心の支えと意思決定が大事ですね

江田 暁

自分へのリストラ宣告、ご主人も覚悟はあったといえども、実際に言われた時のその驚き、戸惑いはとても大きかったことと思います。
奥様にしましても、とても信じられない、受け入れがたいことで、大きな不安を覚えたと思います。

時限的には年内とあります、それまでに次への方向性を決めていかなくてはなりませんね。
それを受けて、いろいろ資格の取得などのアドバイスをされておりますね、前向きに考えて行動してもらおうとのことですよね。
そのいろいろな資格の取得等に関しまして、ご主人はどのような思いでいらっしゃるのでしょう。ご本人も納得をされて、数々お受けになる気構えでいらっしゃいますか？
そのように動かれているということは、宣告されたリストラに関しましてはそのまま受理をされたということで宜しいのでしょうか。
だとしますと、そこが今後のキャリアプランのスタートライン、ということになります。

仕事の引継ぎが始まり、上述の試験勉強などが思うように捗らない、とのことで多少焦りの気持ちがでておられるようですね。
奥様としてもそのような姿を見ていて、同じように不安を抱いてしまうのも致し方ないと感じます。
が、今奥様としての対応は、あくまでご主人のサポートをしてあげる、特に精神面における不安や焦りの心境を如何に和らげてあげられるか、ということだろうと感じます。

金銭的には緊急的な状況ではないとのことですし、奥様も再就職をお考えとのことですから、それだけでもご主人にとってもとても心の支えになっているかと思います。
時間的観念で捉えてしまいますと、どうしても焦りが先にたってしまいますので、そこは上述したような多少なりと余裕があることを前提に、今できることから取り組む体勢が必要ではないでしょうか。

今ご主人が自分の状況をどのように捉え、そして今後どのように進んでいこうとお考えなのか、ここが先ほど書いたスタートラインにおける、大事な意思決定となります。
カウンセリングに関しては、そのような意思決定がでいない、あるいは心は決まっても実際のアクションが分からない、更にはどのような就職活動をしていいのか？　といったようなことの解決にご利用さらたら宜しいと思います。
但し、不安や悩みは抱えていても、ご自分でいろいろ決めて進む方向性も見出せているような状況であれば、無理に相談する必要性はございませんね。

それとは別に、奥様からご覧になっていて、ご主人のお話や態度や表情に、何かしら違和感等をお感じになるようでしたら、そこには奥様にも言えない様なことがある可能性もあります。
その場合には、性急することなくカウンセリングを勧めてみるのも良いかもしれませんね。

資格取得と同時進行の就職活動も、決して不可能ではありません。ただし、その時点では大きな迷いや不安といったものが、ある程度ご自身の意思決定の中で、解消されていることが前提となりますので、まずは今どのような状況・段階であるのか、そこの確認が必要と思われます。

最後に、奥様のご主人をサポートしていこうとする、その気持ちが一番ご主人の支えになっていくと思いますので、是非次なるキャリアプランに向かって頂きたいと願っております。

回答日時：2009年7月 8日(水) 14:07 JSTお礼のコメントを書く

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