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うつ病の状況で無職になるのが怖いです

ご相談者:30代/男性

うつ病のため、今年6月に転職し、一時的に症状が回復したのですが、又症状が悪化してきました。

1年ほど、心療内科に通い薬を処方してもらっている状態です。
あまりにも症状が苦しく、占い(タロット)に頼ったのですが、仕事をせずに療養するのが一番と言われました。
一般論としても、自覚症状としても1〜2ヶ月仕事しないで治療に専念するのが、一番だとは思っているのですが、中々それができません。

うつ病を克服するため、環境を変えようと転職したのが帰って仇となったようです。
今の会社は社長と二人きりの会社で、社長自身かなり個性的な人柄の上、ここ最近、理不尽な理由で頭ごなしに叱咤される事が増え、そのことが却って症状を悪化させ、時にはパニック障害に近い状態になります。
休職したいと申し出ようにも二人きりの会社でこれから繁忙期になるので、認められそうにないし、転職しようにも年齢的(38歳)、キャリア的に厳しい上、老親を養い、住宅ローンを抱えている状態で無職になるのが怖く、八方塞がりの状態です。

よきアドバイスをいただければ幸いです。

30代/男性 | 日付:2008年11月 2日(日) 18:48 JST | 閲覧件数: 3,852

治療に専念したい気持ちを優先しましょう

宮本 実果

このたびは、ご相談いただきましてありがとうございます。
回答が大変遅くなり申し訳ございません。

体調が悪いということは大変辛いことですよね。

あなたが、心療内科に通院をし始めたのは1年ほど前という事でしたね。
お薬をもらいつつも症状が苦しいということはご本人にとってもどかしく苦しい状況かと察します。

ご相談の内容から、転職して一時的に症状が回復したということの事実がありますね?
それは、なぜ症状が回復したのでしょうか?

 ・環境が変わったから?
 ・環境を変えると症状がよくなりそうな期待感があったから?
 ・自身を苦しめる要因が減ったから?

もちろん、上記以外でも色々とあると思います。
それは、あなた自身にしかわからないことでもあります。

そのときの環境、状況、体調など様々な要因が重なって現在に至っているかと察します。

今後、できるだけリスクの少ない選択をするためにも「成功例」と「失敗例」を
前向きに整理してまいりましょう。

住宅のローンというのは一定額ですか?ボーナス時には多く払うというものでしょうか?
今回の回答では、一定金額返済という事で回答させていただきますのでご了承ください。

あなたの冒頭の言葉では「治療に専念するの一番だと思っている」
というフレーズがありますね。

ここが本当のあなたの心境とギリギリの状況なんだと思います。
ですから、今後についてを占いでみてもらう行動がでたのかと考えます。

もしもお近くにあるのであれば、ハローワークでもキャリア相談(無料)を行っております。
キャリアカウンセリングを受けてみるのもおすすめいたします。

まず、一般論で大変申し訳ございませんが、うつ病は決して珍しい病気ではありません。
いまや国民病とも呼ばれている現実です。
しかし、職場の人数が少数であればあなた自身、休職をするには大変辛い心情かと思います。

まして、あなたには住宅ローンという必ず払わなくてはいけない支払があります。
また、親御さんを養っている状況もなかなか踏み出せない事実ですね。
おそらく、現実はさらに厳しく年齢的なこともご心配されていることかと思います。

今からのお話はカウンセラーとしてアドバイスという領域は少し超えてしまうかもしれませんが、
あくまでも個人的な見解として読んでみてください。

まず、あなたの現状を整理しましょう。

 ・うつ病は親御さんはご存知でしょうか?
 ・職場の方はあなたの状況をご理解していますか?

あなたは、今パニック発作も起こし始めている状況です。
あまり放置し続けては辛いかと思います。

もし、現在の職場で仕事を続けたいと思っていらっしゃるのであれば、
社長としっかり話し合って、先ずは体調を第一に考えるようにしましょう。
場合によっては、休職もやむを得ない状況も考えなくてはいけません。
その間、大変ですが臨時的にどなたかに仕事を補ってもらうしかありません。
しかし、かなりの専門的な職業であれば誰でも代理が務まるわけではないかもしれませんよね。
慎重に話しをすすめましょう。
また、あなたが所属している健康保険組合から「傷病手当」を受給できる場合もあります。
詳しくは、健康保険組合の傷病手当の担当者から聞いてみましょう。
傷病手当とは病気により(うつ病も含む)就労が困難な状況にある加入者に対して
支給されるものです。
最大1年6ヶ月の間、(退職後も含む)賃金の60%程度は保障されます。
その代わり医師の診断書や待機日数の問題があるので、詳細は調べてください。

あなたの体を考えて、できる範囲の中で親御さんとも相談しあいながら進めましょう。
今、無理をして40代を迎える事も体力的にも辛くなっていくことがあります。

うつ病は治療により治りますが、再発も多いことが知られています。
完治後にどうしても無理をしがちなので、再発率も高いのです。
ですから、状況だけを切り抜けることだけじゃなく、冷静に気持ちの整理や
仕事に対する考え方やあり方も今一度整理してみる時期かもしれません。

あなたが無理をして八方塞の状況が続けば、親御さんも困ってしまいますよね?
とにかく自分の健康と気持ちを第一に考えることが大切です。

応援しています。ありがとうございました。

回答日時:2008年11月11日(火) 22:19 JSTお礼のコメントを書く

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