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離婚するべきか迷っている

ご相談者:30代/女性

妊娠をきっかけに入籍して1ヵ月です

交際は8か月ですが、中距離恋愛のためデートは20回程度。彼をまだよく知りませんでした
妊娠したので、結婚するのは当然というのが自分にはありましたし、彼もとても喜んでくれたので入籍しました

彼は内向的で大人しく、優しいですが、性格が合わず、彼に対する不信感が強くなってしまいました
交際中から彼の性格に疑問はあったのですが、入籍後その思いが強くなってしまい、離婚と中絶を本気で悩んでいます

ちなみに妊娠が分かった時には悪阻が酷く、彼とは暮さずまだ実家にいます

彼は、付き合い始め(彼のほうから)からそうでしたが私と会いたい、連絡したいという感情はあまりないようで、1ヶ月間全く連絡がないときもありました
私が怒った後は毎日メールをくれるようになりましたが、電話は相変わらず苦手な様です
私に気持ちがないのではと問うと、人によって感覚が違うだけだ、今はメールをして私に合わせていると言います(合わせてもらうような事でしょうか?)

また、悪気はないのでしょうが、予定をキャンセルしたり、計画に従わないと怒って拗ねてしまうだけでこちらの言い分を理解してくれるだけの余裕がないようなのです
彼が計画した旅行をキャンセルしたいと言ったときも怒って電話は途中で切られるし、3日間もメールで嫌味を言われました
キャンセルの理由は体調不良で、この頃会社も既に1ヵ月休んでいました。体調が回復するか分からないこと、旅行を理由にこれ以上休めないことを説明しましたが怒りは収まらず、体調について再度説明しても「ご丁寧にどうも」などと言われるだけでした
体調が悪いこと、会社を休んでいること、内科で原因不明で精神科へまわされたことなど彼には話していたのですが(検査ミスで本当の理由は妊娠でした)

彼が提案した両親の顔合わせの日程も、悪阻が酷いのでもう少し延ばしてほしいというと「少し自分にあわせてもいいんじゃないの」と機嫌が悪くなってしまいました

旅行のキャンセルも根に持っていて、結婚式もまた体調不良でできなくなるかもなどと嫌味を言ってきたりします

悪阻で目が回ったり、食事ができず、寝たきりで既に4kg痩せていた私を彼も見ていたはずですが

入籍前にもっとよく話したいと言っても「言ってる意味が分からない」と冷たく言われ涙が出ました
会社に迷惑を掛けてしまったことを愚痴ったり、何か相談しても「う~ん」や「俺には分からない」がほとんど、または前向きでないことに対しての説教だけで、相談する気もなくなってきました

彼は基本的にはとても優しく、検診に付き添ってくれたり、吐いているときには背中をさすってくれたり、重いものを持たないようにと言ってくれます

でも実際に体調の悪い私を目にしても、それが悪阻だと分かっても自分の立てた予定が最優先の彼
夫婦として会話をして歩み寄りたいといっても、私の言葉は彼の脇を通り抜けているように感じます

一度泣きながら思っていることを訴えたところ、自分が悪かったと言ってくれましたが、どうしても不信感が取れません
人それぞれの感覚ですので、同じことを繰り返すように思えます
彼は友達も少なく、家族との関わりも希薄なようです。職場でもほとんど話をしないとか
彼の感覚、考え方が今では分からなくなってしまいました
優しい口調や威張らない所に惹かれていたのですが

離婚、中絶を考えるのは私が無責任で勝手なだけなのでしょうか

30代/女性 | 日付:2010年7月 3日(土) 10:10 JST | 閲覧件数: 6,381

勇気と覚悟は前向きな方に使いましょう。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

まーゆさん、私はこの相談業を長年続けていて、本当にいろんな相談がありました。
たいていのことには、答えが出せるのですが、どうしても私が答えを出せないことがあります。

それは、授かった命に対して、例えば中絶するかどうかの答えは、苦しくて言葉が出ません。
例え、私の答えに自信があったとしても、私の発言が、小さな命を消す事になるなんて、可哀想過ぎて
言葉になりません。
私は、何よりも赤ちゃんが大好きです。
あのミルク臭い(本当はちっとも臭くないですが)息を嗅ぎたくって、わざと赤ちゃんの口元に鼻を近づけます。
あのギューと私の指を握る握力に感動すら覚えます。
できれば、赤ちゃんのままで成長して欲しくないくらいです。(チョット恐い?)

そういう事で、無責任かもしれませんが私はまーゆさんには結論をいう事は、避けさせて下さい。

しかし、お悩みの内容は大変深刻なので、私は考え方と、これまでの事例でお話しさせて頂きます。
また、少々厳しい意見である事は、前もって謝っておきます。

まず、そもそもまーゆさんは、何故彼と結婚したのですか?
恋愛結婚は、結婚するまでがピークで、式を挙げれば愛情のボルテージは下降線を辿ります。
しかし、今はまだ一緒にもお住みじゃないという事は、彼に会いたくて逢いたくて仕方が無い時だと思います。
でも、今は彼の欠点や、これから上手くやれるかという不安だけが大きいという事は、
単なるマタニティーブルーであって欲しいと願っています。

