夫婦は話し合ってはいけません?Vol,2

Vol,1に引き続き・・・・・・・

前回の「話し合ってはいけない」というケースは時と場合によりと注釈しそのケースとは
夫婦の悩みの中でも最多の相談事、「浮気問題」に対してのみ当てはまると言いました。

改めて申しますが 夫婦の問題でも いろんな問題や時期があり 場合によっての解決方法が全く違ってきます。
一つは 話し合いが有効な夫婦問題は何でしょう?
まず一つはボタンの掛け違いのような 単なる気持ちのすれ違いから起きてくる誤解。
これはようく話しあうこと、どこから誤解が生じたか、お互い悪気が無かったことの確認から入ります。
もとより伝え方が間違っていたり、誤解を解く努力も怠っていた事を 反省する事から始めます。
これはもう単純に もつれた毛糸をほどくように 地味な話し合いしか方法はありませんが、基本的には
家族大切、家庭が大切、妻も夫も、お互いが大切だという基本理念を確認をしあい、今後も一緒にやっていく気持ちに差異がないことさえ 確認し合えば 後は、誤解の調整と出来る範囲の妥協にだけでいいのです。
これが 話し合いが効果を発する問題です。

そして次。話し合いが 有効でない問題。
それは 片やパートナーを裏切って 家庭を捨て、家族を捨てようとしている浮気の場合の解決方法は話し合いは無理です。要は 浮気をした側は話し合いなんてしたくないのです。
したい事は何かと言うと 自分の勝手わがままを通したいという事だけ。
だから、逆に 話し合いをしようとする妻なんて 夫にとっては 夫の夢を妨害する「説教タレ」でしかないということは
Vol,1で述べました。
しかし 全く浮気問題でも すべて話し合いはダメというのものでもありません。その段階によるのです。
最初の頃、つまり浮気の兆候があり どうもパートナーの様子がおかしいという 未遂の段階です。
こうした時には 「貴方、判っているわよ」と、きゅっとたずなを締めるくらいの話し合いで 充分震え上がります。

つまり 相手に舐められないように 予防線を張っておく事で 本当に家族思いの夫は踏みとどまります。

しかし、こうした浮気問題に悩み相談を寄せられる方の殆どは、もう浮気もとっくに発覚し、
ごっちゃごっちゃに夫婦で揉めた後、心の支えや心の持ちようのアドバイスを求めてこられますが
心を支えるだけでは こうした問題は解決しないという事を 理解して欲しいのです。

