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回答プロ:夫婦問題カウンセラー 村越 真里子
ご相談者:30代/女性
初めまして。
結婚して1年半、私は旦那の給料明細を見た事がありません。
「見せて」と言っても「俺の金に興味を持つな」の一点張りで、
普段、温和な彼なのに、ひどく怒りだします。
家賃、水道光熱費などは主人が全額出していますが
(というより、主人の会社が全額支給しています)
以前、食費がかかりすぎでいるということで
レシートをすべてひとつひとつチェックし
思い出せない項目が重なったために
それ以来食費は自分で出せと言われました。
結婚前から子供の頃からの夢でもあった
専業主婦で家庭にいたいと言っていました。
その時は、「働きたくなかったら働かなくていい」との返事だったので
それを生活費全般で見てくれると思い、仕事を辞めましたが
食べる物は取り上げられ、保険料や生理用品が買えないので
現在はパートをしています。
洗濯や食事は各自が用意します。
家を買うために貯金はしているようですが、
いくら程貯金しているかは分かりませんし
本当に貯金しているかすら分かりません。
このままでは、将来が不安です。
というのは、主人は外国人で、来年彼の母国に帰るからなのです。
一緒に行く予定ではありますが、海外で外国人が働くには
やはりいろいろ難しい現実が待っています。
保険料も高い国です。
現在は家賃、水道光熱費などは主人の会社から出ているので
折半しろとは言われませんが、彼が本国に帰ったら
家に関する保証がなければ、食費のように自分で出せとまでは
言われなくても折半しろなどと言われても
仕事がなければ何も払えません。
お金について話し合いたくても、怒りだすので怖くて
聞けずにいます。
ビザなのど渡航費用は彼が出してくれましたし、
好きな物を買えと毎週2000円から3000円くらいはくれます。
どこかに連れて行ってくれる時もあれば、洋服を一度買ってもらった
こともあります。
私に対して「一銭もお金を出したくない」
という姿勢ではないのですが、すべてを見せない彼に対して
不安がつのります。
今現在、不安ばかりがよぎり、冷静に考えられず
今後、どのように話を進めていいのかが分からず
困っています。
30代/女性 | 日付:2008年10月29日(水) 23:22 JST | 閲覧件数: 4,220
saraさん あなたがこれからも夫婦としてやっていこうと思えば 簡単ではありません。
普通 日本人同士の結婚も価値観や育った環境などが違うと 中々うまく行きません。
そんな中 いくら世の中が 国際化し、国際結婚が増えたとは言え 国民性の違いが加わると
正直「うまく行くはずが無い」これくらいの覚悟を持って ちょうどいいくらいです。
私の若いときは まだまだ閉鎖的な時代で 国際結婚の数は今ほども多くありません。
そして 国際結婚をされた方の離婚率は 最終的に85%とも言われていた時代でした。
しかし 国際結婚が珍しく無くなった今も やはり難しさは同じだと思うのです。
そこで、このことを前提に では どのように対処していくか・・・・・です。
日本人同士の結婚でも ご主人のお給料を知らない妻は幾らでもいます。
そういうスタイルの方が都合がいいという夫婦はいます。
幾ら稼いでいるかを知らないと言う事は 普通に考えれば与えられた枠の中で
居ればいいという事で saraさんは責任を取らなくていいと考えられます。
つまり 甘えていればいいと解釈できますが ご主人の場合は、そうではなく
おおよそsaraさんが望む 責任感のある 夫像ではないと思います。
私もご主人を「外国人」という枠で考えればいいのか 「人」としての
本来の性格なのかは判りませんが個性として考えればとてもドライなタイプだと思います。
しかも 今後のアメリカ移住もあるとすれば saraさんが異国でよほど 自分が楽しめる
生き方を見つけなければ 夫婦と云うペアな温かみは望めません。
よく留学はいいイメージで宣伝されていますが かなりの割合でノイローゼになったり
孤独感からドラッグ漬けになり 結局 病院送りになる話しよく聞きます。
そうした中で 想像できるのはsaraさんがご主人とさほどコミュニケーションが
取れているとは 思えませんので 新婚の現時点ででこのくらいの状態だという事は
幼馴染の友人もいるご主人の自国では 余計に羽を伸ばし 孤独なsaraさんの
心の支えになることは ほぼ難しいと 想像してください。
デートの時にいくら気前よくご馳走してくれても 夫婦になれば どのような
金銭感覚かは 想像して結婚をすべきです。
もちろん 結婚して始めて判る事もありますが 少なくとも 結婚後、判った問題点は
改善する協調性がないといけませんが ご主人には そうした協調性もない事や
そのご主人に身体を張っても 変えていこうとするsaraさんの強さがない限り
あきらめるしかありません。
つまり 何につけても「この先どうなるか」を結婚前も 結婚後も想定しなければなりません。
そして今回は この先の事を予想してみて不安になったのですね。
しかし 不安になるだけだったり 恐がるだけでは 何も解決しないので
ここは 見定める・・・・と云うことが 必要になります。
私は外人に口説かれた事がないので よく判りませんが 女性への口説き文句は
とても情熱的だと聞きます。
恐らく saraさんを口説く時には とてもモーションを掛けてきたのではないですか?
