相談&回答

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将来の自分が不安で、自身も持てません。

ご相談者:20代/男性

はじめまして。
私は、現在大学院に所属しています。M2です。

卒業後の就職先も内定が決まり、あとは卒業するだけなのですが、
その卒業がほぼ無理のように感じ、研究室にとどまるか中退するか悩んでいます。

今年の6月ごろまでは研究室に通い続けていたのですが、研究内容が決まらず、教授から「もうこのままでは卒業は難しい」といったことをいわれています。毎回ゼミでも「何かやっているのはわかるが、それをどういう方向に持って行きたいのかがわからない」といったことをいわれ続けて、自分の中でもどういった研究にするかという発想が出ないことに悩んでいました。しかし、頑張っていればなんとかなると考えていたところで問題がおきたのです。
実は今年の6月ごろに手術と入院をしなければならなくなったのです。それ以来、授業に出れなくなり、研究も進んでおらず、研究室に出づらい気持ちになってしまい、1ヶ月ほどで復帰しようと思えばできたのですが、2ヶ月半ほどいっていません。

私が所属している研究室は、大学院を2年間で卒業した人は10人に1人のようなところで、
留年は当たり前、中には鬱になってフェードアウトしてしまった人も何人かいたそうです。

研究が進んでいなくても何を言われようとも、とりあえず行ってみたほうがいいと思っているのですが、
長期離脱、研究室の体質を考えると、行ったところで卒業できる気がしない。行っても無駄。といった思考が働き、研究室に行く事すらいやになってしまっています。

自分と同年代の友人たちはすでに社会に出て働いていますし、むしろこんな研究室にいるくらいならば社会に出て働きたい。と考えてしまいます。

しかし、卒業なくして内定先の企業が私を受け入れてくれるとは考えにくく、中退した場合、就職できるところは限られてくると思います。こんなことならば大学院には行かず、就職していればよかったと後悔してしまいます。

ですが、もう過ぎたことは後悔しても始まらないので、何か希望を持てるような指針が自分の中にほしいと思っています。

現在考えられる今後の方針としては

① 研究室で何年でもいいので卒業できるまでがんばる。
    これに対する懸念は、もしかしたら来年の3月に卒業し、内定をもらっている企業に入れるかもしれないが、 可能性はほぼなし。留年の場合、内定先もなくなり、再就職活動、さらに研究室にいることになり、精神的にもつらいことが予想される。留年も半年か1年かそれ以上も考えられる。また、私は大学受験の際に浪人しており、来年卒業できても25歳という年齢的にも周りとのギャップを感じると考えられる。

② 大学院は中退して、就職先を探す。(できれば公務員)
    これに対しては、大学院卒業の可能性を自らその場で断ち切ってしまうという、後戻りのできない点が怖い。また、就職できるかどうかが問題であり、就職できた場合も満足のいくような就職ができるとは考えづらい。ただ、公務員は既卒でも試験に合格すればなれるということであり、また内容も個人的に面白そうだと感じている。

これらを総合して考えると、とりあえず研究室に行って、来年卒業できるように頑張りつつ、保険として公務員試験の対策をすればよいでしょうか?しかし、だらだらと気まずい環境の中にいるのは、モチベーションもあがらないかもしれない?ならば、さっさと区切りをつけてしまったほうがよいか?

こんな感じで悩み続けています。でも、だけど、といった考えばかりが堂々巡りしている状態です。


ここまで長々と読んで頂き、ありがとうございます。
何かご意見をいただけたらうれしいです。

20代/男性 | 日付:2009年8月25日(火) 21:40 JST | 閲覧件数: 1,472

選択は納得性が大事です

江田 暁

こんにちは、はじめまして。

まず、もう体の方は回復されたんでしょうか?何をするにも体は資本ですから、まずはそこを整えておくことが大事ですね。

さて、いろいろとお考えになっているようで、その分析もされているようです。
よくあることですが、進む方向性を考えいろいろと分析すると、良いこと(できそうなこと)は勿論ですが、一方で悪いこと、つまり不可能だと思えるようなこと、あるいは辛いように見えることなども、見えてきます。
あまりにも情報が増えすぎて、結局その選択に行き詰る学生さんも多いのも事実です。
端的に言うと、マイナス要素があった場合には、それを避けるという思考が大きくなっている結果だと思います。

それらを前提にして、お話を戻しましょう。
研究室の先輩の実績を見るととても難しい、教授からは厳しい言葉で言われる、だからできない?
と不安になるのは分かりますが、それは果たして時分を判断するに現実的な捉え方でしょうか?

やれそうなこと、できそうな課題だけをこなすのであれば、誰しも苦労はありませんね。
社会に出た場合、今の研究課題云々よりも、もっと厳しい環境が待っていることをただしく理解するべきと思います。
つまり、現実結果というものは、やってみないと出し得ないことなのですが、やる前から諦めていては、そもそもできるものも捨てていることにもなります。

いま研究課題を考え、見出してそして取り組む、このプロセスは基本的に社会では当たり前のことであり、ここを避けていて期待される仕事結果を出せるほど現実は甘くはないですよ。

いろいろ分析されたものを捉えて、時分で意思決定をすることはとても重要ですが、取捨選択は限りなく納得できる範囲ですることも必要ですよね。
つまり、後で後悔するような短兵急な判断はよろしくありません。

今内定を頂いている企業に是非就職をして、そして仕事をしていきたい、と考えるのであれば、その道を進むことが肝要でしょう。
公務員の選択も勿論アリでしょう。
ただ、この先自分を活かせる方向はどちらなのか、そこを見つめる必用があるのではないでしょうか。

とことんやってみて、それでも結果をだせないようであれば、自分でも納得できるはずですね。

現時点で研究を捨てることは、自身にとってどんな意味になるでしょうね?
院に進んだときの志はなんだったのでしょうか?

最後に、
例えば研究課題を出し、取り組み、素晴らしい論文を書け、そして卒業でき、そして内定先にちゃんと就職できた「貴方」がいるとします。
そんな「貴方」から、今現在の悩んでいる貴方になんと言ってやりたいですか?

回答日時:2009年8月26日(水) 10:32 JSTお礼のコメントを書く

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