相談&回答 |
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回答プロ:心理カウンセラー 大塚 悦子
ご相談者:40代/女性
ふとしたことが、後になってとても気になり、考えているうちに落ち込んでしまします。
私の仕事は、精神的な病の方が、復職する時にリハビリを行うサポートです。
内容は厳しく、考えながら相手とコミュニケーションをとっていると
けっこう疲れます。
さて、私の悩みは、数年一緒に仕事をしている同姓、同じ年の同僚とのつきあいです。
まったくタイプが違うので、お互い助け合う部分もあります。
が、仕事で、復職をめざす人たちとコミュニケーションを学んでいる時間の時に、私が話すと
彼女がツッコミを入れるのが、私にはがーん、なのです。
例えば、「自分をほめる」時、それぞれ自分のいいところを出していくと(スタッフも中に入り一緒に)
私が「自分の子供(2歳)が、家族で子育てしている時にできた歌に、いつの間にか題名をつけてリクエストしてくれた」と話し、周囲のすすめでその歌を披露すると
「歌詞そのまんまのタイトルじゃん」と彼女。
また、「趣味じゃないプレゼントを贈られたらどうするか」を考える時、
私が「ガチャピンムックのムックみたいなクッションを結婚のお祝いにもらったけど、
趣味じゃなかったので、自分でカバーを作って使っている」と話すと
「私だったら使うなあ」と彼女。
そう言われた時は、他の人たちに向き合うことで精一杯でひっかかっていないけど、
夜になって、もんもんと考えて落ち込んでしまいます。
時には彼女への攻撃的な気持にもなったり。
子供の歌については、「大事なものを笑われた」みたいな感覚です。
彼女は独身で、子供を育てる喜びを実感していないからとも思います。
また、とても人の気持ちを引き出すのがうまく、私がコンプレックスを持っていることもあります。
ふとした彼女の言動がきっかけで、ぶわーっと、負の思いがわき出て落ち込むのです。
かといって、二人で仕事をするので、波風は立てたくないし…
彼女も復職をめざす人たちに向き合う姿勢には感心するし…
複雑な思いです。
私が彼女に、「こう言われてちょっと傷ついた」と言ったほうがいいのか、
それとも何か心の持ちようがあるのか、
アドバイスをください。
よろしくお願いします。
40代/女性 | 日付:2009年12月 8日(火) 06:00 JST | 閲覧件数: 3,569
さららさんからのご相談メールを頂いて、まず最初に
お仕事柄、心理学を一通り学んでこられたのかな・・・と考えました。
だとすると、私からの回答は学んできた心理学の知識からよりも
僭越ながら私自身の考えからの方が何か発見に繋がるかもしれないと
思ったのですが、それでもよろしいでしょうか。
カウンセラーの考えを押し付けることはカウンセリングをしていく上で本来タブーです。
なので回答を読んでいて、少しでもそぐわないと感じるようでしたら、
本当にすみません。
すぐに他のカウンセラーに相談し直していただきたく思います。
問題はグループワーク内での同僚のツッコミとのことでした。
> 「歌詞そのまんまのタイトルじゃん」
> 「私だったら使うなあ」
この2つを例にあげて頂きましたが、どちらも言葉だけ聞いたら、悪意は感じられません。
その場を盛り上げるキレのいいまさにつっこみとしても聞こえます。
でもあなたはその言葉を夜になって考えて、落ち込んでしまう。
そこに何かあるからですよね。
ストロークというものは言葉でよりもむしろ非言語的なものの方が深く、強く受け取ってしまう。
この言葉と同時に発せられた彼女の視線だったり、ニュアンスだったりに
あなたは流しきれない何かを感じとったのかもしれません。
人間、自分と全く似ても似つかない相手を羨ましく思って妬んだり、
絶対に勝てないとわかっている相手に対して、攻撃したりしないように思います。
似ているところがあるからこそ、違う部分を比較して、
自分が劣っていると感じると「負けないぞ!」と張り合ってしまったり、
時には攻撃してしまったりするのではないかしら。
同姓で同い年の彼女とあなたは似ているどころか同じところがいくつかあって
かたやあなたには可愛い盛りのお子様がいらっしゃる、
かたや彼女は独身でお子様もいらっしゃらない。
彼女があなたを妬ましく感じてしまう可能性はないとは言い切れないと思います。
もし彼女のふとした言葉に、視線に、ニュアンスに、悪意的な「何か」がこもっていたとしても
その「何か」がなぜ生まれたか、「何か」の正体は何なのか、
もしあなたには子供がいて
彼女には子供がいない妬みからだったとしたら、
(妬みというものはとても奥深いもので、正体があります。)
その妬みの正体が悲しみだったり恐れだったとしたら、あなたはどう感じるでしょう。
メールを読ませてもらう限りだと、
グループワーク以外で彼女からつっこまれることはないように思えることから
彼女もあなたに対し、むき出しの敵対心を持っているわけではなさそうです。
心理を学んだであろう彼女も、言葉がどれほどの凶器になるかという事はご存知のはず。
言葉で攻撃しないようにしながらも、それ以外のところで知らず知らずのうちに
思いが出てしまっているのかもしれません。
最後に、あなたの持っている彼女に対してのコンプレックスの正体は何でしょう?
劣等感というのも実は仮の姿で、正体があります。
お互いの「妬み」や「劣等感」の正体がわかれば、楽になるような気がしませんか。
自分の中で掘り下げて考えると、少し彼女からの言動の感じ方が変わってくるかもしれません。
それでもやっぱり苦しいようだったら、ご自身でも考えていらっしゃる通り、
彼女にあなたの気持ちを伝えるのも解決策だと思います。
冒頭でも申し上げた通り、かなり私自身の考えが先行した回答になってしまいました。
実は私にも以前の職場でとても似た経験がありました。
同僚の本当の思いを知ったとき、それまで感じていた劣等感や腹立たしさが
ウソのように消え去った記憶があります。
彼女があなたに「妬み」を持っているかもしれない・・・という突飛な考えは
その経験からで、他の根拠はありません。
ちっともあてはまらないかもしれませんが、
もし少しでも彼女との関係に変化が現れたら嬉しく思います。
回答日時:2009年12月10日(木) 16:22 JSTお礼のコメントを書く
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