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離婚2年養育費について

ご相談者:40代/男性

2年前に離婚し19才の専門学校にいっている息子への養育費を5万払ってますが、その5万を3万に変更したいと思ってます。その理由は昨年再婚し連れの子5歳、昨年生れた6ヶ月の子がいます。車ローン等有り毎月赤字(△2万~3万)状態で、2回/年のボーナスを月に回してなんとかやり繰りしている状況ですが5才の子供には好きなバレエを習わすことも出来ない状態です。
元嫁も約束が違うということやこっちも生活苦しく必死で働いているといわれてます。今の嫁には絶対に3万にしないと離婚するとも言われていますが、私としては無理やり3万にはしたくありません。
子供の養育費はどのように考えればいいのでしょうか? 月収総額60万。
両方の子供へは差別無くしたいと思ってます。また、今の家庭を壊す事は子供の為にもしたくありませんが
Bestな方向が見つかりません。 どうしたらいいでしょうか?

40代/男性 | 日付:2011年2月 4日(金) 11:25 JST | 閲覧件数: 1,960

交渉を求める相手が違います。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

煌きさんの要求は、単純に言ってしまえば、養育費の減額です。
これは特別珍しい話ではありませんので、普通の段取りで言えば、「減額請求の調停を申し立てて下さい」と
言う話になります。
本来養育費とか親権とかの問題は法律家に御相談すべき問題で、判らない事は家庭裁判所でお聞き下さい、と
い事ですが、しかし、にべもなくバッサリ言ってしまうと、せっかく私に御相談頂いた甲斐もありませんので、
私なりの意見を述べさせて頂きます。

煌きさんが離婚をされて2年。という事は前妻さんとの間に出来た息子さんは17歳くらいだったという事です。
と、なるとその息子さんは進路もそろそろ決めておいでの時で、養育費という学資をもらえる予定で進路を決められたと思います。
また前妻さんも、生活が大変な事になる事は、覚悟の上で、煌きさんから養育費を頂けることを、一筋の希望に
離婚されたのかもしれません。

そうなると離婚してたった2年も経たないうちに、減額請求というのは、非情な話といわざるを得ませんし、
逆に、煌きさんの計画性の無さを問われるものになると思いますので、到底認められる物とは思えません。

養育費に関しては、弁護士協会のホームページなどで、標準算定表を発表してますし、離婚するときも
恐らくそれを基準に決められたと思います。

今、煌きさんのお給料が、約60万円。
これは標準の家庭の収入をはるかに上回りますし、とても生活が苦しいとは思えません。
当然支出も、それぞれの家庭に特徴があるので、一概には言えませんが、普通に考えると
5万円の支払いが苦しいとは信じがたいのです。

ま、それでも本当に生活が困窮していたとしましょう。
それならば、離婚をして養育費の発生する中で、今の奥様との子供さんをもうけるのは、少し考えた方が
良かったといわざるを得ません。

私は人の子作りの時期にとやかく言うつもりはありませんが、おそらく前妻さんは、そう思われるでしょう。

そうなんです。
これをどう思うか、という事が一番大事です。

世の中にはルールという物があり、養育費も基準算定表があります。
これを前妻さんが養育費はいらないと言えば、全く払う必要もありませんが、離婚の時の原因などが
許せない事だとしたら、前妻さんは、少しでも多く貰わないと腹の虫が納まらないでしょう。

と、いう事で、お互いが納得すれば、「標準」なんて物は必要ありません。

私はむしろ、このお給料ならもっと養育費は高額であっても不思議じゃなかったと思うくらいで5万円に決めたというところが、前妻さんがぐっと堪えてくださったのではないかと思います。

それを払い始めて、2年しか経たない内に減額希望では、最初から減額するつもりだったのではないかと
勘ぐられてしまう問題でもあるのです。

そして、離婚して、煌きさんと今の奥様の間に、生後半年のお子様が居るという事は、少なくとも10ヶ月の妊娠期間を入れると、今の奥様と1年半の結婚生活になります。

そうなると、離婚してすぐに今の奥様と知り合い、半年して結婚、妊娠という計算ですから、あまりにも
早すぎますよね。
と、いう事は普通に考えると、以前の結婚時に今の奥様とのお付き合いがあり、その不倫が原因で離婚をしているとしか思えません。

そうなると、前妻さんは、今の奥様に良い印象は持っていないだろうけれど、今の奥様も前妻さんは煌きさんを取り合った宿敵です。

その奥様との間に、すぐにお子様が生れて、その為に生活も苦しいから、前妻さんとの間の息子さんの養育費を
カットしてくるなんて、許せる気持ちにはならないのではないでしょうか?

