[悩み辞典：回答＆相談]自己愛の強い男について

浮気調査［専門家による心のケアが無料］

2024年5月19日（日）

猪木相談｜悩み辞典クイックガイド

相談＆回答

約7分で読めます。
※相談＆回答を読んだ時の目安時間

前へ戻る

回答プロ：夫婦問題カウンセラー村越真里子

自己愛の強い男について

ご相談者：50代/女性

今年結婚した娘が真剣に悩んでいるため、代理で相談させていただきますので宜しくお願い致します。
二人は結婚相談所で知り合いゴールインしました。
交際期間中は特に問題もなく、と言っても娘としてはいろいろ首をかしげる場面はあったそうですが。
現在は私の家から車で３０分くらいのマンションに二人暮しをしております。
結婚前は両目開けて、結婚後は片目で、とはよく言われますが　最近娘が夫の言動が
理解できないことばかりだと嘆くのです。
・金銭欲が強い、常時カバンに通帳印鑑を肌身離さず持ち歩き、娘は給料・賞与明細を見せてもらえない。
・自分だけ会社でこんな重労働を強いられているのだから、家庭内の事は専業主婦のおまえがやって
　当たりまえ。家事を手伝うなどあり得ない。
・バスに一緒に乗っていても、妊婦の娘を立たせ、自分は平気で座席に座る。
・自分の健康には異常なほど気を配り、軽い風邪でも病院をハシゴしまくる。などなど数え切れず～

要は自分以外の人を思いやるということがない、そういうことを知らない、恥ずかしいとも思わない、と
いうことが問題なのではないかと思うのです。
もちろん人は育った環境、性格などによってそれぞれ考え方や思考、価値観が違うということは分かります。しかし、そんな二人が生活を共にしていこうとするなら、やはり協調心、妥協、理解は必要では
ないかと思うのです。その点、その男性は一切を否定し、何でそんなことを言われなきゃないのか、
自分を変える気はないと言い切ります。

娘と冷戦になると決まって私に連絡をよこし、閉口しているとこぼすのです。
娘は私には何も言わないので、夫婦喧嘩したことは彼からの電話で分かる次第です。

喧嘩両成敗と言いますが、娘の悪いところと言えば、口論のあと口をきかなくなるというところでしょうか。
何を言ってもダメだとなると、心を閉ざしてしまい何もしゃべらなくなるのです。

結婚を決める時に条件から入り、お互い愛情からの起点ではないのがこうなった原因なのでしょうか。
私は時間をかけて、お互いよく理解しあえてから結論を出すようにと二人に告げたのですが。
嫌な予感が的中してしまい、胸が痛い日が続いております。
娘は「子供も産まれるし、我慢して結婚生活を続けてる奥さん達がいっぱいいるのだから
自分も我慢して行く」と言いますが、胃薬を常用しており健康面が大変心配です。
異常なまでに、自己愛が強い人物と暮らしていくにはやはり忍耐しかないでしょうか。
娘の母として、何かできることなどあればアドバイスいただけると有難いです。
（内心、娘夫婦の問題に立ち入ることなく外野席から見守っていた方がいいのかなとも思いますが）
厳しいご意見、宜しくお願い致します。

50代/女性 | 日付：2009年10月 5日(月) 23:47 JST | 閲覧件数: 5,349

今の内です、今後の人生のスタイルを決めるのは。

夫婦問題カウンセラー村越真里子

松子さんは　私と一つ違いですから　育った時代背景も一緒で　価値観という物も　概ね似ていると思いますので
松子さんのお気持ちはよく分かります。

実は私はこの離婚相談という仕事に出会ったきっかけは　２０年前から営んでいた結婚相談の仕事です。
ですので　見合い結婚という仕組みもわかっています。

例えば　娘さんが　普通に恋愛の結果、結婚が決って自分の友人に紹介するとしましょう。
どう言う賛同をしてもらえると思いますか？
恐らく　「いい人そうね」と人柄を褒めてくれるでしょう。

