気持ちは判りますが　その前に確認する事が・・・・

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

snoopydogさん　苦しい気持ちはとてもよく判ります。不倫と云う何の保証もない世界で　
彼の言葉と誠意しか信じる物がないことは　本当に綱渡りのような気持ちだろうと思います。

しかし　ここでsnoopydogさんが幸せになれる可能性が　どれくらいあるか　一度冷静に
考えてみませんか？

残酷な言い方ですが　ここで　少し認識を変えて頂きたいのです。
彼は　嘘つきです。
このように言えば　snoopydogさんは　きっと腹が立つでしょう。
でも　どれだけ破綻した夫婦でも　不倫をするには　「嘘」という　ごまかしをしなければ
絶対不倫は実行できません。
それは　彼の家庭の状況がいくらひどくても　奥様との間に愛情が通っていなくても・・・です。
つまり不倫とは　　有り余るお金が自由につかえる　よほど大会社の社長でなければ　不倫の
費用を捻出できません。

失礼ながら　最初あなた方は出会って　最初から　肉体関係になったわけではないでしょ？

最初は　何かしら　「相談がある」とか　打ち合わせの延長とかで親しくなったのでないでしょうか？

今時のサラリーマンは　お小遣いの範囲では　せいぜい　女性と食事をして　一杯飲むのが関の山です。

でも　気になる女性が現われたら　お小遣いを確保しなければ　月に数回のデートもままなりません。
まして　だんだん付き合いが進んできたら　食事やお酒の他に　ホテル代も必要です。
これだけで　一晩　2万円は掛かります。
幾ら上司で高給取りでも　月に３〜４回でもデートをすれば　諸々で　10万円は必要になってきます。

こうなれば　自分のお小遣いだけでは済まなくなります。
そうしたら　家に入れる生活費を減らしたり　ボーナスの支給が少なくなったとかの　嘘を付き
奥様や　家計に入れるお金を少なくしなければ　なりません。

でも　snoopydogさんが　最初から全てのデート費用を持ち、いえ　割り勘でも構いません。
例え　割り勘にしても　今までとは違う出費が増えたはずです。

男は　これを確保する為に　小遣いを増やすか　ちょろまかすか、どちらかしかないのです。
帰宅時間もしかり・・・・・・・・
あなたとのデートの日は　必ず「残業」と言っています。
またあなたと食事をする日は　「同僚と飲むから　今夜は夕飯は要らない」と言っています。
あなたと　止まりデートの日は　「仕事で遅くなり帰れないから　カプセルホテルで泊まる」と
言っているはずです。

つまり　snoopydogさんには　嘘を付かない人かもしれませんが　奥様にはこれらの嘘を付かなければ
決して　あなたとデートが出来ず　ここまでの付き合いは　出来てこれなかったのです。

奥様には　いろんな嘘を付かなければ　不倫なんて出来ないのです。

そこで考えてみましょう。
snoopydogさんと彼との出会いは　彼の結婚半年の頃かもしれません。
でも　普通結婚半年なんて幾ら付き合いが長くても　言わば新婚さんです。
奥様のヒステリックな事や　夫婦の仲が悪くなったのは　あなたと知り合う前かもしれませんが
人生で一番幸せな時に　夫婦の単なる相性の不具合だけで　そこまでの欝病にかかるというのも
すこし考え難いと思いませんか？

普通　奥様と喧嘩が絶えなくなるというのは　帰宅の遅い夫や金遣いの荒い夫との間で起きて来る問題です。
また　休日出勤と称し　家を空ける夫にも妻は　不満を漏らすでしょう。
その内に　浮気の足跡くらいを見付けて　ギャーギャー　ヒステリックになるものです。
それでも　浮気を止めようとしない夫とは　口も聞かず　冷たい夫婦関係になります。

だから　今　彼が言っていることは　嘘ではないでしょうけれど
あなたと不貞関係になった後の状態を　元々　そうだったというように　
チョット　時計を早回しして　言っているかもしれません。
これは　あなたに心配掛けまいとする優しさだとすれば　確かに彼は優しい人です。

だから私は彼の言葉を全部　嘘だとは言いませんが　逆に　浮気をする男性の
常套句を　私は知っています。

女性を口説く時に　（つまり浮気をする時）に　男性は　
「僕は妻と仲が良くて幸せ一杯」とは　世界中を探してもそんな事は言いません。

それよりも　家庭では妻とは口も利かないし　長い間セックスもなく　僕は寂しいのだというから
女性は可愛そうになって　「私の彼に冷たくする妻なんて・・・・」と妻を憎み、そして男性に対し
　同情という「愛」を育むのです。

満面の幸せ顔の男なんて　どんな女性も相手にしませんよ。
女性は　元々　母性の動物ですから　寂しそうで可愛そうな男に　
「私が奥さんに代わって幸せに」なんて思ってしまうのです。

だから　snoopydogさんが　彼を好きになった事も　そうした母性もあり　また彼も
普通の男性が言うように　寂しい男でなくては　ならなかったのです。

でも　意外と蓋を開けてみれば　意外と　仲が良くないと思っていても
なんやかやと離婚が進まないという時には　本当に離婚話まではなっていないことも
よくあります。

つまり何時になったら離婚するかと待っていても　実は　奥様にも　「たちの悪い女に
引っ掛って、今すぐ別れたら　自殺するって喚いているから　ちょっとほとぼりが冷めるまで
おんなのご機嫌取ってくる・・・・」なんて　言いながら　奥様をなだめている場合があります。

もっとひどい男の場合　「女が鬱病で、薬飲んじゃってさ・・・・」と妻に言っている場合もあります。

こうなれば　妻は女が　鬱病か　病院に通っているかは　確かめられないから　待つしかないのです。

こうして考えていけば　誰かの話に似てませんか？

そうです、snoopydogさん、あなた自身がノイローゼに仕立て上げられている場合もあるのです。

ここで再度　考えて見ましょう。
あなたは　本当に奥様が鬱病だとはっきり言える証拠などありますか？
彼から聞いているだけの話ではありませんか？

ま、こうして言っても　見も知らぬ私の言葉より　彼の言葉を信じるのが女心。
でも真実は一つです。
行くも　帰るも真実さえ判れば　判断できますよね。

その真実を見破る？見定める方法はあります。
一度　詳しい事をお聞かせ下さい。
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回答日時：2008年11月 9日(日) 23:53 JSTお礼のコメントを書く

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