Re婚塾 【セックスレスについて】

明日、沖縄でちょっとした講演をします。
(正式には明日というより今日です。
というのは、今、このコラムを書いているのが深夜で日付はすでに変わってしまった時間です)
実はその講演でお話する内容を頭の中で整理するために
このコラムで書いてみて、台本のかわりにしようとたくらみました。
(いつもながらの一石二鳥を狙う横着な私です)

今日は【身体の相性】について考えてみたいと思います。
ご家族で仲良く過ごされておられるこの連休のさ中、「下ネタか?」と思われる方もいるかも
しれませんが大人の話という事ですので、ふざけたり、決して下ネタではないのでなく、
大真面目に取り組むのでお許しくださいね。

世間には、セックスについて、さまざまな情報が飛び交っています。
特に夫婦のセックスについては、当人同士だけにしか判らない部分である為
判断基準に、何が普通で、普通でないか、は判りません。
そんな中、本当の情報もあれば、眉つばものの情報もあります。

またその情報に、賛同者もいれば、まったく当てはまらない事もあり、結局は正解のない個人的な感覚の世界かもしれません。そういう意味でこれからお話させていただく内容は、もしかしたら万人には理解されない内容かも知れませんが、少なくともサラリーマンが
読むスポーツ紙にあるエッチな記事的なとらえ方にはならないよう、考えてみましょう。
その中で夫婦の相性に悩みを抱える一部の人たちヒントにだけでもなれば、幸いです。


では、問題です。
Q: あなたは人と人の相性というもの信じますか?

これはおそらく大多数の人が「YES」だと思います。

Q: ではあなたは身体の相性というもの信じますか?

これに対し、理論的な根拠は示せなくても「なんとなくあるんじゃないかな」というのが
だいたいの感想ではないかと思うのです。

では身体の相性って何なのでしょうか?
セックスそのもの?
テクニック的なもの?
嗜好性?
結局、総合的なもの?

この答えは、どれも正解であり、どれも間違っているのかもしれません。

このテーマは正直、私には判りにくい問題でした。
これまで人と、議論をしてもはたしてどこまで正直な答えか判りませんし、
嘘という意味ではなく、照れもあるかもしれませんが、その前に人に話すことでもないと
いう話題でもあります。
また、その人の感覚的な部分ですから、正解も間違いも無い訳です。
でも、肌合い?的なものは、絶対にあると思います。

そこで私はこの相談業を始めるもっと前にある産婦人科医のドクターと話をしたことがあります。
その先生は多くの出産を経て、その女性の子宮や下半身を見てこられました。
しかし、それだけではなく、多くの女性患者のセックスの悩みや問題に取り組んでこられ
少なくとも、女性のその部位を機能的な面だけではなく、特徴面ででもご存知です。
そして、泌尿器科を通じ、男性の性器についても多くのデーターを見てこられました。

その結果ドクターがおっしゃるのは、男女の部位というパーツでの相性はないという事でした。

当然、物のとらえ方としておじさんの読むスポーツ紙的な興味で、特別なパーツを持つ男女はいるかもしれませんが、その特別という事は、そのドクターのこれまでの経験で
女性に男性が望む、特別な持ち物という方はいないという事です。

ただ、妊娠しやすいか、しにくい体質は構造上ではあるかもしれませんが、少なくとも
男性の望むような、エッチな機能を持った構造をしている女性のパーツはありませんとのことです。
男性の夢を壊すような事を申し訳ないのです。

それより、日頃より問題点に取り組む(すいません、病院の診療を受けられる女性というくくりで言えば出産以外は、問題点というとらえ方をしました)ドクターから見れば
身体の内部に持つ秘密兵器的なものはないという事です。

ただ、経験や加年齢による、衰え。
逆に若さによる、元気具合などには違いはあるようですが、その部位が特別な構造があり
男性に特別な喜びをもたらすものはない、そのほとんどが男性の勘違いであり、幻想というか、そういう夢を持っていたいという願望ですと言われました。

おっと、話しが変な方向へ、反れましたね。

でも、これは横道に反れたのではなく、ここに本当の答えがあります。

先生が、声を大にしておっしゃられた言われた事は、
「セックスの相性は、こころの相性です」という事です。

ま~ドクターというご職業の方が仰る言葉とすれば、なんとメルヘンな答え。

このテーマは実は私は折に触れ書いていて、ずいぶん以前もコラムなどで書きましたが、何年も経っても、消えない疑問であり、いくら先生にそう言われても、そのような相談がやはり後を絶ちませんし・・・。

