社会とは?

  • 2009年7月 7日(火) 04:27 JST
  • 投稿者:
    ゲストユーザー
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    2,334
森田 えつこ 周りから自分がどう見られているのか考えることは当たり前だ、
と思っている人は多いのではないでしょうか。

それを考えないなんてありえない、と思う人は多いかもしれませんね。

私もかつてはそう思っていました。

しかし、これが単なる思い込みだとしたらどうでしょう?

周りから自分がどんなふうに見られようとも全く気にならないとしたら、
どんな自分がいますか?
ちょっと想像してみてください。


どんな感じがしましたか?
周りの目を気にする自分と、気にしない自分の「感覚の違い」を
感じることができたでしょうか?


多くの人は小さいころから周りの目を気にして生きるよう条件づけられて育ちます。

「周りの迷惑になることはやめなさい。」
「いい子にしていないと・・・」
「xxしないとみんなに笑われるよ。」

「社会」というものが、ゆるぎない絶対的なものとして認識され、
恐れられ、「社会の一員」であるためにあらゆることを制限されます。

こういったことを教える親が、自分が社会に受け入れられるよう
学んできたことをそのまま子供に伝えるのですから、
当然「社会とはxxなところだ」という思い込みも受け継がれます。

思い込みとは文字通り自分がそうだと信じている「思考」です。
ですので、その思考は変えることができます。

社会そのものを変えることは難しいですが、
自分の思考(物の見方)を変えることで、社会に対するストレスは無くなります。

そしてそういったストレスの元となる思考は「怖れ」から出てくるものなので、
その思考にとらわれているとついつい愚痴っぽくなったり、
悪態をついたり、自分の殻に閉じこもったりします。

社会とは、あなたが思っているほど窮屈なものではありません。
自分の思考がそうだと決めつけているだけです。

たとえば「公共の場で他人に迷惑をかけてはならない」について。
暗黙の了解の代表のようなものですが、なぜなのか考えてみると・・・

例)・迷惑をかけると、躾のなっていない人だと思われる。
   ↓
  ・自分の親が責められたら、申し訳ない。
   ↓
  ・家に帰れない。
   ↓
  ・生きていけない。
   ・・・・

となるかもしれません。
(※これは思考の掘り下げを簡単にまとめただけですので、
皆さんがこのような思考だと言っているのではありません。
それぞれにご自分で掘り下げてみてください。)

あなたがもし「公共の場で他人に迷惑をかけると、もう生きていけない。」
と思っていたとしたら、当然誰にも迷惑をかけないように行動します。

迷惑をかけないように、「無意識のうちに」細心の注意を払うでしょう。

誤解しないでいただきたいのは、「迷惑をかけてもいい」と言っているのではないということです。

「迷惑をかけると生きていけない」と思い込んでいるのと、
「迷惑をかけても生きていける」と思っているのとでは、
明らかにこころのあり様が違ってくることがお分かりいただけるでしょうか。

前者ではたった一度の失敗が、大きなつまづきとなって、
取り返しのつかない行動に発展する可能性があります。

しかし後者では、迷惑をかけてしまったという経験は、単なる経験のうちの一つであり、
この経験を次に生かそうと思うでしょう。

私たちは知らず知らずのうちにたくさんの思い込みに縛られているものです。

ではその思い込みにどうやって気付くかですが、
これは毎日自分の思考を観察することから始めるとよいでしょう。

どんな瞬間でも、私たちはいろいろなことを考えています。

条件反射的に反応するのではなく、自分は何を考えているのかについて
意識を向けてみましょう。

そうすることによって、新しい自分の一面を知ることができるかもしれませんよ。

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