最近の事件【不倫殺人】


近頃、特に不倫に関係した殺人事件が多く起きています。

この原因は、人間が短絡的になってきているとか、安易な逆ギレなど、世相を唱える事は簡単ですが
本当の所、真実は当事者しか判りません。

だから、これだけ多くの相談事を経験してきても実感として私は男性の心理が解らず理解に苦しむのです。

こうした相談業をしていて思うのですが今の男性と昔の男とは違うな~と感じています。

大きく違うのは倫理観というか正義感というか・・・・・・
私の子供時代は、教科に「道徳」というのがあって、人の道のようなことを勉強しました。
でも本当はそんなことを学ばなくても、何となく解っていたような気がします。

その後、ゆとり教育が生まれ、道徳よりも個人個人の気持ちのゆとりや個性を大切にする時代が来ました。
その結果、みんなが自分の欲望には忠実になりました。

でもこの自分の欲望とは、少なくとも人に迷惑を掛けないというところが土台にあり、
そこを踏まえた上で、やっと次に「自分」が来るのです。

だから不倫などは、古今東西、変わらずありましたし、昔は甲斐性のある男は
2人3人と妾さんは居たものです。

でも、その上には必ず、本妻という妻が居ました。
だから昔の男性は、どれだけ愛人の所に通っても、妻は別格として大切にした物でした。

私も昔、夫の浮気に苦しんで、友人に相談したら、「妻は不動のものだよ、どーんと構えていればいいのよ」
と励まされました。とてもよき時代だったと思います。
実際はこの時代からしても妻が不動の存在というのは幻想でしたが・・・・・。

だから、これだけ離婚件数が増えると、男性も妻を不動と大切にしていると思えなかったのです。
現に、相談の殆どは、夫から欺かれての離婚です。

夫側からすると、浮気がばれての離婚と、ばれないままの離婚とでは雲泥の差があります。
特に大きな違いは慰藉料が発生するかしないか、です。
だから、性格の不一致の振りをして、離婚まで成功させるのです。

その為に、浮気が始まった時から、そのプログラムは開始されます。
最後まで、ばれないように計画を練るのです。
浮気は始める時からその最中まで、用意周到にアリバイを作り、資金も用意し、疑われないようにします。

浮気をする男性はし始めた頃は妻と喧嘩ばかりします。

いつも浮気相手のところに飛んで行きたいのに、妻という存在が足かせになり、跳んでいけないのです。

そうすれば疎ましくなって、意地悪を言ったり、にらめつけたりとします。
でも浮気も安定期に入ると、今度は妻を怒らせないようにご機嫌を取ったりします。

これは離婚を考えての計画的な事であったり、そこまででなくとも、奥様をなだめてご機嫌よくさせておけば
ご主人も行動を制限されることなく、自由に女性に逢えるのです。

だから一時期、険悪だった夫が優しくなった・・・・また妻の元に帰ってきてくれたんだと誤解をしますが
これは、単に自分のデートをしやすくする為、夫は自分の為の作戦だという事です。

・ ・・・そんなこんなで離婚ななる夫婦を山ほど見てきていますから、この所の愛人を殺害するのは
結局の所、男性は妻が大事なのかな?と思いきや、どうもそうでは無さそうです。
妻が大事だから、愛人を殺害する・・・・・

こんな単純な決め付けは、誰が考えてもおかしいですよね。

ここで女性、特に妻の考え方の特徴があるのですが、そもそも妻を大切にする人は
浮気なんかしないだろうと考えるのが普通です。
ここが男性と女性との違いです。

妻が大切だから、愛人が邪魔になると言うのではなく、愛人が自分の環境を脅かす存在になった途端に
邪魔になるというのが妥当だと思います。

男性は浮気をすると、とても色んな画策をします。

それならば、そろそろ気持ちが冷めてきた時の対処くらいも考えておけばいいのに、
ここがなし崩し的です。

大阪の葬儀関係者も4年付き合った女性を殺しました。
愛人は自分のいう事を聞いている時は男性にとっては可愛い存在でも、
邪魔になってしまうと、そこは別れではなく殺害というところに振り子が振れるのです。

昨日などは、医者が自分の愛人に陣痛誘発剤を投与して堕胎させました。
こうなると、妻にばれるのを恐れてかな?とも思いますが、むしろそれも含め、
地位も名誉も家庭も全部必要で、これまでは、そこに愛人もプラスされて、
このドクターにしては欲しいもの全部手に入れた、とても、満足した状態だったのに
このバランスがくずれた途端、愛人すら、自分を脅かす存在になるのでしょう。

お勉強の苦手だった私に取れば、医科大学を卒業し、ドクターになった人は、知的能力が高い人だと
聞いただけで尊敬します。
頭が良いと聞くだけで、生き方が下手でも、思考能力は凄いもので、膝まづきたくなるのですが。
何故こんな単純な事件を起こすのか不思議でなりません。

それほど、不倫という関係は人生設計も狂わしますし、誰をも幸せになれません。
例え、妻や夫の元へ帰還したとしても、浮気をされた妻や夫は、その心の傷に、浮気をされていた期間以上に
長く苦しみます。

そういう意味で、不倫をしている愛人の貴女。
今はどれだけ激しく愛されていると思っても、疎ましくなれば、倍ほど彼からは邪険にされます。
激しさの分だけ、逆になると気の強い貴女の口激はその男性には 面倒くさい存在に変ります。


そして不貞をしている妻子持ちの貴殿。
貴殿が妻に同じ事をされたら、我慢が出来ますか?

そして、貴殿の事を愛してくれているとする、その愛人女性は、家庭がある事を知りつつ、
平気で妻子ある男性を愛する人です。ルール無視の恐ろしい人です。
もし、妻と上手く別れられたとしても、このような女性を安心して妻に迎えられますか?
例え、それはあなたが口説いて始まった恋愛にしても・・・です。

パートナーに浮気をされ、「何故浮気なんかするの?」と思うでしょう。
その「何故?」なんて 当の本人すら分からないのです。

行き当たりばったりで、自分の欲望のままに動いているだけです。
だから、別れ話の時も、無茶苦茶になるのです。
「何故、何故?」なんて周りが考えても無駄です。
だって、本人すらもこんな事になるとは、計算外なのですから。

あの時、昔は、とても良い人だった、と思っても 今は今なのです。
こうして、冷静さを欠き、むちゃくちゃになるのが不倫です。

殺人までは行かなくても、事件にはならなくても不倫の行く末ってこういうことかもしれません。

とにかく、いい事なんて何もありませんから、不倫をしている人は即刻やめるべし・・・・

なんて、私が言っても聞かないか・・・・はぁ~あ。

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