長い目で見る

堀野 節雄

始めまして、悩み辞典回答者の堀野です。

　結論を先に申し上げれば、日頃からお子さんの気持ちを聞いてあげて、お子さんが、自分は家庭に自分の居場所があり、認められ、大切にされていると自覚させることが大切です。
　文面で見る限り、心の病では決してありません。このようなトラブルは、集団生活では必ず起こることで、こういった経験をくり返し学びながら人間は成長するものだと私は考えています。
　友だちにちょっかいを出したり、先生を怒らしてしまうなど許されることではありませんが、徒注意するだけではこのような問題は解決しません。経験上申し上げますと、こういったお子さんは、自分の存在を他に認めてもらうために、様々な行動を起こしますが、その内容が周りから認められない行動であるためにトラブルを起こします。裏返して言えば、周りのみんなができることが自分ではできない、あるいは自分の言動がみんなに認めてもらえないために、いわゆる迷惑行動に走ってしまいます。
　そこで、トラブルを起こしたから叱るという誰でもとってしまう行動をやめ、トラブル以外のことで認めてあげると言った行動を保護者や先生がとってみてはどうでしょうか。そのことで、お子さんにもだんだんと自分も認めてもらえるんだという認識が生じてきます。少しずつではありますが、トラブルも減少していくのではないでしょうか。
　ご参考になさってみて下さい。

回答日時：2008年7月15日(火) 00:58 JSTお礼のコメントを書く

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