ご相談者様が有責配偶者として離婚ができないケースもあります。

中野 浩太郎

初めまして、夫婦・男女問題法務手続専門の行政書士の中野でございます。

お話から問題は、表面的にも仲良くしているところから
ご相談者様から急に離婚を申し出ても
奥様が離婚に応じないのではないかとも思われます。

今回、ご相談者様が、不貞行為をされていると言うことで
仮に離婚調停になったとしても、ご相談者様が有責配偶者と言うことで
奥様が合意しない限り、離婚が出来ないケースです。

財産分与等に関しては、離婚の合意ができるかどうかにかかってくると思われます。
まずは、離婚が出来るかどうかですね。

もし、離婚をする場合は、奥様の方が稼ぎがあっても
婚姻後の財産は名義がどちらであれ、二人の共有財産になります。
預貯金等は折半になります。

また、不動産や自動車は、一番揉めるところですが
ご両親が出されたものは、除く形になります。
その上で、売却等して利益が出れば折半です。
そのまま住み続ける方法もございます。
自動車は実勢価格での折半になります。

とは言え、これは性格の不一致など、双方に有責性が無い時の話で
今回は、ご相談者様は、慰謝料や生活の保障等でかなりの
財産的な譲歩をすることになります。
それでも離婚できるかどうかは奥様次第です。

経済的に問題がなければ奥様が離婚を拒む理由はないですが
愛人がいるとなるとプライドで分かれないケースもあります。

とりあえずは、まずは別居でしょうね。
有責配偶者が離婚するためには、別居実績が必要となります。

詳しい、お話が伺えればもっと的確なアドバイスができるかもしれませんので
よろしければ当事務所の１，０００円メール相談等ご利用下さい。

よろしくお願い致します。

回答日時：2011年12月 5日(月) 19:46 JST

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