気持ち次第なのでしょう。
今までこの件で夫婦間で話をしたことはないですし、今に至ってもありません。
きっとそれも言わないだけで、妻は離婚の理由に考えていると思います。」

セックスレスも夫婦間の問題で 奥様もこの事を問題視されていたのではないかという事ですが
ちょっと 上記の事だけでは 不明瞭な事があり、私なりの想像で答えますが間違っていたらごめんなさい。


私はこの場合、あまりセックスㇾスと言うのは関係ないと思えるのです。
鶏が先か、卵が先かではありませんが 本当にセックスレスに悩んでいるとしたら
背中を向けて寝るということにならないのではないかと思います。
ここが夫という男性には分からない事かもしれませんが そもそも夫に不満を持ち出すと
背中を向けて寝るようにはなります。
その結果がセックスレスとなるのであって セックスレスに不満があるなら、妻から求めて来るのでは?本当にセックスレスで悩み 妻がセックスを望んでいるなら背中を向けて寝ないように思うのですが・・・・・
だから背中を向けて寝るという事は セックスレスの事ではなく、何か不満があって夫に対する抗議のように思えるのです。
セックスレスはその結果、起きる結果であり、原因ではないと思います。

ただあおしげさんの求めに応じないという事にはそれなりの理由もあるのでしょう。
もちろん仕事の疲れも加わって、夫の求めにそれほど愛想よく応じられないという事はあります。
これも お互いに話し合って休日前夜になら応じて欲しいなどと提案をしてこないといけなかったかな、と思います。
また、男性に多い主張ですが 妻ももっと積極的にセックスを求めて欲しいとか、夫と共に楽しんでほしいとかと言う人が居ますが 女性にそれを求めるのは難しいと思います。
これの逆も実は言えるのですが もしセックスレス気味であっても妻の口からそういう事を言うのは
恥ずかしいという事があります。
だから それを口にする時の妻はよほど夫の愛情に飢えていたか、問題提議かで 恐らく意を決して発言しているはずなのです。
女性のタイプによって、そういう事が平気で言える人もいますし セックスをとても楽しむ人もいますが、通常の日本人女性の感覚で言うと、そういう方はごく少数派だと思います。
だから 男性からすると妻はセックスに対して 夫程楽しんでいないと感じるのは それはやはり男女の性差だと捉えて エッチなDVDのような女性はあまりいないと考えて下さい。

夫婦には色んな時期があります。
妻から急に離婚請求をされたように感じるかもしれませんが 恐らく奥様はSOSを出してきていたと思うのです。
それを甘く考えていたというより むしろ 考えようともしなかった、と、考える方が当たっているかもしれません。

ただ この今の奥様の離婚宣言が本当に最終形なのか、もしくは最悪状態であっても、もしかしたら挽回できる可能性があるか、正直奥様の気持ちを聞いてみないと分からないです。

と、言いますのは以前相談を受けた40代の夫婦の例で、夫側からの相談でした。
実は私のところに相談に来る前に過去2回、調停をしていた夫婦でした。
それは2回とも妻からの申し立てで、最初は結婚して間もなく、嫁姑の問題に悩み、夫婦関係調整という調停をし、それは何となく収まったようです。
そして2回目は数年後、やはり夫との関係に行き詰まり別居をしたいから婚姻費用請求の申し立でした。
夫はそれで離婚回避が出来るなら、と生活費を入れ、子供さんとも会う事が許され、月に何度かは
家族で食事をしたりするという関係を数年続けていました。
夫側は それで夫婦の修復を図ろうと期待していましたが 3回目は離婚を目的とする妻からの離婚調停を申し立てられました。

調停も3回目となると家庭裁判所も、もう余程夫婦としては相性が悪いのでしょうという事で 夫にも諦めたらという提案をされ出していよいよ危機感を感じて当方に相談に来られました。

私はその夫からの話を何十時間も聞き、奥様の気持ちを推し測ろうとしましたが その夫自身が奥様の気持ちを心底は理解していないので その夫というフィルターを透した意見しか聞けないので、
どうも奥様の真意が私には見えて来ませんでした。

その方は勤務先から社宅が与えられ、家族でそこに住んでいました。
家族4人で住むにはちょうどいいくらいの3DKの社宅で家賃も殆ど掛らない社宅なので、特に住まいには不自由せず、暮らしていたのですが 夫の父親が亡くなり、母親が一人になったのでその社宅に引っ越してきました。当然実家はあるのですが その実家で母が一人では寂しいだろうと夫の配慮で 母親を呼び寄せたのです。
そこで嫁姑問題が勃発し、それを苦にした妻が調停を申し立てたという事になったのです。
そしてまた母親を実家に帰すという事でこれは一件落着するのですが 今度は数年たって やはり夫婦仲が悪くなり 別居申立てです。これは夫の浮気に腹を立てた妻がやってられないわ、という事です。
妻も務めている人だったので、自分の貯金をはたいてマンションを買い、そこで 前述のように夫から生活費を払い、本格的な別居を開始したのです。
この本格的な別居と言うのは マンションを購入したという事で伺い知れるのですが、これは別居とは言え、離婚への準備だと夫は気づくべきだったのだと思います。

そして今回です。
本格的に離婚を請求され、いよいよ危機的状況に気づいた夫は 当方に来られる事となったのですが
これまでの経緯を聞くと 確かに奥様は着々と離婚への道を引いています。
もう、救いようのない段階まで来ているように思えます。