また 外人特有のホリは深く 日本人にないカッコよさと愛情たっぷりの押しは 女性には
嬉しい物だと思います。
でも結婚における 金銭感覚を判る前に結婚をしてしまった為 情熱的な甘い言葉
だけでは 食べて行けませんから 今となっては生活という点に疑問を持たれたのだと
思います。
そこで 今後 どのような事が起きるかと云うことを 私なりに想定いたしました。
1、 貯金なども金額もわからないので 夫婦2人で共に夢が描けない
2、 結婚と云うより ルームシェアのような結婚で 支えあうという形はない
3、 夫は妻が海外生活に疲れが出ても 妻の気持ちはわからない
4、 夫は自分の小遣いで 自由な行動が出来るが 妻には詮索させない。
5、 保険の事も含め かなり生活は厳しくなるが それぞれで解決するしかない
6、 妻が夫の国で仕事に就くことは かなり困難である
7、 妻が積極的な生き方が出来ない限り 友人は出来難く 孤独感が増す。
夫婦の間で秘密があってはいけないとは思います。
しかし ご主人はお給料を全て渡さない事や 明らかにしない事を秘密とは思っていないのです。
この意識の違いは 誰も注意できません。
私は古い考え方の持ち主ですから お金は夫婦で分かち合うものだと思っています。
でもそれは 妻を養うという日本古来の結婚のスタイルでしたし 日本の男性なら理解をしています。
しかし 悲しいかな 日本の男性は 素敵な口説き文句もはけませんし
セックスも情熱的ではありませんし 何よりもかっこ悪くスマートではありません。
そこで saraさんが選んだ男性は 日本古来の夫婦のスタイルを知らない(認めない?)国の人です。
そして この結婚自体も 今風の若い感覚で飛び込んだ 国際結婚です。
その人達に 古風な日本的な物を望むのは難しいと思います。
波乱万丈の人生を選択した場合 刺激的ではありますがリスクもあります。
情熱的なセックスや 甘い言葉のシャワーはありますが 古風な安心感には欠けます。
ハイリスク ハイリターンじゃないですけれど 望む相手を見て 望むべき事を
決めるべきで 国際結婚の相手に 古来の日本的な物を望むのが土台無理でしょう。
国際結婚にこういう見返りを求めるのが間違っています。
しかし あえてここの視点を変え 国際結婚云々ではなく 「人として・・・」という事に
疑問を感じた時 始めて 見えてくるものがあります。
ご主人の人間性に「メス」をいれなければなりません。
これは かなりの勇気を持って考えていく姿勢がない限り
saraさんも ご主人と同様、結婚は「恋のしっぱなし」にすぎません。
私なら ご主人を一人の男として見た時に とても妻を持ったという責任感がある
男だとは思えません。
週に幾らか貰うお金は 私への家事労働へのバイト代くらいのようなもので
今時 中学生でもそれくらいのお小遣いはもらっているでしょう。
また夫婦になり それまでの生活や性格を切り替えていかなければならないと感じれば
お互いが寄り添えるように自分の我儘も 修正していかないといけません。
それを修正する気持ちがないということは 歩み寄りという誠意は感じられません。
それなら お付き合いか 同棲で充分です。
それが どうしても不満なら別れるしかないでしょう。
でも 離婚はしないと決めておられるのですから 恐がらずに 体当たりで
夫を教育するしか ありません。
教育しても まったく学ばない人なら それは単なる「バカ」でしか ありません。
ご主人は金銭的には 「ケチ」だと思います。
でも もっと問題なのは 「愛情にもケチ」だという事です。
ヤクザでも 「金は誠意や」と言ってます。
お子様がまだ居ないうちに・・・・ 海外に移住してノイローゼにならないうちに
もう一度 離婚も視野に入れてよく考えてください。
saraさんが もし 私の娘だとすれば こう言うだろうと思い書きましたが・・・
ごめんなさい ご主人をボロクソに言って・・・・・許してね。
回答日時:2008年10月31日(金) 11:07 JSTお礼のコメントを書く
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