でも、これをお読みすると、どうもマタニティーブルーとも少し違うようですね。

で、多少デリケートな時期である事は違いないので、ナーバスになっているという事を差し引いて考えても、
今後、ご主人とこれ以上の人間関係というか夫婦関係が育っていくようには思えません。

いい人間関係が育っていく為には、お互いがいい人間でなくてはなりません。
温かい家族が出来上がるには その家族が温かくなければなりません。

今、こんな時期に離れ離れになって、こんな時には心温まるエピソードの一つや二つあっても良さそうなのに
それが、全く感じられません。

このまーゆさんのメールをお読みしていて、「ウン?どこかで見聞きしたような・・・・」という感触があり、必死で思い出そうとしました。
そこで、思い出しました。

これまで、夫婦の間での「モラルハラスメント」の夫に対する書き込みとそっくりなのです、まーゆさんのご主人が。

モラルハラスメント・・・・つまり精神的DVの夫像です。
ドメスティックバイオレンスというくらいですから、それにはいろんなバイオリズムがあるのです。

凄く冷たくしたり、時には夫側が凄く反省し、泣いて謝ったり。
また冷酷なことをした後、急に優しくなったりというハネムーン期というリズムであったり。

こういうモラルハラスメントの夫は、外面がいいくせに、本当の同性の友達はいません。
だから寂しがりであったりする為、母性本能の強い女性は、私でないと彼が幸せになれないと
自分の幸せよりも、夫の幸せを考えてしまう。

また、その外面のよさは、文字通り「メンツ」という事にも繋がっており、一旦自分の決めた事を変更する事は、
とても体裁の悪いことだから、少々問題を感じても、押し通そうとします。

それは、当然結婚話にも言えることで、気持ちよりも何よりも、結婚という事が決ると、予定変更なんて
恰好の悪い事は絶対に嫌がるのです。

だから、結婚したいといより、結婚の為の結婚という感じで、走り出したら、その目的を遂げることが目的になるのです。
2人で何でも決めていこうと姿勢はなく、これは、言い換えれば「独裁者」なのです。
こういう人は自分の決めた事はゼッタイで、そのレールから外れるものは、自分に逆らう者という位置づけです。

私のところに相談が寄せられる妻のご主人に対する描写はまーゆさんのご主人にそっくりです。

でもこうした妻達は、最初は解らなかったと言います。
何故なら、恋愛して結婚するまでは、とても羊のように優しいご主人です。

しかし、子供が出来て、夫婦の間にそろそろ、惰性的なものができだした頃に、急に尻尾を出します。
でも、もうそうしたころには、子供も居て、妻にとっては後戻りが出来ないのです。
気付いたときには 遅かったという事で、どのように、後の人生を送れば良いかという相談です。

私はまーゆさんに、ああしろ、こうしろとは言いません。
でも一つだけ言えるのは、モラルハラスメントの家庭で子供が健やかに育つはずがないという事だけは断言できます。

まーゆさんがとても強い女性で、何があっても子供には罪はないと割り切り、この先離婚はあるかも知れないけれど
どうしても、子供が産みたいというのであれば、どんな逆境であっても覚悟を持って生むべきかもしれません。

でも、子供はやはり夫婦仲の良い両親揃って育てるべきという、普通の子育てを望むのであれば、
私はその環境を用意できなければ、子供は可哀想だと思います。

だから、子供を産むのであれば、どんなパパでも関係ない、まーゆさんが1人で子育てする気で頑張る覚悟が必要です。

もし、まーゆさんも、年齢的にもそろそろと考えている内に、あれよあれよと、何となく決った結婚ならば
その、押し切られた結婚こそが間違いだったかもしれません。
人間は自分の間違いを認めるのは勇気が要ります。
でも、その勇気は一時の事です。

このまま、ズルズルと結婚生活に入れば、苦しみは一生、続くかもしれません。

何れにせよ、生きていくという事は覚悟と勇気の要ることです。
その勇気と覚悟を、今の結婚生活に使うか、リセットに使うかは、まーゆさん次第です。もう余り時間の猶予はありませんよね。

私には、ここまでしか言えません。ごめんなさい。

このプロに有料相談

回答日時:2010年7月 4日(日) 05:06 JST

丁寧にご回答頂いて本当にありがとうございます。

入籍前から不安で、毎日泣いていました。
でも子供をつくった責任をとらなければと考えていましたが、どんどん我慢が出来なくなってきてしまいました。

子供を諦めることへの怖さと罪悪感があります。
また、彼に対する申し訳ない気持ち、これからの自分の人生に対する不安があります。

今の時点ではこのまま結婚生活を続け、子供を産むことが自分の精神的には楽に思えます。

ただ、やはり将来的に不安ですし、生まれてくる子供を私たちがしっかり育て、かわいがれるのかも不安に思います。

今決断できないのは、嫌だ嫌だと思いながらも彼に対する自分の気持ちが思い過ごしや、誤りではないかという不安と離婚・中絶への怖さからです。

彼のアパートへ行き、もう一度じっくり彼と話をして決めたいと思います。
先生の仰られたとおり、怖いという気持ちを断ち切って勇気と覚悟をもたなければこの先もっと大きな後悔をするということを忘れず、決断したいと思います。

自分が冷静に正しい決断ができますように。
先生本当にありがとうございました。

| 30代/女性 | コメント投稿日:2010-07-04 |

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