この悩み辞典に寄せられる相談者の多くのパターンが 「どうしたらいいか?」と尋ねられていますが これは 
ある意味、内心 「夫とどう話し合えばいいか?」という意味であり 「話し合いで解決したい」という 解決の方法を限定していると考えられます。
でも 私はこれまで多くの浮気をする夫婦を解決してきましたが 「話し合い」で解決したパターンは殆どありません。
これは 私がその手法を持っていないというより 相談者の要望で試した事はありますが 成功したケースがありません。
話しのついでに、ここでちょこっと 心理カウンセリングと夫婦修復カウンセリングの違いを述べますね。
巷にはいろいろな手法や療法、または占い、催眠療法、スピリチャル、霊能力や風水、レイキや何かわからん怪しい宗教。
どれも悩みを持った方が門を叩くところです。
夫婦の悩み担当は一般的なのが心理カウンセラーの先生と私のような夫婦問題専門カウンセリング。
どの方法がよいか、選ぶのは相談者自身です。
しかし一般的には夫婦の問題を人間関係と捉え、心理カウンセリングの門を叩く方が多いように思えます。
その手法は 対人関係のTA(交流分析)という手法をとりますが、夫婦の問題解決という事とは少し違い、夫婦の具体的なアドバイスではなく、今起きている問題をどのように受け止めれば気持ちが楽になるかという 解釈の仕方が中心の療法になります。
そして 穏やかに受け止める事が相手へも伝わり相乗効果をもたらし、お互いがピリピリしなくなるという事です。
要は先ず自分という本質を受け止め、相手も受けいれるという受容の関係を築くという事です。
でも これは夫の浮気となれば そう簡単に受け入れてはいけないという事が言えますので
心理的なカウンセリングが 果たして浮気防止に効果的かどうかはいささか疑問です。
特に本当に夫の浮気が夫婦の向き合う姿勢だけを調整して、どの程度解決するのかは、他所の事ですので数字的な統計は把握できませんので、私には 判らないというのが正直な所です。
心理カウンセラーの行う心理療法は むしろ時間を掛けてでも、お互いの考え方の違いを調整したい人向けかもしれませんが、この場合は 夫婦2人でカウンセリングを受けることがベストですから 夫婦が同じボルテージで解決を望んでいるという場合には有効といえます。
夫婦の関係修復は私のところでも行っていますが、お互いに反省点を挙げ、謝罪をするところから始め、出来てしまった溝を話し合ってお互いが埋める、そして今後の夫婦が同じ方向を見つめるという努力目標を設定し、実行していただきます。
こういう、お互いが同等に努力する場合は成功するケースは多く、とても効果的です。
しかし すでに浮気が始まっている場合は お互いが同じ方向を見つめるなんて事が不可能ですし 話し合いなんてしたくないということが前提ですから、自分が変わってから 相手にも気付いてもらう・・・なんて手遅れになることもあるので
そんなのんびりした事を言ってられないのです。
だから心理的カウンセリングが本当に有効なのは 浮気のやめさせ方という事より 不貞後、家庭へ戻ってきたが 何となく以前のような夫婦に戻れなくなったと 夫婦共に解決を望む場合の方が有効だと言えます。
でも 正直言って本当に夫が家庭へ戻ってきた場合は そんなにネガティブに思い悩む事はなくなっているというのが
実は・・・の話です。

 「話せば判ってくれる」「夫婦は話し合うべきだ」と 誰もが思っています。
でも私は多くの例を見てきて そんな悠長な物と思えないというのが これまでに出した結論です。
変な例えですが 国と国もやはり 人間の集合体です。
国家間の関係がこじれる事も 人間の起こすことです。
どうしても 話し合いが成り立たない時、いや国の先頭に立つ者が旗を振り下ろせば・・・・・それが戦争です。
つまり本当に 何でも話し合いで解決出来るならば 地球上では戦争は起きないと思っています。
どうしても 譲れない事や 分かり合えない人っているのです。
そして夫婦においては わかりあいたくない時期というのもあるのです。

