相談&回答 |
約6分で読めます。
※相談&回答を読んだ時の目安時間 |
回答プロ:心理カウンセラー(うつ病・うつ状態・人間関係) 大岳 龍昇
ご相談者:20代/男性
迅速な回答感謝しています。
ご自身のうつという経緯を拝見しました。
ご経験があるからこそ、是非大岳さんに相談したいと思い改めて書かせて頂きます。
まず僕の気持ちを固めることが大事というお言葉をいただきました。
僕の気持ちは、簡潔に言うと結婚も含め彼女とずっと一緒にいたいと思っています。
ただ、うつ病というものを自分でわずらったことこそないものの、自分なりに調べたりしてある程度の知識はあるつもりです。うつ状態の人間との関わりにはこちらの精神状態の維持や包容力などがいるということもわかっているつもりです。
うつ病にも色々な状態があると思います。何年単位で治療が必要なものもあると思います。
僕の彼女は今でこそ長いのですが、明るく元気な姿も多々あることも確かなのです。
彼女の家庭環境や周りのサポート不足から彼女が抱えるダメージが蓄積されて、周期的にうつに近いことはありますが、僕としては愛情は誰よりあるのでやはり支えたいと考えています。
違う言い方になりますが、彼女も迷惑をかけるからと別れ話をされたこともあります。
しかし、別れたことでうつが治るわけではないと思うのです。もっといえば何年か先に彼女がうつを克服したときに一番近くにいたいと心から思うのです。
そこで改めてご自身が経験されたことで構わないので教えてほしいことがあります。
それは、うつ状態のときに言われて嬉しかった言葉、ほっとした言葉はどんなものでしょう?
また、どんなものに心を一時的にでも癒されたり、元気になったりしたのでしょう?
前回の相談でもいったのですが、うつ状態で恋人と会うということはプラスになるのでしょうか?
どうかよろしくお願いします。
20代/男性 | 日付:2010年9月 6日(月) 17:01 JST | 閲覧件数: 2,657
ichidaimeさん、お気持ちよく分かりました。
あなたは素敵な方ですね☆
ichidaimeさんより一つ先にいただいた
ジョニ丸さんのご相談の
『うつ患者の家族はどうすればよいでしょうか?』
にも書いたのですが、
私はご家族の方とお話しするときに
『ツレがうつになりまして』
『その後のツレがうつになりまして』
(細川貂々著 幻冬舎)
『ぼくのオカンがうつになった。』
(佐口賢作著)
を読まれることをおすすめしています。
ichidaimeさんにも役に立つと思います。
(もう既に読まれているかもしれませんね)
両方ともご家族の立場から描かれたうつ病のマンガで、
読みやすいですし、身内としての接し方がわかりやすく描かれています。
それと、本人によるうつ病体験記である
『うつ病記』
(こばやしたけはる著)
も読みやすくてわかりやすいマンガです。
よろしければ、参考にしてみてください。
次に個別の質問にお答えしますね。
①うつ状態のときに言われて嬉しかった言葉、
ほっとした言葉はどんなものでしょう?
私がうつ状態のときに言われて最もインパクトのあった言葉は
NLPの先生に言っていただいた言葉です
それは、
『 君はよくなるよ 』
でした。
ただこれは、誰が言っても受け取ってもらえるわけではないと
思うのでちょっと参考にならないかもしれませんね。
もう一つは、コーチングを受けていたときに
私がコーチの方に
「 僕は何をやってもダメなんです・・・ 」
と言ったところ
『 大岳さんは理想が高いんだね 』
と返していただいた言葉が私の胸に響きました。
それは、その方の言い方、表情、雰囲気のなかに
あなたが理想が高いのは悪いことじゃないんだよ
それは素敵なことなんだよ
という肯定してもらえるようなメッセージを感じたからだと思います。
あと、父の 『 働かなくてもいい 生きているだけでいい 』
という言葉も、そのときは何も感じていませんでしたが印象に残っています。
とうことは、つまり、自分の存在自体をそのまま肯定してもらえる
ような言葉やメッセージが徐々に浸透し、心の奥に届いていった
のかもしれません。
②どんなものに心を一時的にでも癒されたり、元気になったりしたのでしょう?
休職して2年目のことでしたが愛知の実家に
大学時代の友達が高知県からお見舞いに来てくれたこと
百貨店時代の同期が東京からお見舞いに来てくれたこと
このことはとても印象に残っています。
それと当事者会で知り合ったうつ友達とのメールのやり取りも
お互いに支えになりました。
動けるときに散歩などをしていましたが、運動はうつからの回復に効果が
あると感じています。
ホームページのお役立ち情報に詳細を載せているので参考にしてみてください。
③うつ状態で恋人と会うということはプラスになるのでしょうか?
これは、その恋人(健康な方の)の状態によると思います。
その人が精神的に余裕があり、うつの恋人を包みむことができて
会うこと自体が癒しのような存在になる必要があります。
そこで、ichidaimeさんにはNLPのセラピーを学ばれることを
おすすめ致します。
要はあなたが彼女の最良のセラピストになってしまえばいいわけです。
普通のご家族にはそんなことはおすすめしませんが、
ichidaimeさんはうつ病の彼女の人生を丸抱えで共に歩んでいく
という覚悟があるということなのでおすすめしています。
どの様に学んだらいいかはご相談にのることもできるのでホームページを
見てお電話をいただいても構いません。
(カウンセリングの最中はでることができませんのでご了承ください)
ichidaimeさんにとって役に立つ回答になっていますでしょうか。
一生懸命書きましたが、力不足でしたらお許しください。
ichidaimeさんと彼女さんが近い将来いっしょに笑って過ごしている
ところをイメージし続けるというのもいいですよ(^ー^)。
ミルトン・エリクソンという天才セラピストがおこなっていた
未来投影法という手法です。
私もカウンセリングのセッションでよく行います。
私のホームページにはそんな心理療法の豆知識をいろいろ
載せているので読んでみてください。
お二人にそんな素敵な未来が実現することを願っています。
心理カウンセラー 大岳龍昇
回答日時:2010年9月 6日(月) 18:40 JSTお礼のコメントを書く
・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。
こちらのプロも相談受付中です。
悩み辞典は、安心して登録・相談できます。
※ 当サイトは、ご記入いただいた個人情報を、お問い合わせに対するご連絡以外の目的では使用いたしません。
※ ご記入いただいた個人情報は、当サイトで保有し、第三者に提供することはありません。
※ 当サイトの個人情報の取扱方針につきましては、プライバシーポリシーをご確認ください。
※ 財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)より個人情報の適切な取扱いを実施している企業であることを 認定する「プライバシーマーク」(Pマーク)を取得しています。
※ ベリサイン社のデジタル認証IDと暗号化(128bit)によって保護され、安全にお申込み頂けます。