でも、何とか離婚だけは阻止したいという夫の期待に応えようと これまでの夫婦喧嘩の言葉ひとつ一つを思い出し再現してもらいました。

そうすると意外な事実が浮かび上がってきました。
夫婦喧嘩の言葉の端々と言うか、ことあるごとに浮上する課題がありましたが 夫はその課題の事には頭が行かず、これまで私には妻から言われた暴言ばかりを伝えていたという事が分かりました。
夫は妻が怒り狂う言葉ばかりに注目していましたが 大事な事は その大喧嘩になる前の奥様の主張を忘れていたというか眼中になかった為、妻がいつもキレる題材はスルーしてしまっていたのです。

嫁姑の問題も その問題が起因していました。
別居もその問題が起因していました。

しかし夫はその問題は、もう解決済みと勝手に判断していたので、そこは終わった問題として
私には伝える必要は感じてなかったのです。

でも、過去を遡ってお話をお聞きすると 何かに付けて その事が発端になり夫婦喧嘩をしているようでした。
それが高じて その事が叶えられないなら 別居だ離婚だという事に繋がって行くという事が分かりました。

では その事とは?
実は妻は家が欲しかったのです。
社宅では嫌だったのです。

その夫婦は共働きでしたから お金がないわけではありませんでした。
しかしそこそこの社宅も殆ど家賃のないくらい 数千円の家賃で暮らせていましたから、
夫は家を購入するつもりは断じてないと決めていましたから ここはもう夫にとれば課題ではなかったのです。

これは何故かと言うと 夫には父が残してくれた実家があり 一人息子でしたので いつかは夫の物になります。
ですので わざわざ家を購入する気はないというゆるぎない結論をもっていましたので 妻の家が欲しいという希望は、最初から撥ね付けるというか、聞く耳を持たなかったのです。
おまけに父親が亡くなって母親が一人になった時に、一旦自分の社宅に呼び寄せ、妻と合わなかったのでまた実家に戻ってもらった時に 二世帯でも住めるように改築をし、その費用を夫の給料から出したものですから 妻としたら面白くない訳です。
姑とは一緒に住むというのも 嫌ですし。それを実家に押し返したのは妻のせいという暗黙の夫の気持ちがありますから せめて母親の快適な住居を用意するのは息子の役目と言わんばかりに、住宅ローンを負担するので妻にとっては 自分たちが住まない家のローンはただただ負担でしかないのです。

この事への不満が根底にあり、色んな事がギスギスしてしまい この結果が別居要請であり、離婚請求なのです。
それが妻が自分でマンションを買ったと言うのも 最大のあてつけです。

そこを夫は解らずにというか 家は買わないという事ありきで物事を進める為 妻の希望が最後の最後まで見えなかったのです。

では、どのように解決したかと言うと 夫に家を購入するように提案しました。
もちろん 妻も家を買い、実家のローンも負担し、おまけに新たな住宅ローンとなると大変な出費です。
でも これは妻のマンションを賃貸に出し、人に住んでもらう事により、ローンが払えて行きますので自分の財産を人に貯めて行ってもらっているような事で 損にはなりません。

そして母親の住む実家もいずれ夫の財産になると考えると その改築費も貯金だと考えるようにしようという事にしました。

確かにローンが2軒分はきついですが 妻はこの住宅購入には 大喜びで、妻も一生懸命に働くという事を言い、丸く収まる事になりました。
今では 社宅にはなかった庭にガーデニングをする妻の姿があります。

家庭裁判所の調停員も 本当は3回も調停を起こす人は中々、修復は難しく離婚へ向かうとおっしゃられていました。
ここまで調停をしながら 元どうりになるケースは少ないとおっしゃられています。

しかし 本当の原因は単純な事でした
でもこの単純な事を夫側は取り合わないまま、喧嘩をするから問題が色んな方向に転がって行きました。

これは男性の癖のような部分ですが、夫婦が揉めて、最終の形になったその事を相談されます。
でも原因はもっと前にあるという事を気付いてほしいのです。

この3回調停した方の例は 奥様とは結局お会いしないまま、問題の原因を知る事が出来ましたが、
それはカウンセリングを通して問題の中身を深くお聞きする事が出来たため解決しました。
あおしげさんの場合は奥さんと私が会う事も出来ませんが あおしげさんから詳しくお話をお聞きすることは出来ません。
奥様の苦しみは本当に何だったのか、そこを推し測る努力をしないと恐らく離婚に進んでいくのではないかと思います。根底にある問題はありませんか?
それが今、あおしげさんの書かれてある事がすべてだとすると 私では手の施しようのない段階まで来てしまっていると判断できます。

ただ、ここで書かれてある事だけでは 判断材料とすれば、情報不足とも思えます。
ですので 後はあおしげさんが、表に見えている事象だけで判断をしないで欲しいという事をお伝えします。
それでも何とか解決したいと思われるのであれば メール相談ではちょっと難しいと思います。

結局 ここまでくれば 何か良い対策は?というような事ではなく、ダメ元でも何か手立てを打とうという「なりふり構わず」しかありません。
そこまでして離婚は阻止するという姿勢が必要なのではないでしょうか?
必要であれば ダメ元で、非公開相談にでも切り替えて下さい。

このプロに有料相談

回答日時:2013年1月28日(月) 13:41 JST

親身な回答、ありがとうございます。
的外れな推測をしていまい、恥ずかしい限りです。
いろいろな推測をぶつけてみたものの、
結局浮気の件で離婚できるからと言われ、途方に暮れた上のことでした。
妻と出会う前の相手との浮気は浮気ではないと、
だから信用できないと言われました。
頑張って否定しているのですが。
時間をみつけて、相談したいと思います。

| 40代/男性 | コメント投稿日:2013-01-29 |

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。


夫婦問題カウンセラー
村越 真里子相談件数:1338件
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