だから何でも、気持ちが大事なのです。
お互いが納得し、思いやれるなら、減額も認められるでしょう。
しかし、もし以前の離婚時に、今の奥様の存在を前妻さんが知らなかったとしたら、それは養育費の減額に応じるはずがありません。

また逆に今の奥様の存在が判っていての離婚だとすると、今の奥様にも前妻のお子様の事は、自分達の
生活費を食い込んでくる存在としか、思えないはずです。

要するに、離婚のときに、こうした事をどれだけ、説明したり、納得させていたかが、今の養育費の問題に繋がります。

男性の相談にある特徴は、今の現状ばかりを訴えますが、本当は以前の事が未整理だから、今が窮するのです。

煌きさん、離婚時に今の奥様の存在がばれて離婚なさったのですか?
それとも、今の奥様の存在は伏せておいて、離婚後にすぐに知り合い結婚したと言う事ですか?

ここはもしそうだとしても、苦しいいい訳のような感じがして、前妻さんも信じてくれる話ではないと思います。
もしかしたら、今の奥様と前妻の間にバトルがあっての離婚か私には判りませんが

まして、万一離婚時に煌きさんの不倫が原因だったとしたら、この減額に対して快く思うはずがありません。

このように書くと、とかく男性は「そんな過ぎた事はどうでもいいんだ、これからの事を聞きたいんだ」とばかりに不快な顔をする方が多いのですが、むしろ過ぎ去った事に解決の鍵があるという事を考えようとしません。

息子さんも19歳という事は 前妻さんも、養育費を減らされて、収入の為にそうそう仕事量を増やしたり転職したりは出来ない年齢だと思います。

それにに引き換え、今の奥様は恐らく前妻さんよりはお若いと思います。
と、いう事は例えお子様が二人居ても、体力はある。
また若い分、お金はなくとも、将来がある。

今の奥様は妻子あった男性との結婚を望んだとしたら、それはご主人の人生を引き受けたも同然。
その夫の子供があいるという事も含めて結婚したなら、自分の子供が可愛いように、夫も子供は可愛いはずと考え
夫の過去の始末も一緒に被りましょうというくらいの妻でないと再婚する資格はありません。

今のご家族は例え、前妻の息子さんに養育費を払うことで生活が少々苦しくても、ママがいてパパが居ての温かい家庭があるじゃないですか。

それに引き換え、思春期の一番多感な年頃に親の離婚を経験して、それでも受験勉強は割り切り大学へ行こうとする息子さんは立派です。
その息子さんの養育費を減らすという事は、せっかく上に上がろうと頑張っている人のはしごを外すような物です。

その息子さんはやはり分け隔てない、煌きさんのお子さんなのですから、一緒に暮らしてあげられない分、せめても大学進学を応援してあげませんか?
前妻さんも、息子を応援してくれるというから元夫を今の奥様に譲ったのかもしれません。

しかしその離婚が成立した途端に、息子は父親も取られる、養育費という進学への道までも奪うなんて残酷過ぎます。

今は赤の他人だって、「伊達直人」になって人を思いやるのです。
自分の血を分けた息子なら、尚更です。せめて一緒に暮らせぬ父親なら、「足長おじさん」くらいにはなってあげて欲しいな。

そして今の奥様にはチャント言い聞かすくらいの教育はしてもいいんじゃないですか。

離婚時には息子さんも苦しんだと思います。
だから今、養育費の減額って、二度も希望を失う事になります。

そんなに、何もかも、取り上げなくてもいいじゃないかと。
今、煌きさんが出来る事は、減額請求ではなく、今の奥様に言って聞かすことだと思います。

貯金も何も出来ないかもしれませんが、そんなに長い話ではないと思います。
息子さんも大学に進学し、卒業するまでの数年です。

その間、煌きさんの今のご家族は、皆が片寄せあい一緒に暮らせる幸せがあり
少し子育てに手が離れると、共働きをすれば何とかなると思います。

せめて数年間だけでも息子を応援してやりたい、と。

それでも離婚するというような、バカな嫁を貰ったのなら、それは煌きさんが悪い。
そんな人情もない妻なら さっさと離婚して 3人分のお子様の養育費を払っていく人生を選択するのもいいでしょう。
(ついでに連れ子さんの分も払っちゃえ!)

極論になってしまいますが、これくらいの覚悟がなければ、再婚する資格もありません。

要するに今の奥様に言って聞かすことが 煌きさんの仕事だと思います。
頑張って下さい。

このプロに有料相談

回答日時:2011年2月 5日(土) 15:25 JST

お返事有難うございます。大変心に響きました!
元嫁とは5年間の別居の末離婚にいたりました。別居の原因は今の嫁ではなく価値観の問題や今迄の互いの積もり積もったものが原因です。元嫁からの希望であり最終的には私が承知し印鑑をついたしだいですが、それから3年後(2年前)に正式に離婚したしだいです。元嫁もその間色々考えたのでしょう!
今の給与は手取りで34万ほどで諸々の支払い含め決して贅沢な生活はしてはいませんがもう一度見直して、先生の助言を胸に子供達が幸せになる道を選択したいと思います。
有難う御座いました。

| 40代/男性 | コメント投稿日:2011-02-08 |

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