私は何が何でも夫婦は話し合いをしてはいけないとは 言いません。
先ほども書きましたが 少し夫が脱線しかけている時には 妻が軌道修正すればいいのです。
でも もうしようも無いくらい 道を踏み外している場合は レールからはずれ暴走しているのですから
話し合いというやんわりした物ではブレーキは掛からないのです。
そして その時期が 今なのかどうかを見極める事が肝心です。
でも たいてい 妻という生き物は 裏切られても夫の事を信じていますから その今が 暴走中とはわからないのですよ。
そして何も判らないまま  「もう夫は女性と別れたと言っています」と信じるのです。
 私の所へ相談しながらも 突然離婚が起きるのです。少し愚痴っぽくなりますが私のアドバイスより愛する夫の言葉の方を信じるものですから、こんな事になります。残念な事です。
これが VOL,1でも書きました 「約束」という事です。
時として半ば強引に夫に約束をさせてしまいながら その自分の言葉に妻側も安心してしまうことです。
でもそれは 逆に約束をさせたお陰で 今後一切夫を疑う事が出来なくなることです。
私はこうした浮気がそんなに簡単に解決するとは思いません。
少し改心したからって、簡単に約束する夫は反って信用できないとすら思っています。 
一度の約束で もう二度としないと 実行できるほど 人間は強くありません。
まして これには相手のあることですから 相手女性がそんなに簡単に別れてくれるはずもなく、その浮気相手にしても
自分が騙されていたとは思いたくないので 別れ話にはぐずります。
男性諸君、ちょっと自分の胸に手を当ててみてくださいよ、覚えがあるでしょ?
最初は さっくりと物分りの良さそうな女性と思って、遊びと割り切ってくれるタイプと思っていても、ある日突然、死んでやる~とか、マンションから飛び降りてやる~とか、意外と手こずって恐くなったりしませんでしたか?
男性に取れば 話が違うよ~といいたいだろうけれど、元々 その浮気を始める時に
「妻とはもう終っているんだ」とか「離婚寸前だ」とか「長い間、セックスも妻とはしてない」とか言って口説いている物ですから最初から 遊びだっただろ?とは言えなくなっているので浮気相手の本気へ手のひらを返されても文句を言えないでしょ?
人の恋は始まるのは簡単ですが、終るのは 本当、苦労します。
妻も酷い裏切りをされた夫でさえ別れたくない・・・・他に好きな人が出来たって言われても簡単に離婚なんて出来ない。
それが判っているから 夫と揉めるのでしょ?
そこは浮気相手の女性も一緒。
口説かれて口説かれて、妻とは冷え切った関係で、家庭には帰りたくないとご主人に口説かれているのですから。
別れるのは 恋人も不倫も夫婦も、みんな同じ、簡単ではないのですよ。
そんなに貴方のご主人も簡単に浮気相手と別れられるはずはないのです。
だから 夫が一度くらい約束したからって まだまだ 目を離したり、信用したりしてはいけません。
いえ、むしろ 何度か失敗はするだろうと 疑ってみて その結果、同じ間違いを犯していたら そこでまた、軌道修正するべきなんです。
別れとはそんな繰り返しです、引っ付いたり離れたり・・・・一度でスパッと別れられる事のほうが珍しいです。

なのに、妻の(夫の場合も一緒)は、もう二度としないという夫の言葉を聞き、安心してしまい今度は自分も誓うのです。
「もう二度と夫の事を疑わない」って。
そして 疑う事すら罪悪感を持ってしまい、夫を信じるという努力をします。
妻はやさしいですよ。
夫婦でやり直そうと約束した途端、夫も何がしか、傷付いているだろうと、余計に夫の自由にさせます。
まるで腫れ物に触るようです。
でも本当の裏切りは ここから始まるのです。
こうしたケースが結局離婚に至ります。

どうですか?ここまで来て 少しはおわかり頂けたでしょうか?
妻が望む話し合いなんて 所詮自分を安心させる為だけのもので、浮気中の夫には 何の役にも立ちません。
むしろ 話し合いは 夫の行動に不信感を抱き、尚且つ夫の浮気が深海にはまっていない初期の頃か、
または 本当の意味で夫が家庭に戻ってきて 1年、2年経ち、ご主人が落ち着きを取り戻した頃に
「ね、お父さん あの時のお父さんって何を考えてたのかしら?」という意味で話しあいをすれば ご主人も「そうだな、どうかしてたな」と素直に話をしてくれるでしょう。

話し合いとは 同じ目線に立っている場合のみ 意味があります。
相手を裏切り、秘密を持ち、ましてや 離婚を考える者が、考える事は
「どうしたら養育費を最小限にし財産分与の貯金も 新しい嫁のところへ持って行きたいし・・・・」です。
こんな事を考える夫とは 「話し合い」は出来ないでしょう。

今日、書いたことは 世の中の夫諸君を敵に回しました?
Vol,1を より一層、これでもかと 書いてしまいました。
何か 男性に恨みでもあるのか?と聞かれますが いえいえ 違います。

こうした事は 今や 男と女と同じくらいの割合でおきています。
だから 妻と書いているところを 夫と入れ換えて読んでくださったらいいのです。

夫だけでもない、妻だけでもない・・・・相手を信じるがあまり 何も前が見えなくなっている方への
アドバイスです。私はあえて憎まれ役になりました。

お願い 後ろから ブスッとしないで下さいね。

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