酒井法子に見る罪と罰 Vol,3

昨日 判決が出ました。
これまでの公判の前例にない 刑を復唱させるという異例の判決言い渡しでした。

これは いくら反省してるって言っても そんなに簡単に薬物依存から 抜け出られる物ではないということは
世間は周知のことだからです。

無理だろうな~と誰もが思いつつ もう一度チャンスをやろうというのが 今回の判決だったのでしょう。

そこで これを私は ちょっと夫婦の「罪と罰」という問題に良く似ているな、と思いました。

夫婦の問題において よく相談を受けるのは やはりダントツ夫の浮気が一番です。
次に 夫の借金です。

このどちらも この浮気、借金の言葉の後に 「依存症」という言葉を着けてもいいくらい 薬物依存症にも似た
根の深さを感じます。

もう二度と 浮気はしない・・・・
もう絶対に 借金はしない・・・・・
もう二度と ギャンブルはしない・・・・(ギャンブルと借金は同意語かと思うくらい一対です)

妻は この「もう二度としない」の言葉を 何度信じたか、そして何度裏切られたか・・・・・・
でも 信じてしまうのですよね。
何故でしょうか?

これは信じないと 一緒に生活できないからです。
だから 信じるというより 一緒にこれからも一緒にやって行きたいから 「信じたい」という事なのです。

夫は この妻の心を判っているのです。
つまり 妻は信じたい、夫は信じてもらいたい、または信じさせたい・・・・
このお互いの希望が合致する為に 何度も裏切られても また一度 もう一度と 信じるのです。

これはある意味 美しい話なのかもしれませんが 実際はこの繰り返しがドンドン夫を破滅型の人間にしてしまっているという事が有ります。

でも これは仕方がないかもしれません。
何故なら 夫は家族であり 子供の父親ですから 妻がチャンスをやらなければ 家庭が存続していかないのです。

でも 酒井法子の場合はどうでしょう?
 裁判官すら 「これは現実の世界で薬物と縁を切ることは無理に近い」と断言し、世間の目は厳しく、
「そんないくら覚せい剤を止めると口で言っても やめられるはずがない」と断罪しています。

そうです、他人には厳しいのです。
そして他人だからこそ 冷静に 正しい判断が出来ますが これは 酒井法子がどうなろうと、我々には
直接の被害はないのです。

でも 夫の 「もう二度とやりません」の言葉は 夫にとって優しい計らいというより 
夫を信じた方が家庭が尊属すると言う 妻が自分のために言い聞かせる言葉なのです。

でも、例えばこのような夫が悪さを繰り返す家庭の話を聞いた時 他人は酒井法子の反省の言葉みたく、
簡単に信じちゃだめよ・・・・・・と 誰もが思います。

しかし変な話 犯罪者の家族は 例えどんな罪を犯しても 例えどんな捌きを受けようとも自分の子供は
許してあげたい物ですし 更生を信じてあげたいものなのです。

私は自分の子供が思春期の頃友達と組んで 悪さをしたことがありました。
その時に 親として迷惑を掛けた家庭に謝りに行くべきだと思い 同じ悪さをした友達の家に行きますと
「うちの子供に限ってそんなことをするはずがない」と頑なに信じない親が居ました。
そんなことで その子供も それまでは 認めていたのに 家に帰った途端 親の後ろに隠れて
「僕はしていない、○○ちゃんだけがやった」と言って嘘を付いたのでした。
その子は 自分の親にも 自分にも嘘を付いたのです。

私の子供は 私が先方に頭を下げる所を涙を浮かべて見ていました。
自分の仕出かした事で親が頭を下げるのって 子供心にやりきれなかったと思います。
そして 迷惑を掛けた子供にも 申し訳ない思いと その上 友達にも裏切られ・・・・おかげで?
幼いながら 色々思い知ったのでしょう。

信じてあげるということは やみ雲に信じることではなく 自分の子供でも 「魔が差すことはあるかもしれない」と冷静に考える事も必要です。

そして事実に立ち向かう勇気があってこそ 本当の反省が生れます。

本当の反省なくして、本当の改善策は生れませんから。

夫や妻、子供などを 冷静に見つめて そして更生させるのも家族の力。

何も無かった事にするのは 現実に蓋をする事ですから・・・・

ん?話が それちゃったかな?
ま、今日は 思いつくままに 書きましたが 何かを感じ取ってくださる方が一人でも居る事を
励みにしています。

ではでは 今日は このくらいに・・・・・。

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