知行合一

  • 2012年7月12日(木) 08:10 JST
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儒教の言葉に「知行合一(ちこうごういつ)」と言う教えがあります。

「人」と言う字は知る事と考えると言う意味があり、知る事とは知識で、考えると言う事は知恵と工夫と言うことであります。

知る事と考えると言う行動が一致してこそ物事の完成を成すと言う教えです。

情報を知ると言う事は人間にとっての入力作業であり、考えて工夫して行動する事が出力作業です。この入力作業と出力作業がバランス良く保てる事が「合一」と言う事です。

今の世の中は「情報社会」と言う状況の中で24時間、次から次へと情報が入力されて来ます。生活そのものが情報に溢れており、入力過多現象(頭でっかちになった人間)が生じて来ております。

しかしその得た情報を活かしているかと言うと出力と言うものは簡単に述べれば「行(ぎょう)」すなわち「汗をかく」と言う事ですが、実行されていないのが現実の姿です。

都会の「早さ・便利さ・情報」と言う人工的な知識によって成り立って来た社会で大きく失われたものは、出力すなわち「汗をかく」と言う行動の部分であります。
そのひとつの反動かも知れませんが「ひきこもり人間」が増えています。

例えば幼年期・少年期・青年期をいつもトップで過ごして来た経歴の持ち主が20代後半から30代に入りひきこもると言う状況が現出しております。

現代人が時として陥り易い点は幼年期の第一反抗期・少年時代の第二反抗期をしっかり経験しないで成人になってしまう事で、人間としての抵抗力あるいは免疫力と言うべきものが不足しており、ひきこもりや摂食障害になり易く苦しんでいる人が多くいるのです。

ひきこもりも摂食障害もその根元は「脳の指令」にあり、成育の過程で挫折や頓挫がない為に(入力過多)、出力と言う行動に異変が起きた状態となりひきこもり状態を現出することになります。うっ積した心の悩み苦しみを吐き出す事が解決のひとつであります。

心の悩み苦しみは脳から入ります。それが心に止まり新陳代謝が止まります。打開方法は出力と言う方法しかありません。心を打ち明けること(話す事)は心に止まっている事柄を吐き出させることであり、出力の一方法です。

ここに来て老人のひきこもりも増えて来ています。心を打ち明ける話し相手のいなくなった年寄りが増え社会問題になって来ています。

学校への登校拒否・家庭内暴力・成人してからの会社拒否・ひきこもり・摂食障害等々の原因の中に入力と出力と言う「知行合一」と言う教えから大きくはずれてしまった現代社会の沈みが伺えます。

近年においての親族間・親子間の諸問題は家族と言う絆の大切さ・地域交流の重要性・自然環境の保全の大切さ等々を戦後の日本社会がものの豊かさを追い求める余りに忘却して来た事柄です。しかし昨年の東日本大震災で少しは変化して来ている状況も生まれて来ています。

そして現代社会においてはこの膨大なデータの活用として「ビッグデータ革命」が起きようとしています。人間が作った(開発した)電子機器を人間が上手く使うなら良いのですが、まさにこれからの社会や世の中は電子機器が人間を支配する時代がやって来ます。大変な時代の到来はもう眼の前です。

「いじめ自殺」という、あってはならない事件(滋賀県大津市の中学校)が起こりました。

子供教育で悩んでいる方、子供との接し方等、子育てにおいて大変良い「詩・子ども」があります。一部をご紹介します。

ドロシー・ロー・ノルト(アメリカ人・家庭教育学者)の詩
(現在スウェーデンの中学の教科書として使用されている。)

タイトル「子ども」

批判ばかりされた子供は・・・・・・・非難することを覚える。
殴られて大きくなった子供は・・・・・力にたよることを覚える。
笑いものにされた子供は・・・・・・・ものを言わずにいることを覚える。
皮肉にさらされた子供は・・・・・・・鈍い良心の持ち主となる。
しかし
激励を受けた子供は・・・・・・・・・自信を覚える。
寛容であった子供は・・・・・・・・・忍耐を覚える。
称賛を受けた子供は・・・・・・・・・評価することを覚える。
フェアプレーを経験した子供は・・・・公正を覚える。
友情を知る子供は・・・・・・・・・・親切を覚える。
安心を経験した子供は・・・・・・・ 信頼を覚える。
可愛がられ抱きしめられた子供は・・・世界中の愛情を感じとることを覚える。

