相談&回答

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離婚を考えています。

ご相談者:30代/女性

結婚して14年になります。
主人とはあって時間もたたず結婚という位スピード婚で
デキ婚でした。

子供が3人おりますが、
2人目が1歳ぐらいから息子にだけ手を上げるようになり
怒りやすい、切れやすいのは元からだったのですが
1度手を上げると止めに入れば火に油を注ぐように酷くなりました。

3人目の妊娠が分かった直後『おろしてくれ』といわれましたが、
どうしてもそれはできずに出産。
2人目3人目は年をおう毎に主人の暴力(主人はしつけといいますが)を受けてきました。

子供が幼い頃は定職についても人間関係等で仕事を辞めては3~4ヶ月家にいて
私のパート代で生活するような感じで、
足りない時は借金をして結局主人に言われるままに私も借金をしないと生活ができないほど
困窮し、挙句借金地獄と当時同居していた姑の小言に耐え切れずいた時に
当時相談に乗ってくれていた方を好きになってしまって、
逃げたい一心で11年前に子供を残して、その男性の元に行きました。

結局は私が子供が心配になり、相手の方とも主人とも相談した上で、
一度きちんと戻って協議すると言う事で、結局は元の鞘に納まる結果になりました。

それから一時はよかったのですが、その後主人が勤めていた会社を辞めている事を
主人の友人のお嫁さんから聞く事になったり、
子供への暴力が原因で息子2人が児童相談所へ一時保護されたり、
それでも主人の暴力は減ってはきましたが、怒鳴り散らすのが酷くなり、
1つの事を怒るのに5時間が4日間続く事もあったりしました。

現在実母が障害があり同居しておりますが一昨年の年末に
「実弟夫婦と同居する」と言い出した頃から
自分の心のバランスが崩れだして毎日泣いて過ごすようになりました。
主人に相談すれば済んだのかもしれませんが、
何をされるか分からない恐怖感が先になってしまい、相談できませんでした。
主人は主人で私に無関心なのかどうかは分かりませんが、
ここ数年セックスする回数も減り、寄れば「鬱陶しい」と言う様になっていて、
何回か「セックスは義務」みたいな事も面と向かって言われた事もありました。
一昨年6月に大動脈解離で倒れてからはどんなに苦しくても
相談もできないような雰囲気でずっと緊張しているような状態が続きました。
そんな時に長女が学校でのいじめで登校拒否のようになり、
担任の先生と相談してカウンセリングルーム登校にしようと決まってから
主人に言ったところ、娘に
『そんなことをしたら2度と教室にいけなくなるぞ!!』とその事で2時間怒鳴り上げ、
それから生活面等で毎日のように怒鳴る日々に耐えれず離婚しようと決めて
その時仲の良かった男性の友人に相談をしていましたら
主人がいきなり『隠し事をしてないか』と言い出したので
「離婚をして欲しい」と言いました。
その後もあまりにしつこかったので(短絡的になった私もいけないのですが)
『好きな人ができた』と言ってしまったんです。
烈火のごとく怒り出しましたが、自分以外が皆知ってると分かるや否や
態度が180度変わり『別れないでくれ』と言い出す始末。
それから色々話すうちに私の話は全て否定されていき、
年明けには喧嘩の後心因性失声や解離性障害を含む適応障害と診断されました。
(現在入眠剤と安定剤を飲んでいます)

今のこの状態で主人と離婚して親権を取る事はできますでしょうか?
子供だけが全てなんです。
よろしくお願い致します。

30代/女性 | 日付:2011年2月23日(水) 14:51 JST | 閲覧件数: 2,935

今は男性の影を消すべきです。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

回答お待たせいたしました。
大変な思いに加え、健康も害してらっしゃいますので、本来は厳しい事は言いたくないのですが
これからの道のりは決して甘い事ではないので、ここではその工程を説明したいと思います。
それを実行できるか、出来ないかはしぁらさん次第ですので、誰もしぁらさんに代わって下さる代役はいないと、言う事を肝に銘じてお読みください。

まず、最初に「絶対に離婚する」と言う事をゆるぎない目標にする。
この事が一番大事です。

通常は、「出来れば離婚したい」という程度の希望だけで実行すると、方法論が先に浮かび、その方法を実行する為に
やりやすいか、どうかという考えになります。
そうなると、なんとしてでもやりぬくという考え方ではなく、スムーズに離婚するにはどうしたらいいかという甘い考えを持つ為、障害が出てきそうになれば、すぐ障害に根負けします。