そこで、また今回、書いてみました。
つまり永遠のテーマなのでしょうね、夫婦にとっても、私にとっても研究課題ではあります。
諸説、いろいろあります。
しかし私はこのドクターの唱える説が私にはしっくりきます。

改めて書きますね。

部位やパーツの特徴的な相性はない。
セックスの相性は「こころの相性」とイコールと言えるそうなのです。

女性が男性を受け入れ、それにYESの反応をする・・・これが悦ぶという反応になり
お互いに快感につながる・・・・

この答えはエッチな答えを期待する男性にとっては、ちょっと優等生的な答えでおもしろくないかもしれませんが、結局こういうお互いの「YES」が嬉しい誤解を生み、特別な構造を持つ女性が居るのではないかという神話を生みだしたようです。

でも、ここで改めてもうしますと、誰も一般の方々が特別な構造をもった女性とのエッチを望んでいるのではないのですよね。
すいません、、セックスの相性を、ちょっとスポーツ紙的な観点から考えるのではなく・・・・と言いたかったのですが、変な方向に話が行きました。
イカン、イカン。
私が言いたかったのは、セックスの相性という事を、下半身の部位でとらえられる傾向がありますが、それはちょっと今回のテーマとは違うので、パーツで考えないで・・・というお願いのつもりが、逆にパーツでの相性の説明になってしまいました。

そこで話を戻します。

このドクターが仰られる言葉に私は感激したのです。
世間がセックスを興味本位なとらえ方をしている中、そのドクターは身体だけの相性はないと断言されたことに 私はとてもうれしかったのです。
でもその話とスポーツ紙の記事とを同じレベルで唱えた事が間違っていました。
スポーツ紙で書かれてあることは、そもそも夫婦の話ではありませんし、セックスそのものを遊びとしてとらえているし、もっと言えば、事実と違うノンフィクションです。
だから、これを夫婦の現実問題と同列で述べるのが、本来間違っていました。

とは言え、私はこの相談業をしていて、こうした誤解をされている方が多いのも事実です。

世間で言う、夫と私は身体の相性が悪いのではないか、という観点に立つとき、
こういう世間での俗っぽい通説を信じるばかりに、ご自身を責めてられるケースがあるのですが、セックス記事と言うのは、そのほとんどが、読者の目を引くための、大げさすぎたり、嘘が多いという事と実生活との違いが判らなくなってしまっていることが多いのです。
この誤解をしないでくださいと言いたかったのに、話がへんな風になりましたね。
ごめんなさい。

で、話をもとに戻しますが、こころが離れるから、体の相性というスキンシップもできなくなるという事は確かにあるのです。
その結果、やはりセックスレスという問題になります。
だから、セックスレスだけをご相談に来られる方がいらっしゃいますが、実はそれは心の距離の問題と言えます。
(もちろん体力的問題や、ストレスなどの問題は別として)
これは鶏が先か卵が先かという話になりますが、ご主人がちっともセックスをしてくれないという妻の不満をよくお聞きいしますがその前に夫婦として会話がないどころか
喧嘩を繰り返している、という事はよくある話です。
妻にとればご主人への愛情がたっぷりあるのに、なぜかしら冷たい夫に優しくされないから、不平不満を言い、ますます隙間風が吹くのです。
決してこころが離れているとはいえないのに 夫の方から離れて行ってしまったという事はあるのです。

これはこころの相性とは言え、方一方だけのラブコールだとすれば、片思いでは身体を通じての愛の交信はできません。

だからこそ、こころの相性という事は、お互いが同じボルテージが必要ですよね。
下ネタに近いようでも、意外とメンタルな「心」の問題がこのセックスレスには
根底にあります。

だからセックスレスを誰か自分以外の人との方が相性がいいのか・・・なんて考えないでほしいのです。
夫婦の溝には、必ず心の溝があります。
それがセックスレスという形になって現れる場合もありますが、これを肉体上の問題と捉えず、心の問題と距離という捉え方をして下さい。

え?そんなことはとっくに判っているという事ですか?
失礼しました。

そんな、夏休みのある日のつぶやきでした。

もっと見る

Clip to Evernote
このエントリーをはてなブックマークに追加