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回答プロ:夫婦問題カウンセラー 村越 真里子
ご相談者:40代/女性
はじめまして。宜しくお願い致します。
再婚同士(入籍はしていません)で、10年間一緒に暮らしている主人との事でご相談させて下さい。
主人はとてもとてもキツイ物言いをする人で、私がため息ひとつついただけでも怒鳴りつけるような人でした。
高熱を出しても、病気で倒れても、「この役立たずが!!」と猛烈に怒られたりもしました。
必死で昼夜と私が働いても、一晩で何万円も飲み、一時は女性もいたらしく、帰宅しない頃もありました。
いつでも居候がいる状態で、食事の世話や身の回りの世話もして来ました。
夜の仕事が終わってから、布団で寝てしまうと寝過ごしてしまう為、
毎晩、椅子に腰かけてうたた寝をするのみ。
そんな暮らしを続けて来ました。
家事も完璧にこなし、独立した主人を支える為、必死で頑張って来たつもりです。
主人がガンを患い入院中は、それに加えて主人と前妻との間の娘の世話もしつつ、
片道一時間かけて病院へ通いました。
そして、元々パニック障害と不安神経症を患っていた私でしたが、
二年前に大うつ病を発症。
病院では入院をすすめられましたが、主人が反対。
それでも家事や犬たちの世話(超大型犬ばかり4頭)、居候の世話も出来る限り頑張ってやっています。
(家事はかなりいい加減にはなってしまっていますが)
今では主人は酒もやめ、私に対してかなり優しくなってくれました。
主人曰く、「○○ちゃん(私の名前)に合わせてるんだよ。性格までは変わるわけないよ」
だそうです。
9年程前から居候している主人の弟が、数か月前から女を一緒に住まわせるようになりました。
その女性、主人には「おにいさん、おにいさん」とやたら愛想が良いのですが、
私から見ると、全てが気に入らないのです。
とにかく非常識。挨拶もしない。勝手に私の私物を使う。トイレを汚す・・等々。
措置としては、私から挨拶する。私物は寝室に隠す。トイレはその都度掃除する。
それしか出来ません。
仲良くしよう、なんて気には、さらさらなれないのです。
私に対して昔より温和な態度を示してくれる主人ですが、
「義弟には独立して欲しい」
と何度か告げても、全く聞く耳持たず、という感じです。
私の車を勝手に使い、ガソリンはカラで返してきます。
甘えるのもいい加減にして欲しい。
私と同い年にもなるのだから・・。
でもこれ以上しつこく主人に言えば、きっと怒鳴られます。
それが恐怖で言えなくなりました。
うつ病でとてもとても辛い。
せめてストレスはひとつでも潰したい。
ですが、主人に辛さを訴える事も出来ず・・。
(愚痴を言うと叱られるので)
今までどんなに苦しくても頑張って来たのは、勿論、主人を愛しているからです。
別れたくはない
でも、最近「楽になりたい。解放されたい」と思うようになってしまいました。
今、一番の厄介事は「義弟と女」
どんな心を持てば、これをクリアー出来るのでしょうか。
とりとめのない文章で申し訳ありません。
40代/女性 | 日付:2010年6月30日(水) 09:56 JST | 閲覧件数: 2,216
かじゅさん、私は貴方の気持ちがとても良く判ります。
しかし、解るからこそ、これからかじゅさんの人生がどのようになって行くかも想像が付きます。
かじゅさんはとても心の優しい方だと思います。
でも、その誠意を誰しも解ってくれるという事もないという事も理解して欲しいのです。
世の中、「話せば解る」と思いたいですが、色々な人間がいるのです。
そんな中、周りの人にかじゅさんの「心」が伝われば、回りの人も誠意でお返しをしてくださる事が理想的ですが
それが難しいというのも、世のはかなさです。
何故、私がかじゅさんにこのような、前振りを言うかというと、私はかじゅさんのご主人にお会いしたこともなければ
お話をした事もありません。
しかし、此処に書かれてあることだけをお読みしても、これから先に良い展開があるとは思えないのです。
もちろん義理の弟さんの事も含め、その彼女と上手く行く方法なんてありません。
その義理の弟も彼女も かじゅさんとは生きている世界が違います。
全く違う宇宙で生きている人と、共通言語はないと言えば解ってもらえますか?
少し説教がましくなりますが、聞いてください。
私は男女間では無償の愛と言える物は、はっきり言って親子、特に母子の間にしか存在しないのではないかと思うのです。
ただし夫婦間の愛情はその次に次ぐ物ですが・・・・。
もちろん父子の親の愛情は有りますが、基本的に男性の愛は自分に向けられた物が多いように思えます。
(あえて極論を云っていますから、揚げ足を取らずに気長に読んでね)
そもそも男性の愛情は、無償というのではないと思うのです。
若い男女の場合でも、彼女を愛する気持ちの中でセックスがしたいという欲求の引き換えに優しくするという事はあります。
不倫のカップルも、男性側からすると、「浮気」をする為に女性にモーションを掛けます。
いくら女性に優しい言葉を言ったとしても、所詮それも自分の欲望を満たす為に、優しく愛してくれるのです。
その証拠に、ターゲットではない女性には、結構冷たい物です。
ま、女性にも誓い部分はあるのですが、男性ほど極端ではありません。
とにかく、男性が意識をしているか、無意識かは別として、突き詰めていけば 男性の女性に対する愛情を掛けるのは
多分、自分の欲求を叶える為の撒き餌と言ってもいいくらいです。
(男性諸君は読まないでね、女性限定での内緒話です)
その欲求は色々な形に変化して行きます。
若い時は、当然、結婚という欲望です。
これには、肌寂しいや、セックスをタダでしたいとか(失礼!)身の回りの世話をして欲しいとか・・・・
色々な総合的な欲求が結婚です。
でも、この結婚という枠を外して、やはり同じ事を望まれたら?