教育の持つ力は大人になっての影響力に多大なる要因となります。

こうした詩は子供のみならず大人やあるいは民族・国と言った要因にまで広がります。

物の豊かさを追い求め、心の豊かさや心の高揚を疎かにして行くと欲望ばかり求めることになります。


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仕事とは

  • 2012年4月 1日(日) 09:04 JST
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入社式のシーズンを迎えました。

第一次就職氷河期時代は1994年(平成6年・六白金星戌年)の年から2004年(平成16年・五黄土星申年)までの10年間でした。

第二次就職氷河期時代は2007年(平成19年・二黒土星亥年)の年から2013年(平成25年・五黄土星辰年)までの予測です。

2007年のサブプライム問題や2008年のリーマンショックで世界金融危機による大不況となりました。そして昨年の2011年3月11日の日本を襲った東日本大震災(M9)と福島第一原発事故で、職をなくした人は沢山おられます。

再起を果す為の社会参入は、国の政策努力が第一ですが、本人の社会参入努力も必要なのです。

仕事がないのではなく、ピンチをチャンスと捉え、自分自身の考え方や捉え方を少し角度を変えて違った面から見てみると、「景気が悪い」「仕事がない」というように悲観するのではなく、今一番大切な事は、勇気を持って行動する事です。

ある意味、厳しい言葉になりますがいつまでもくよくよ悩んでいても何も始まりません。一歩踏み出す事が問題解決の糸口になります。

十代・二十代はどれだけ自分に学ぶ投資をしたかで人生の後半の豊かさが定まって来ます。十代・二十代を安易に過ごせば実りの少ない人生となり易いです。手を抜けば抜いた分だけ後で付けが廻って来ます。

仕事とは「事に仕える」と書きますが、では仕える事の「事」とはどう言う意味を含むのでしょうか。実は「事に仕える」事には「遊・学・働」と言う意味が含んでいるのです。

「遊」と言う事は遊ぶと言う仕事なのです。これはコミユニケーションを得て行く事であります。会社の内外で交流を作り人間関係・対人関係を構築する事です。その為には飲み会や付き合いは非常に大切なものなのです。そしてこの「遊」から将来の仕事の発想や知恵が生まれて来るのです。

「学」と言う事は仕事をして行く会社(入社した会社)がどう言う会社であるかを知ることであり、一人一人の社員が誇りやしっかりとした信念で、自分自身に「尊厳」を持って仕事をしているかと言う自覚です。自分が努力して立派な社員になれば会社も発展し社会的貢献が果たせるのです。その為にも自分の会社が志しているものをしっかり理解し学ぶことであります。

「働」と言う事は「人が動く」と書きます。人が動き働く事で二通りの結果が出ます。一つは働く事で「ハタが楽になる」場合と「ハタが苦になる」場合があります。
どうすればハタが楽になる動き、あるいは働きが出来るかを常に考えて働いて欲しいと思います。

ここ20年間ほどは、働く側の仕事の多様化と言うものが拡大され、働くと言う生活の中で占める割合が減少し(短時間勤務・アルバイト等)、好きな事をしたい為に働くと言う事になり、仕事をすると言うまた働くと言う度合いが減少していましたが、ここに来て仕事や働くと言う事が見直されて来ています。(正社員を希望・安定を求める等)

超就職難の時代ですが、何回受けても合格しないと嘆くよりも、少しここで角度を変えて考えて貰いたいと思います。

一時代前に就職先希望が1位・2位だったダイエー・日本航空は事実上の倒産をしたのです。「会社寿命30年」と言う教示がありますように、今は一流会社とか人気があるからと言って30年後・40年後の自分が退職する時に会社が存続しているとは限りません。中小企業や将来性のある会社は山ほどあります。

何がやりたいのか、何がしたいのかをしっかりと考えて下さい。

そして今は社会機構の変革の中できめ細やかなサービスや配慮や価値を向上して行く事(今までは省略したり、重要だと考えなかった事や切り捨てて来たものの中にも必要不可欠なものは沢山あります。