簡単に・・・・できれば・・・・平和的に・・・・そんな風にスムーズに物事が進むのは理想的ですが、離婚問題はそう簡単に行くはずがないのです。こういう事を大前提に覚悟が必要です。

こういう覚悟が無い限り、すぐに挫折してしまいます。

そして人間は弱い物ですから、断念する理由を先に見つけてしまいます。

要は人間は、やりぬく強い意思を掲げる前に、断念する口実を見つけてしまう物なのです。

これでは絶対にしぁらさんの場合において離婚は実現しないでしょう。

ここで改めて申しますが、離婚を叶えたいと希望しているだけでは叶いません。
叶えるという言葉の意味からして、それは神頼みのような、他力本願なのです。

だから、願うのでは無く、実際に離婚を勝ち取るという行動を伴った努力でしか、離婚は手に入らないと考えて下さい。

ここで 2つの方法を考えてみましょう。

世の中、色々な事が話し合いで型が着くのが理想的です。
しかし、誰しもが話し合いの出来る人達ばかりではないと言う事です。

と、言う事は離婚は話し合いという協議の上で成り立つ、「協議離婚」か「協議離婚ではない方法」の二つに一つしかありません。

ここで甘い希望を捨てて欲しいと言う事は、しぁらさんの夫が「話し合い」で理解がし合えるタイプの人間ではないと言う事を認識してほしいのです。

こんなことはこれまでの結婚生活で百も承知だとお考えでしょうが、こういうご主人とでも、いざ離婚となると妻は「事を荒立てたくない」と「話し合いで決まる協議離婚」を望まれます。

要するに、夫がどういうタイプかどうかより、離婚は協議離婚で、という妻の本来の希望が先に来てしまうのです。
ですので、これまでのご主人の言動などは、別にして、離婚は話し合いで・・・という決め付けがとても間違っていると言わざるを得ないのですが、ここがどうも妻という女性には受け入れがたい所のようです。

ここを受け入れられるように、ちょっと過去にさかのぼってみましょう。

まず、しぁらさんがご主人と別れたいと理由は沢山あるでしょうけれど、そもそもは子供さんへの暴力があります。
子供さんが無抵抗な幼児期には躾と称した暴力をし、大きくなってくると、今度は説教という拷問です。
ではご主人はそれほど、立派な人間かというと、仕事も続かない、借金もするという我慢の出来ない性格です。

こんな風に自分の事を棚にあげる人に、反省はありません。
反省の無い人とは、話し合いをしても相手を責めるだけです。
と、言う事は、こう言うタイプのご主人とは、まず話し合いが成り立たないと言う事を認識して下さい。

そもそも暴力をする人間と言うのは、話し合いが出来ないから暴力を振るうのだと言う事を理解して頂きたいのです。

そこで、残された方法はただ一つ「協議離婚じゃない方」という選択です。
これは調停です。
つまり調停とは「話し合う事の出来ない人が出来ない人の取る手段」と言う事です。

ここまでご理解して頂けると、次は調停について説明します。

これは裁判というイメージがありますが、家庭裁判所とは言え、小さな会議室のような所で話し合いをします。
でも、この話し合いと言うのは、夫婦が顔を突き合わせてと言う事ではありません。調停員に考えを伝え
それを相手に伝言してもらうというような感じですので、決して夫婦喧嘩の延長のような事にはなりません。

よく「第三者を入れて」と言うのがこの家庭調停員だと思って下さい。

そこではご主人がいくら離婚をしたくないと言い張っても、過去の暴力を振るった人に法律は味方しませんし、
過去暴力を働いた人が親権を主張する事は許しません。

こうして、物事を常識的に判断を下すのが調停です。
ですのでしぁらさんに残された方法は「調停」という事になります。
この覚悟が出来れば、後は家庭裁判所に行けば申し立ての方法も教えて下さいますし、費用も2000円です。
そして調停で決定した事は「調停決定文」といって文書にしてくれますので、これが公正証書と同じ役割をします。
もちろんまた別で公正証書を作成して公証人役場に届けておくと、万全と言えます。

