ご主人の特性も含め、ご自身の性格も知りましょう。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

困ったお山の大将ですね。
とにかくご主人は、自分にとって「イエスマン」しか必要ないのだと思います。
ご主人の幼児期の育った過程にも、原因があると思いますが、中々その時期にまで、さかのぼって軌道修正は難しいとは思いますが、とりあえず現状を応急手当しないといけませんね。
これが応急手当と書きましたのは、やはり人間は短所を改めることが出来るのは自分しかいない訳ですよ。でも、まだ未完成の子供なら、おだてたり、褒めたり、時には叱咤激励も役に立つでしょう。しかしご主人は何歳かは判りませんが恐らくebiebiさんと同年代だとしたら、もうそれは完成形ですので、いくら周りからその人を矯正したいと思っても、本人が自発的な努力しない限り、改善は難しいと思います。
そこで、何とか良い関係を作りたいと思えば、ebiebiさんが一歩譲る形を取ることが
ぶつかる事を避けることになると思います。

例えばebiebiさんはご主人の事は判っていらっしゃるようで、イマイチ判ってらっしゃらない。
あと一歩のところまではきているのに、惜しいな～と思う点があります。

それは
＜「今日謝らなければいけない事がある」と言われたので、何か聞いたところ電子レンジのスタートボタンが貫通して穴が開いていました。
びっくりして「えぇー？どうしたの？壊しちゃったの？」と聞いた所、「俺が壊したんじゃない！スタートボタンを押したのに動かなかったからすでに壊れていたんだ！」と怒り始めました。＞
と言う点ですが、ご主人は電子レンジを壊した事は、自覚しているのですよ、だから「謝らないと」と言う言葉になるのです。
ご主人は本来謝る事をしない人です。
これは良いか悪いかと言えば、謝らない事は決して褒められた事ではないのですが、
それでも、精いっぱいの謝罪は「謝らないと」という言葉が精いっぱいだったのでしょう。
ご主人にしては決死の覚悟だったと思います。
そこで、ebiebiさんは＜「朝私が使った時までは普通に使えたけど？」＞、なんていう事は
少々嫌味になります。もうご主人にしては充分謝っていると言う事を理解しないといけなかったのです。だからそれ以上の言葉は禁物です。
また、逆にストーブ？暖房器具の件に関しても、同じ事で、ご主人はもう自分が消し忘れた事は白状しちゃっているのです。これは１００％自分のせいで言い訳のしようがないから、開き直っているのです。
もうここで終わらせるべき事かもしれません。

ここを対話とかコミュニケーションという事に重点をおいてしまうから話がおかしくなってしまうのです。
先程も書きましたが、ご主人はどういう幼児体験があるかも判りませんが、何かしら、子供の時しでかした悪さで、こっぴどく叱られたか、親がとても厳しかったか、判りませんが、自分が責任回避したかった事があるのではないでしょうか？

ebiebiさん、子供って産まれて初めて着く嘘っていうのは、たいてい何かを壊したりして、親に怒られるのが怖くて「僕じゃないよ」っていうのが　嘘の始まりです。
この時期に、正しい親の態度があれば、子供って正直に物事を反省する人間に育ちますが
ここで、親が理不尽な叱り方や、又は子供の言葉も聞かず、冤罪？で叱ると、子供は自分を庇います。
つまり、嘘をつかせてしまう構造は、「僕じゃない」という責任逃れが大きな要因です。
何かご主人の考え方の中に、責任を負えないという精神構造があると思います。

やはり、大人は子供を教育するときに、何も責任を押し付けるのではなく、子供なりに背負える責任と言うものを教えないといけませんし、間違った時は、謝ると言う事で改める事ができるのだという、名誉挽回も教えてあげないといけないのです。

その時に、犯人探しだけに終わったり、躾と称し、体罰のような事になると、子供は人を信用しない子供に育ちます。

人を信用しないと言う事は、当然普通の関係性は築けませんし、自分の身を庇う事しか出来なくなります。

そういう事で、残念ながら、ごご主人は大人ではなく、子供なのです。
大人のebiebiさんと子供ご主人・・・・これでは対等な関係が築ける訳はありません。
でも、それではebiebiさんは、困りますよね。

さあ、ではどうしたらいいかと言いますと、今度は「己を知る」と言う事です。

ご主人の事をさかなでせず、腫れものに触るように生活するなんて面白くないですよね。
でも、何が逆なでしているかというと、ご主人への犯人探しのような会話は避ける事です。
これまでの事をお読みしていると、もう犯人は判っているじゃないですか・・・・

でもebiebiさんはあえて、ご主人から謝罪の言葉や反省をしてほしいと望んでいます。
しかし、ご主人はそれが最も苦手な人なのです。
人間は、その一番苦手な事をしろという相手には、牙をむきます。
ebiebiさんは、ここを更に掘って行こうとする、やや意地悪なところがあります。
ebiebiさんは、誰が物を壊して、犯人はそれに反省し・・・・・という、はっきりした事を望む性格があるようです。
意外と人の欠点は見えるのに、自分の欠点は見えない物です。

欠点を指摘されるのが嫌いなご主人に、指摘がちな妻。これでは上手くいくはずはありません。

この立ち位置になる事を避けるだけで、ずいぶんと夫婦は柔らかくなるものです。
こういう事を意識してご主人と向き合うと多分ご主人も別の顔が出てくるのではないですか？

と、ここまで書いてきて、実は私は少しご主人に気になる部分があるのです。
これは私の考えすぎかもしれませんが、今回のご相談頂いた事がご主人の性格という程度の事であれば問題ないのですが、ご主人はもしかしたら、少し別の問題があるかもしれないと思ったのです。
もし、私が上記に述べたように、親の影響がないとすれば、少し別の事を疑って見る必要があります。
ご主人は日常生活も含め、仕事などで、注意力散漫な事とか、長く集中力が続かないなどの特徴はありませんか？
もしかして、そういう面があるとしたら、注意力欠陥症（ADHD）とかも疑ってみてもいいかな？と思います。
この分野は、とても色んな分類に別れていて、症状の程度によっても、沢山分類できます。
または、広汎性発達障害という特徴の中に、想像力の欠如と言う事もあります。
乱暴な人もこの分野に入るのですが、これぐらいの力で物事を扱うと、壊れるとかの
想像力が欠落しているのです。だからこういう人は物を大切にしないというより、力加減が想像できないと言う事になります。

ご主人を病気扱いするつもりはありませんし、程度問題で、仕事もこなし、普通に生活している人も多いので、お医者さんに行ってくれと言う話ではないのです。

しかし、もしこの傾向があるのであれば、ご主人とのコミュニケーションとかの問題ではなく、別の取り組みになると思います。
ここを見極めて下さるのが妻の仕事だと思います。

もう少し、この点で心配な心当たりがあるのであれば、個人情報に当たりますので
非公開相談に切り替え、改めてご相談下さい。
その場合は、直接、「非公開相談申し込み」と書いて、メールを下さい。
今、当方のホームページは、申し込みフォームからメールをいただくと、文字化けを起こすことがございますので、出来ましたら　info@rikonsoudan,org
へ、メールを下さい。

病気的な事へのご心配においては、事情が判らずに書いていますので、全く該当しない場合は、本当に失礼な事を書いてしまい、お許し頂けたら・・・・と思います。

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回答日時：2011年1月14日(金) 17:24 JST

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