無料とか余り意識しなかったサービスが売り物になる時代・心配り・気付く事・相手の気持ちに立って考える・礼を尽くす・礼儀作法・言葉遣い等)はこれからの時代では不可欠なものです。

そう言った意味からも自分の考え方や捉え方で頑張りがいのある時代の到来なのです。



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一年の計は元旦にあり

  • 2012年1月 4日(水) 08:45 JST
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明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

一日の計は朝にあり(朝のやる気・気持ちの持ち方で決まる)

一年の計は元旦にあり(目標や計画を立てる・決意する事)

一生の計は勤にあり(まじめにこつこつ努力し働く事)

一家の計は身にあり(身の振り方や生き方で決まる)

新年を迎え今年も1年間「頑張るぞ」と新たに決意をされていると思います。誰もが知っている事ですが、「1年の計は元旦にあり」です。多くの人はただ情報として知識として知っているだけなのです。

本当に大事な事は解らなければいけないのです。解かると言う事は実行が伴います。即ち「知っている事」と「解かっている事」は違うのです。

元旦に立てた計画を今年は解かる意味でも実行第一でやって頂きたいと思います。夢や目標の実現はあなたのその踏み出す勇気と実行の一歩から叶います。

年初めにあたりここに私が毎日意識(目標)している事を紹介いたします。

一日の目標の達成が出来ない人は、一週間の目標が達成出来ない。

一週間の目標の達成が出来ない人は、一ヶ月間の目標が達成出来ない。

一ヶ月間の目標の達成が出来ない人は、一年間の目標が達成出来ない。

一年間の目標の達成が出来ない人は、人生の目標が達成出来ない。

「一日一生」と言う言葉もありますように、今年は一日一日を大切に頑張りましょう。




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三つの「わ」

  • 2011年11月30日(水) 07:45 JST
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「心の豊かさを示す」には三つの「わ」が大切だと思います。

一つ目の「わ」は「和」です。

和顔受託・和合・調和の「和」です。すなわち「スマイルの和」であります。自分の心の豊かさを示す一番の手取り早い方法はこの「スマイルの和」であります。

笑うのではなく「ほほえむ」のです。口の両側が上に向くように毎日努力をすることが「開運の第一歩なり」と言われております。

ある会社の営業マンが業績を上げた一つの方法として「スマイルの和」の実践があったと言います。

二つ目の「わ」は「話」です。

対話・会話・話すの「話」です。すなわち「コミユニケーションの話」であります。「聞き上手は話し上手」と言われるように会話の基本であります。

会話する時に大切なる豊かさを示す方法は、常に相手の立場に立って「物事を考える」と言うことであります。それが余裕になります。

夫婦間においては「思いやりの心」とでも言いますか「いつもありがとう」と言う感謝の気持ちがあれば「いつもご苦労さん」と言う配慮の心が根底にあれば、多少言葉は無くてもあるいは粗雑であっても心の豊かさを示すことが出来ます。

三つ目の「わ」は「輪」です。

協力する両輪の「輪」です。すなわち「チームワークの輪」であります。組織は色々な人の役割があって動いております。大切なことは自分の立場や役割を自覚することであります。

協力し合う事の土台には相手を信じることからの出発です。信じると言う事は一見やさしいようでありますが、大変難しいことであります。

人を信頼出来ると言う事は自分自身の心に信念がないと出来ないことであります。自分が信じられるかと言う内面への問題であります。

自分が信じられれば自信が生まれます。(自らを信じると書いて自信です)自信は「うぬぼれ」とは違います。自信には常に向上心が伴います。向上心は日頃の鍛錬が付いて来ます。

「自信」と「うぬぼれ」の違いは「うぬぼれ」には向上心は伴わないことです。それと「うぬぼれた人」は過去を語りがります。自信のある人は「将来」を語ります。

自分の役割に自信を持って行動出来る事がチームワークの協力する「輪」です。

「スマイルの和」「コミユニケーションの話」「チームワークの輪」この三つの「わ」こそが豊かさを示す「わ」なのです。



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偶然と必然

  • 2011年9月19日(月) 08:50 JST
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人の吉凶・禍福・良否を偶然と捉えて考えるのか、必然と捉えて考えるかと言うことの差は何かと言う事について述べてみます。

