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教育現場の人間関係

ご相談者:20代/女性

こんにちは。先生が元教員というのを拝見して相談しました。
私の夫も中学校の教員で今年で2年目なのですが、職場の人間関係のストレスから仕事にいけなくなってしまいました。今年で2年目とかきましたが、その前に4年間講師として別の学校で働いていました。
今の学校では、生徒・保護者の問題もありますが、教員間の連携がうまくいっていないというか、夫と同じ考えをもつ教員がおらず、ずっと悩んでいました。教員の人数不足もあり、誰もが余裕がなく、職場で相談できそうな人はいなさそうです。
通常学級と特別支援学級のある中学校で、夫は特別支援学級のほうを担当しているのですが、そこで一緒に受け持っている女性の先生との人間関係がうまくいかず苦しんでいます。その方は40代のベテランの先生で、新任の夫は教わりながら仕事をしています。しかし、夫の仕事のできが悪いのか、相性が合わないのか、毎日のように叱られ、最近では理不尽なことで叱られたり、嫌がらせのようにもなってきたようです。夫は言い返したり、職場で他の人に悪口を言えない性格です。あと3,4年はその先生と一緒に仕事をしなくてはいけないので、気まずくなってはいけないと気を使って接していましたが、限界になってしまったようです。仕事を休みだし、ほとんどしゃべらなくなってしまい、別人のようになってしまいました。
私は今妊娠していて、臨月というか出産予定日も過ぎていつ陣痛がきてもおかしくない状態です。私たち夫婦にとって初めての子どもで、両方の両親にとっても初孫で、生まれてくるのをとても楽しみにしています。身重な体なので夫に対し、献身的に介護することもできません。というより、元気のない夫を見ていると、つらくなってしまい、つい私のほうが涙してしまいます。
夫を救いたいです。どのように接したらいいでしょう?助けてください。お願いします。

20代/女性 | 日付:2008年4月26日(土) 17:12 JST | 閲覧件数: 1,674

どこまでも、ご主人に寄り添って

堀野 節雄

はじめまして、悩み辞典回答者の堀野です。
 教育現場は、以前にも増して悪化しており、ご相談のような職場はますます多くなっているようです。ご相談が、そういった職場におられるご主人にどう接したらよいかという内容なので、結論を先に申し上げますと、ご主人がどういった困難な状況におかれても、ご主人の味方になることかと思います。言葉や行動でなく、そう思うだけで充分な支援になると思います。
 さて、ご相談の同僚の教師との人間関係ですが、どういった職場にあっても、うまくいかない人は必ずいるものです。そういったことが打ち明けられる同僚がおられるといいのですが、現在はそういったことができないようで、ご主人の苦しみは相当なものだと推察できます。冒頭に述べたように、現在の教育環境はますます悪化しており、全国の先生からの報告によれば、ますます多くなっているようです。教育現場を、教師がお互いに協力共同し合って子どもの教育を保障するのではなく、教師を分断することによって教育を管理するのだという時代になってしまっているということです。その中に、ご主人の職場もあり、同僚の教師も違った意味で、苦しみを背負っておられるのではないでしょうか。
 つまり、教育指導は先輩の教師から後輩の教師へ一方的にされるものではなく、お互いの教育指導を研究しあうところからなされるものです。そういった日常の教育活動ができないものか模索できればよいのですが。同僚の教師とも、そのような人間関係を持つことが理想だとは思いますが。
 私自身の教育歴から申し上げますと、困難な状況(例えば、授業が成立しないなど)になったとき、同僚の教師はもとより、一部の生徒たちや保護者たちが私を応援してくれました。うまくいかない時は、あきらめずに様々努力を重ねたこと(原因を考えたり、新しい方法を模索したり、先輩の授業を見させて頂いたり)が、そのような結果をもたらしたのかなと感じております。
 報道されたように、全国的に教師のストレスによる休職、退職を余儀なくされる、最悪な事態では自死にいたるなど、教育現場は苦しみの連続です。そのため、管轄の教育委員会では、そういった教師の悩みの相談を受け付ける相談所を開設しているはずです。是非、相談されてみて下さい。
 ご主人は大変困難な状況にあるかと推察しますが、ご参考になさって下さい。 

回答日時:2008年4月29日(火) 00:56 JSTお礼のコメントを書く

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