しかし、ここで大事な事は離婚を焦るばかりに「養育費も何も要りません」と言ってしまってはいけません。

こんな事を言ってはナニですが、恐らくご主人は長年に渡り、子供に養育費を払うような事はしないでしょう。

でもここを、あえて約束させておいて、約束を履行しないと言う事をしぁらさんが掴んでおく必要があります。

こうなると、子供に会いたいとか、またほとぼりが冷めたら一緒に暮らしたいとか、勝手な事を言わせなくする為です。

当然、養育費を払ってくれている限りは、面接権と言ってご主人も子供に会う権利はあります。
しかし、最初から養育費を要求しないと、離婚後も自分勝手な要求ばかりをしてきます。

こうした事が起きた場合に、「養育費も払わない…義務を果たさない人には、子供に会いたいという権利はありません」と
拒否で来ます。

私はこういうご主人は、先々子供さんに会わせる事が、決してプラスになる事ばかりじゃないと思います。
そういう時にご主人の勝手な要求を阻止できる手段になりますので、是非養育費は「どうせ払えないだろう」と
最初からあきらめてはいけません。

一応、貰えなくても養育費はきちんと請求して下さい。

そしてしぁらさんさんですが、嘘でも「働きます」と言うべきです。
仕事を持たない母親には子供を育てられないだろうと言われるからです。
ですので、働く姿勢を示して下さい。

あとは、離婚が成立すれば母子手当など、利用できる制度は大いに活用しましょう。

ただ、ひとつ心配な事があります。

場面場面でしぁらさんには男性の出現がある事です。
心細くて、つい相談したと言う事は判ります。

しかしこれは離婚にはとても振りです。
過去、男性の元に家出をしたと言う履歴もしぁらさんにはプラスになりません。

まして今も男性の存在があるのは、離婚には不利です。

しぁらさんはご主人に問い詰められて、「好きな人がいる」と言っていますが、これは少し恋愛ボケを起こしていると誤解されます。まして不貞の事実を掴まれていれば、離婚どころか、慰謝料をご主人に請求されかねません。

ここはいくら真面目に子供の親権が欲しいと言ったところで、「過去、子供を捨て男性に走っているでしょう」と言われかねません。
これでは子どもが大事と言いながら、子供に暴力を振るうご主人の元に子供を置いて家出をしたなんて、理解に苦しみます。
正直言って、もう過ぎた事とは言え、誰にも賛同してもらえるとは思えません。

ここを反省点として、今後の生活を真摯に唱えるならば、離婚も成立するかもしれませんが、まだ男性の影があるようでは
子供さんがいくら大事と言いながらも、まあその男性の元に行きたいだけだろうと邪推されます。
これはしぁらさんにとっても、いい事にはなりません。
こうなると、しぁらさんが不貞をしている証拠をつかまれたりすると、離婚に対して有責者となりご主人と立場が逆転します。

そして、なんとなく嫌~な予感がするのですがご主人はしぁらさんの行動を、そこそこ読みとっていると思えてなりません。
当然今はご主人は離婚をしたくないと下出に出ていますが、本気で離婚に向かうと逆切れする事は充分考えられます。

そういう意味で、離婚が成立するまで男性に相談という事は止めた方がいいです。
何故ならその相談がメールでしている場合はご主人が見ている可能性もありますし、もし会って相談しているならば
それはデートと、取られ、しぁらさんには決して得にはならないので、気を付けましょう。

<今のこの状態で主人と離婚して親権を取る事はできますでしょうか?
子供だけが全てなんです。>

今の現状で何もしなければ、何も変わりません。
離婚を勝ち取るには、それなりの努力をしなければそんな簡単な物ではないでしょう。

子供さんが本当に全てなら、暫く離婚が成立するまでは男性とは別れるくらいの覚悟が必要です。

その男性とお付き合いをするのは晴れて離婚が成立してから、堂々と付き合うべきかな。

身体を大切に頑張って下さい。

このプロに有料相談

回答日時:2011年2月24日(木) 10:48 JST

お返事ありがとうございました。

自分ですべき事が見えた気がします。

本当にありがとうございました。

また分からない時は相談に乗ってください。

| 30代/女性 | コメント投稿日:2011-02-24 |

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夫婦問題カウンセラー
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