ひとつの事柄について全て偶然であり、見た目の状況がその事柄を発生させたのか、いやその事柄は起こるべくして起きたのだと言う原因があってその事柄が発生したと言う必然のふたつの考え方が生じます。

不安がない事について考えた時、不安のない生活なんてあり得ない訳で、時は刻々と変化して行く状況の中で、不安も刻々と生じて来るものであります。しかしその不安を前向きに捉えて行くか、後向きに捉えて行くかは、心の捉え方で不安は解消します。すなわち不安解消は心の持ち方ひとつなのです。

上(前向き)と下(後向き)とは一の引き方で決まります。トの形を上に一を加えれば下となり、下に加えれば上と言う字になります。

目線は下から上を見れば不安は解消され上から下を見れば不安は倍増します。目線を下に置いて行動すれば物事は上昇し、目線を上に置いて行動すれば下降するとも考えられます。謙虚(目線を下に)に行動すれば物事は上昇し、高慢(目線を上に)に行動すれば物事は下降すると言う真理です。

生きている以上は不安が生じること、苦の生じることは必然であり、それが生きていると言う証であると考えるのか、不安や苦をそのまま受け入れるかは目線の置き方ひとつで決まって来るのです。

財産を持たない気楽さ、財産を持つ不安さ(守る意識が高い)はこうした持つか持たないかと言う要因からも言えることであり、幸せを得る条件の中での不安がないこととは、この世に於いて不安が生じる事は必然であると考えた時に不安と言う時限から脱して行くことになるのであります。

人生を生きていると考えるのか、生かされているかの目線でも不安解消になるのです。

なぜ偶然か必然かを述べているかと言いますと、偶然と思う所には発展性も向上心も生まれないのです。必然と言う事は現象結果には必ず原因があり、因縁があると解釈します。だから人はより発展と向上心を目指す努力が生じます。

今の世に生じる事柄は過去の必然(因縁・原因)の中のめぐり合わせのひとつとして課せられて来た事柄と捉えて考えるからです。

世の中で発生している凶悪事件の犯人の親を含めた一族の背景には「惜福・分福・植福」と言った要因はなく、戦後の核家族(根なし草)の背景があります。それは親が離婚したり、あるいは水子供養を果たしていなかったり、先祖の供養を怠って来た所に犯人を産みだす必然があり、親が「福寿」を使い果たし、子供に福寿が残されていないと言う状態の中で発生しているのです。

不運が生じたら、いかなる対策を取れば良いかと言う事になります。「不運だったらまず行動すること」であります。気学では「人の吉凶は動より生ず」と言う教示があります。

不景気だ・不景気だと嘆かないで、今の状態で何が出来るのかと気持ちだけでも動かす事からの出発であります。そしてまず頭で考えるのではなく体を動かす事であります。

先祖供養もまず自ら先祖の所に出向いて、生きている人間に語りかけるように現状を話す事であります。先祖は十代戻れば1024名、五代戻れば32名います。そうした先祖の中に「惜福・分福・植福」を残した人がその福分をくれるかも知れません。

この世で活躍出来て永続を果たし繁栄を築けるかと言う事は足元にある「先祖」の力なのです。この秋のお彼岸(9月20日から26日)にはお墓参りをしましょう。




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良縁と悪縁

  • 2011年8月20日(土) 08:10 JST
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運は良縁によって得られ、良縁は立命によって得られ、立命は己の忍耐により生じ、忍耐は日々の実践努力の積み重ねの中にあり、日々実践の成果は自然界の祐気を得ることにあります。

自然界の祐気は天理天道の法則に従うことにより得られるものなり、天理天道の法則とは宇宙の真理・自然の妙法・天地の大道を学ぶことにあります。

人生には「運命」と言う「めぐり」と言う出会いがあります。ひとつひとつの出会いを深く掘り下げて考えて行きますと多くの場合「縁」に連なって来ていることに気が付くのです。

縁には「良縁」と「悪縁」があります。良縁はいかにして生まれるかと言う事を考えますと、すべて先祖の中にその因があり、また逆に「悪縁」もすべて先祖の中にその因のあることを知らされるものであります。