結婚という制度は便利な物で、子供を産むという事を優遇されます。
男性はお給料という事で、妻が家事に専念させてくれます。
そんな中、妻は家事をし、夫へは感謝のお返しで夫の愛情に応えようとします。
でも、子育ての愛情は、夫にお返しするという愛情とは種類の違う愛情です。
子供は親の愛情に気付くのなんて、もっと先ですし、反抗気の頃は、子供にも泣かされます。
でも、いいのです。
母親は、子供に泣かされても、財布からお金を抜かれても、芯から怒ることよりも、どう更正させるかの事で頭は一杯です。
そして結局、子供が極悪非道の道に入ったとしても、子供は子供です。
だから母親の愛情だけは、愚かとは思いますが、何も見返りを求めない本当の愛情なのではないかと思います。
そこで、話しを元に戻しますが、結局男性の愛情というのは、自分の為の愛と書きましたが、
結婚時の若い時は、女性も男性も同じ愛情を持っていると思いがちですが、これは大いなる勘違いです。
でも勘違いをしていても、自分達夫婦が、2人で家庭を築いているな~と思っていればそえはそれでいいのです。
この結婚という制度で、お互い、将来の生活が保証されるのですから、此処は問題ないのです。
しかし、これが一つ、この保証を外されたら?
これが、「籍」の入っていない夫婦の問題点です。
私あ言うまでもなく、かじゅさんはこれからも何も保証されないのです。
と、いう事は、未来像がないので、築き上げる目的がないと言えるのです。
でも、ご主人は男性ですから、自分の為に愛情を注がないと、女性のかじゅさんは着いて来てくれませんよね。
だから、近年のご主人の優しさも、これすなわち「自分の為」なのです。
それこそ10年前は、優しさもあり、かじゅさんの事を愛してくれたと思います。
でもこれも皮肉な見方をすれば、女性も必要だろうし、仕事を支えてくれるパートナーも必要だろうし、
家事もこなしてくれる女性がいれば、本当に助かります。
突き詰めてみれば、これらすべて、ご主人は自分の都合の為です。
でも、かじゅさんは自分を必要としてくれている事は喜びでもあったと思います。
そうして月日が流れ、それが当たり前になってしまって、かじゅさんが不可欠になってしまったというより、
かじゅさんの奉仕が当たり前になってしまったのです。
そしてご主人はガンを患い、ますますかじゅさんの存在がなくてはならない存在になったというのが、今なのだと思います。
人間大病を患うと、将来、自分を介護してくれる人に感謝の気持ちも沸きます。
そのために、最近は優しくなったのだと思います。
でも・・・・・でも・・・・その優しさも、かじゅさんに向けられた物ではなく、自分の将来の介護者のキープです。
ここで、お判りになりませんか?
ご主人はどこまで行っても、自分が一番です。
何も結婚が一番とは言いません。
しかし、何の保証も無く、かじゅさんの健康を厭う事もしてくれないご主人を愛しているというのは
無償の愛でいいのですか?
ご主人が、そうであればご主人の弟さんも同じでしょう。
かじゅさんの事をその家では誰も思ってくれません。
おまけに弟の世話までさせるご主人が、かじゅさんの思いが通じる人ですか?
将来、かじゅさんの方が先に病気にならないとも限りません。
その時は、今のご主人が看病してくれますか?
おそらく、ボロ布のようにお払い箱になるのではないでしょうか?
しかし、誠意のあるご主人でしたら、人は大病を患った後は、人生観が変わると言います。かじゅさんの献身的なお世話のお陰で一命を取り留めたご主人なら、今までのかじゅさんへの扱いを切り替え、これからはかじゅさんの人生を考えてくれてもいいでしょう。
何も結婚をしろとは言っていません。
この10年間入籍をしなかったのは、何かの理由があったのだと思います。
しかし10年仕えてきて、それなのに、まだこれ以上の負担を強いるような男性が、男としていい人間かどうか。
その上でかじゅさがを愛してると言わしめるご主人はいったい何なのか、私には理解できません。
従いまして、目障りの存在の弟さんたちとどう対峙していけばいいか、なんて私には答えはありません。
私はかじゅさんはこれからの自分の人生を考えるべきだと思います。
女性が持つ献身的な無償の愛は母性にも似た物でしょう。
でも男性の「愛」は極論では有りますが、自分のための物です。
かじゅさんはこれから先、10年後を創造して見てください。
その傍に、ご主人は寄り添っていますか?それともまだかじゅさんは奉仕していますか?
ご主人を愛しているのは「情」の部分です。
情が断ち切れないのなら、好きなら好き、それだけでいいじゃないですか、たまに逢ってお茶でもすれば。
でも、もう誠意の通じない人たちの館で、これ以上無料奉仕をするのはやめたほうがいいです。
無理は無理。
この言葉をよくかみ締めて下さい。
回答日時:2010年7月 2日(金) 21:49 JSTお礼のコメントを書く
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