相談&回答 |
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回答プロ: 武田 敬子
ご相談者:40代/女性
昨年に義理の父がなくなり、その遺産相続について何か釈然としないのでご相談いたします。
亡き父は、妻と長男、長女、次男の子供を持っておりました。私は、次男の嫁です。
父は、住んでいた家とは別に土地建物をもっておりました。しかし、このたび、2000万円程で売り、長女の住んでいた家も売り(2000万位)、別の一軒を購入しました。その名義は長男のものとなりました。そこへ長女が住み、長女のローンは全てなくなりました。(1500万位)
長女は母を将来介護するという触れ込みにより、前より大きな家に住むことができ、ローンもなくなり、駐車場つきの家なので、これまでみたいに駐車場代もひつようなくなりました。また、固定資産税もたぶん母が払うことでしょう。確かに、長女の夫の名義の家はなくなりましたが、長女にとってはいいことずくめです。家を買ったことにより、カーポートをつけるとか、ハイビジョンテレビを設置するとか、何かと優遇されています。我が家は毎月赤字でテレビ貯金さえもできず、車もぼろぼろで今故障したら買い換える余裕すらありません。なのに、長女の家は車1台、バイク2台、息子は下宿させる余裕があります。さらに、長男は未婚で、将来長女の息子が長男の養子になるということ。そうしたら、今の家は長男の名義ですので、長男がなくなったとき、長女の息子が遺産相続することになり、その際、私たちには何の権利も残されないことになります。今のうちに、それの予防線を張っておかなければならないと思います。
さかのぼれば、今回売った父の土地建物も、長女が500万円父から貰って改修し喫茶店にしたのです。そのお金だって私たちにしてみれば遺産相続から差し引いてもらいたいくらいなのに、さらに大きな家をあてがってもらいなんかおかしいという思いにかられてしまします。確かに、現金はないと思います。ですが、なにか納得いかないのです。前までは仲良くしていたものが、なんか素直になれず、母や長女と話すときもわだかまりが残っております。ひいては、主人ともこれが原因でギクシャクすることが怖いです。
家の売買価格は想像ですが、この話をお聞きになられてどう思われますか。私の卑しい考えにすぎないのでしょうか? ご意見をうかがいたくお願いいたします。
40代/女性 | 日付:2008年3月21日(金) 17:13 JST | 閲覧件数: 1,448
はじめまして。
長女ばかりが良い思いをしているのではないか、という疑念をお持ちのようですね。
確かに文面を読むと次男に比べて長男、長女に遺産がたくさんいっているようです。
ただ次男、つまりあなたの夫はどう思っているのでしょうか。
次男が不満に思っていれば(遺言の場合)、遺留分減殺請求などの手段がとれます。
でも、もし次男が今回の遺産分割に関して何も文句を言っていないのであれば、それについて法的には権限のないあなたが何かを言うのは賢明とは思えません。
というのは、相続というのはもめることが非常に多く、「兄弟は他人のはじまり」と言いますが、一旦もめたら「骨肉の争い」、なかなか解決に至ることは難しいのが現状です。
そしてもめる原因として嫁など配偶者が分割の場に立ち会った、というのが多いのです。
なので、私は相続の相談を受ける場合は必ず血縁者同士で、配偶者は入れずに話し合った方が良いですよとお勧めしています。
例えばあなたが「長女は義母の面倒を見る前提で家を買ってもらったのだから、私は将来義母の面倒は何も見ない。もし見てほしいなら遺産分割を考えてほしい」と次男に言うことは可能でしょう。
しかし、次男に進言することで事態が好転するよりも逆に争いに発展し、今は仲が良いであろう次男とあなた、義母や長女とあなたとの関係が悪くなる可能性の方が大きいのではないでしょうか。
しょっちゅう目にすることですから、不満に思うのもわかります。
が、争いに発展する可能性が大きいなら、あなたの考え方を変えた方が良いのではないでしょうか。
しょせん、親の財産で、あなたの財産ではないのですから、頼るのをやめて、長女のことはいつも片目をつぶって見るくらいでちょうど良いのではないかと思います。
あなたは長女、義母とも仲良くやっていける方ですし、きっといろいろ悩んで相談くださったのだと思います。
その賢明さがあるのですから、自分と他人を比較し持っていないことを悲観するのではなく、他人に頼らずともやっていけることを自慢とするような生活を送って欲しいと思います。
そういう生き方は将来きっとあなた自身に良い意味で跳ね返ってくると思います。
回答日時:2008年3月22日(土) 20:18 JSTお礼のコメントを書く
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