見掛けだけの幸福感、見掛けだけの満足感に一喜一憂している人生ならばそれもひとつの生き方でありますが、運命学を研究しておりますと一家一族に於いてひとつの傾向のあることに気が付くのであります。

「出会い」「めぐり合い」は自分の縁によって生じたのか、相手の縁によって生じたのかによって吉凶に差の生じる面があるのです。

自己の意思によって行動しているつもりがその結果に於いて先祖の悪縁を受けていたり、良い縁が先祖の「思い入れ」の努力によって自分の代で開花したりすることがあり、多くの出来事により生じることを知らされるのであります。

反省心なく、人の良い話を聞き入れることなく、ただ自分の思うように生きて来た人生の中にも先祖の土壌のあることを知る事であります。

一族全体が同じ現象に悩まされたりして行く家系因縁的なもの、自分自身の通って来た人生を子供が同じ道を歩む、自己因縁的なもの等に分かれて来ますが、そうした見極めによってその人の運命が左右されて来ると言うことであります。

人生三大宿命と言うものがあり、「出生・結婚・寿命」は生命誕生と同時に定まって来るものです。

大きな流れから言えば民族的なる起縁によって左右される運命もあれば、時代の流れに起縁する運命もあります。今の日本はそうした流れの中で自己の修練実践努力によって開花出来る素地が広いと言うことであります。

そうした自分の意思によって開花出来る時代であるからこそ「因縁浄化」のチャンスの出来る時代であり、目先の幸福感や満足感を求めるのではなく次代の為に少しでも良い因縁造りを果たすべく努力して頂きたいと思います。

よく兄弟姉妹そろって同じような苦労や似たような運命を辿る例があります。それは家系因縁的要因が強いのですが、自己の日常の生活の中でそうした面を少しでも是正して行く努力は大切であり、悪縁に打ち勝つには徳善による実行が重要であり、自分の感情や「我(が)」を張って生きる生き方では悪縁からは脱する事が出来ません。

自己満足の信心信仰に於いても悪縁は断ち切れないのであり、理法道と言う実践努力が良縁への道筋と知ることです。

常にお薦めしております「祐気とり」の実践行動がいかに重要で大切なものであるかは実践されている人だけが実感されるものです。





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運命は性格の中にある

  • 2011年7月 1日(金) 18:52 JST
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運命は「性格の中にある」と言ったのは芥川龍之介でありますが、日々の中で心のもたらす性格は、時の経過に従い運命を大きく変える素因となります。

感謝の心で過ごす生き方と、当然とか権利とかを主張して常に不平不満の心で過ごす生き方とでは運命に多大な開きが生じます。

対人関係の中で時として誤解や考え方の違いの人から、いやみの言葉や皮肉な言動に不快感を覚える事がありますが、考えて見ればそう言う性格の人と人生を共にしている人がいる訳で、腹が立つよりも同情してしまう事があります。

性格の悪さや運気・運勢の悪い人との付き合いは自分も悪い方へ導かれる事が多々あります。

人の運命と言う中に立命と言う分野があり、それは常に自分自身を「律する」生き方で、自分自身の性格を磨き上げる分野であります。

その基本概念は「忍耐と辛抱は人生の最大の味方なり」と言う精神で、四悪徳(克・伐・怨・欲)を捨てることにあります。

「克」とは人に勝ちたがる心であり譲る心の欠ける人

「伐」とは自慢したがる心であり謙虚さの欠ける人

「怨」とは怒り恨む心であり感謝心と反省の欠ける人

「欲」とはむさぼり欲しがる心で限度と節度に欠ける人

こうした要因の強弱が人格(性格)を形成して行くのであります。

次の時代を担う人達には運命と言う事を宿命的(人生は決定している)と言うことではなく、少しでも前向きな立命的(日々心を磨いて行く事)な努力で運命を切り開いて行くよう心する事を願います。

謙虚さと感謝と反省する心が、大きく開花し永続を果たす必須条件である事を心して下さい。

団塊世代の定年退職が終わり多くの人達が第二の人生に入っています。誰もが直面する「老い」と言う問題がより大きくクローズアップされて来ております。

年齢は心のあり様(若さや青春)から生じると言います。まさに心は性格を産み出す基であり、その心は気力からの出発であります。やる気を起こす事や行動を起こす事、その為には希望や目的や使命を持つ事であります。