でも　反対にこうした結婚相談所でお相手が見つかり　その人を紹介したとしましょう。
そしたら　恐らく友人は婚約者の事を　「いい条件ね」と褒めるでしょう。

だから　松子さんが仰るように　お見合い結婚でのお相手選びの決定打になる点は「条件」が中心になります。
お見合いの場合は交際期間も短く　恋愛結婚のように　なんでもあけすけになる付き合いと違い、長所も短所も分かり合えるという事は少ないようで、短所までは知り得ることはできないということが　言えると思います。

でも　恋愛結婚は結婚式あたりが愛情のボルテージが最高頂になるのに比べ　見合い結婚は　結婚後から
愛情を育んでいくという事になるので、今となっては　これからの関係性つくりに　力を入れるしかありません。

そして　この内容をお読みしていると　「勝手な男性」というより　自分の事しか考えていないという印象を受けますね。
特に　金銭的なことを言えば　妻と少なくとも２人の生活というより　食べさせてやっていると感覚の方が強いと思います。

そして　これは新婚の現在でさえ、そんな感じでしたら　年々　その感覚は強くなっていくと思います。

娘さんも始めての結婚生活で　何が当たり前か比較する材料のないまま　あれよあれよという内に
身ごもられて　出産を迎えようとされているので恐らく今、波風を立てず　お子様の誕生に希望を向けておられるのでしょう。

その気持ちは当然ですし　解ります。
そして　今まではそれで良いと思います。

しかし　これからは　少し意識を変えていかねばなりません。

こうした経済観念がありすぎる夫というのは　単なるケチという事で片付けられず、実はこれからの夫婦の在り方に関わってきます。

夫婦とは　一緒に頑張って貯金や節約をし　その結果　２人で貯めた貯金で将来を夢見ます。

何歳になったら家を買って　子供が大きくなったら　少し車を大きな物に買い替えて・・・・
いくら貯まったら　何をしよう・・・・家族みんなで海外旅行しよう・・・・などと　家族の目標や楽しみは
全て貯金のたまり具合にも関わってくるのです。

このままで行くと　娘さんはこうした将来の夢をご主人と共に語ることも出来ないのです。

我が家にはいくら貯金があって　いくらをレジャーに使って良いか　皆目　夢を語る事も出来ないのです。

ご主人は　今　恐らく　光熱費や家賃　必要な物を自分の口座から引き落としをし　その中から
食費などを娘さんに渡しているのです。

まったく貯蓄の金額を教えもしないという事です。
これはどういう意味か判りますか？

貯金は　全て自分の物という感覚で　大よそ夫婦の会計をガラス張りにしようと言う気はさらさらありません。

もちろん考えたくはないですが　万一離婚となった場合は　娘さんは貯金の額もしらないので　財産分与として半分を請求したくても　果たして　半分ていくらか判らないし　「無い」と隠されてしまえば　迷宮入りです。

変な言い方ですが　お手伝いさんがスーパーに行き　買い物をして料理を作れば　買い物した金額とお給料くらいは渡さないといけません。

娘さんのご主人は　「妻」という者を何だと思っているのでしょうね。

それでも女性は悲しいかな　身ごもるとその相手を大好きになる物です。
でも　このままでは　決して娘さんが望むような暮らしは出来ないでしょう。

これは子供さんが生まれた時が　勝負です。

今後の人生感という物を　夫婦でよく話し合い　こんな経済の事もガラス張りにできない夫婦は　夫婦じゃないと
抗議すべきです。

お給料や貯金の管理もさせてもらえず　家事だけをしろとは　妻を軽んじている表れだと。
専業主婦の仕事は　貯金も含め　家計を任せてもらえるものだ、それもできないなら実家へ子供を連れて帰ります、くらいの
啖呵をきってやるといいです。

それでも夫の反撃や拒否が恐いなら　一生その関係が続くことを覚悟するしかありません、

娘さんに早く　家庭の実権を握れるように　カカア殿下になるくらいに気持ちで頑張って下さい。

でなければ　そのうち　食費しか渡さなくなり　ミルク代にもけち臭い事を言い出すようになると思いますよ、
この　モラルハラスメントの夫は・・・・・・・頑張って下さい。　