「あなたは今、幸せですか?」と問われた時にこうした希望や目的や使命を持って生きているとしたら、これに勝るものは他にありません。ましてその生き様が人に感動を与え、生きる事の躍動感を与えるとしたら人生の大きな宝を持っている事になります。

豊かさとは自ら得て行くものではなく人に与えて行くものであり、与えて行く中に愛があり、愛があればそこに尊厳も生じて来るのであります。

今の時代が希望ある時代になる為には「人に何かを与える」生き方が大切です。それは物資中心を与えるのではなく精神的なるもの、心の込められたものが大きな比重となる時代へと進むように思います。

今の時代はその過度期にあります。明治・大正・昭和と文明の進化は物の豊かさにありと言った一方的な発展でした。

人は自然界から奪うことのみを行い調和や共存と言う道を捨てて来ました。自然の法則は恩恵もあれば恐怖もあり厳しい摂理もあります。文明に甘えれば人間性は失われて行きます。常にバランスが必要なのです。

平成と言う時代が心豊かな時代である事を切望します。



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リーダー像とその条件

  • 2011年6月 6日(月) 07:04 JST
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戦後の教育において、リーダー教育と言う分野は国の方針としては無かったと思います。

俗に帝王学と言われる分野であります。規格大量生産による社会機構を求め、それに合わせて人の教育も横並びの同一規格に沿って育成されて、年功序列を第一とする雇用も生じて、安定と平等を目指してきた時代でありました。

世界経済が一気に加速し、広がって行く中で日本経済は対応出来ず、横並びで進んできた状況のマイナス面が露呈した状態であります。今の時代のように内部機構である官僚機構の腐敗や時代に合わなくなった規制等が生じた時、決断や責任や実力と言った行動を取れる人、すなわちリーダーが存在していなかった訳です。

帝王学を学ぶことで、リーダーになれるかと言うと、ある程度の段階までは学ぶことは可能でも、最終的にはリーダーになれる条件は「持って生まれた感性」の有無であります。

リーダーの条件としての一般的五条件は。

①先見の明がある。
②人の話に耳を傾ける器量がある。
③決断力がある。
④意思の強さがある。
⑤統率力がある。

チームワークとしてのリーダー五条件は。

①指導力がある。
②明るさと優しさがある。
③人望と信頼がある。
④冷静な判断力がある。
⑤アイデアマンである。

自分自身すべてこの五条件を満たすことよりも自身の器量と気質を知って、不足条項は他の人に補ってもらうことが大事であり己(おのれ)を知ることからの出発です。

気学の人の気質の分類は。

一白水星・四緑木星・七赤金星の人は「情の気質」として判断。
二黒土星・五黄土星・八白土星の人は「意の気質」として判断。
三碧木星・六白金星・九紫火星の人は「知の気質」として判断しております。

情の気質は支える立場。情熱打ち込む立場。協調して行く立場。受身の立場。実務型です。
意の気質は行動の立場。意欲を表す立場。積極的に切り開く立場。前向きな立場。努力型です。
知の気質は企画の立場。理性的に考慮する立場。理想探求の立場。主導型です。

リーダーの条件をこの情・意・知で考えると

①先見の明は「知の気質」(三碧木星・六白金星・九紫火星の人)
②人の話に耳を傾ける器量は「情の気質」(一白水星・四緑木星・七赤金星の人)
③決断力は「意の気質」(二黒土星・五黄土星・八白土星の人)
④意思の強さは「意の気質」(二黒土星・五黄土星・八白土星の人)
⑤統率力は「知の気質」(三碧木星・六白金星・九紫火星の人)
に属すると言うことになります。


リーダー像は時代の背景や環境状況で求める像が変わります。五条件の要素の重点が異なって来ます。今の日本の困難を乗り切る気質のリーダーは「意の気質」(二黒土星・五黄土星・八白土星の人)を持った人が必要です。

 

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情・知・意の三才観

  • 2011年4月22日(金) 07:51 JST
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運命学では人の人生を「情・知・意」と言う三才観と言う判断で行います。

「情」とは感情・情熱・情緒等と言ったその人の心の情実を判断します。

「知」とは知識・知恵・知育等と言ったその人の心の知性を判断します。

「意」とは意志・意欲・意気等と言ったその人の心の活力を判断します。

手相・人相・相学において常に判断の基準はこの情・知・意を見極めることにあります。その情・知・意の三才観は「時代を読む」と言う判断にも用いることもあります。

日本の歴史において平安時代は「情」と言う心の情実が強く咲いた時代で、心の機微・きめ細やかな感情による文化が高揚した時代の背景がありました。

江戸時代は「知」と言う心の知性・品性と言った道徳・哲学が強く求められた時代があり、心を律する心・知育による文化の構築が時代の背景にありました。こうした「情」・「知」と言う歴史の蓄積の中で日本人は21世紀を迎えました。
ここで求められるのが「意」と言う要因であります。

世界の中で稀に見る「情の文化・知の文化」の心の内面の充実した民族としての歴史(日本人)と蓄積があります。この文化は世界に誇れる文化です。「情・知の文化」も「意」の行動力が伴なって成立して来るのです。

グローバル化して行く世界、価値観の多様性・弱肉強食の格差社会、こうした激変して行く中で、しっかりとした意志が求められる訳です。

激動して行く社会とは、足元の基盤が揺らいでいる状態であり、安定した社会では足元の基盤が固定しているので、知識や経験や肩書きと言ったものが生きる上での武器になりますが、基盤の不安定な激動社会においては、しっかりとした将来像と言う目的意識を持ち、それを実現させるには、今何を努力し行動して行けばよいかの意志が問われる訳です。

一時代前には人生の経過の長期計画がある程度出来ましたが、変革する社会では不安定で長期計画は出来ません。臨機応変さが求められる訳であり将来像と言う目標を掲げ、それを貫く意志の有無と修練が人生を決定付ける時代です。

 


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天変地異(噴火と地震

  • 2011年3月13日(日) 09:14 JST
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天変地異が頻繁に起こっています。

平成23年(八白土星寅年・2月4日より七赤金星卯年です)1月(九紫火星丑月)26日(九紫火星巳日)頃より鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山の新燃岳が52年振りに噴火しました。そして今も噴火は続いております。

気学教示の「天為(てんい)乱れる時、人為(じんい)乱れる」また逆の「人為乱れる時、天為乱れる」です。天為とは自然であり、人為とは政治であります。

山の噴火のもたらす被害は測り知れません。街中に積もる火山灰や土石流は大変な問題です。事の推移を注意深く注目し、万全の備えを怠らぬようにする事です。

数多くの学者によって学問的に噴火予知への研究が成されています。しかしながら噴火や地震の発生の周期は30年・50年単位の発生も多く生じ、データーや机上の研究をしても、予知への確信へはまだまだ時間がかかります。

そうした研究も大変重要でありますが、人間本来の持っている動物的本能的な要因を考え合わすならば、気学教示の「人為乱れる時、天為乱れる」や、その因果関係(地震の事象は三碧・二黒・五黄・噴火や山の事象は八白)も無視出来ないものがあります。

火山・地震大国である日本でいつ噴火や地震が発生するかの予知よりも発生した時に、いかに被害を最小限に押さえるかと言う普段からの準備が大切であり、そうした徹底努力は、危機管理の面からも強く求められる事柄であります。

近年の異常気象は予測をはるかに超えて発生しております。自然界の猛威は年々増して来ております。そうした状態は人類が豊かさを追い求めてきた結果反動でもあります。

一日も早い終息をお祈りするとともに今回の噴火で被害を受けられました皆様に心からお見舞い申し上げます。

また地震においては2月(八白土星寅月)22日(九紫火星申日)にはニュージランドのクライストチャーチでM6.3の大地震が発生しました。

日本では3月(七赤金星卯月)11日(八白土星丑日)午後2時46分ごろ、三陸沖を震源に国内観測史上最大のM8.8の地震(東北地方太平洋沖地震)が発生しました。津波、火災などにより広範囲(岩手・宮城・福島・茨城、千葉・東京・神奈川、栃木・山形・群馬・仙台)で被害が出ています。

被害を受けられました皆様に心からお見舞い申し上げます。一日も早く復旧をされますよう、お祈り申し上げます。




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