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職場の状況を考えると会社に行きたくありません

ご相談者:20代/女性

今の会社に入って以来、ストレスが原因で3つの病気を経験しました。
アトピー性皮膚炎、うつ病、そして国の特定疾患に指定されている難病です。

アトピーは一過性のものだったのか、すぐに治りましたが、それをきっかけに
転がり落ちるかのようにうつになりました。平行して身体にもある症状が現れ、
日々をすごすだけで精一杯になり、結局うつ病の治療も中途半端なままです。

今年はじめに、ようやく身体の検査を受け、3つ目の病気が判明しました。
「ストレスや欧米型の食事などが原因といわれているが、いまだに特定はでき
ない」病気で、「一生治らないので、定期的な検査と内服中心の治療が必要」
といわれ、目の前が真っ暗になったのを覚えています。

ただそれでも、その病気の中ではかなり軽症なほうらしく、今まで特に生活を
変えたりもせずに過ごせました。ただ病気と向き合う勇気が持てず、数か月分
の薬をもらって以来、病院には行っていません。次に行くときは検査をすると
言われていたからです。症状にまったくの変化が見られないのをいいことに、
ずっと病院に行くのを避けています。

3つ目の病気は原因が特定できないと言われていますが、私は今の会社が原因
だと思っています。

入社して2年目以降、私はずっと理不尽な仕事内容、仕事量、人間関係に悩ま
され続けてきました。何度訴えても無視され続け、評価も不当なままです。
特定できなくても、そういったことの積み重ねで病気になったのだと思ってい
ます。なので本当は辞めたかったのですが、ほかで働くことが怖く、自信もな
かったので、今の会社に居続けることにしました。


そしてこの4月から、病気のことを唯一報告した上司が異動になり、身体のこ
となどを考慮して一緒に行かせてもらいました。
私への不当な評価は、その上司が原因と言えなくもないのですが、穏やかな人
で「具合が悪いときにはフォローするから」と言ってもらえたので、異動する
ことを選びました。

そこでの人間関係は、それほど悪くなかったのですが、1ヶ月ほど前から急に
「出勤したくない!」という気持ちがあふれて、遅刻と欠勤を繰り返しました。
病気のことを話していなかったので、一気に信用を失い、私をかばってくれた
上司の立場まで微妙にさせてしまいました。

何があったわけでもないのですが、とにかく急に「会社へ行きたくない、何で
こんな目にあっているのにあそこで働かなきゃいけないんだ」という気持ちが
湧き出て、とまらなくなってしまいました。

年が明けてからも、出勤できる自信がありません。今は「会社のせいだ」とい
う気持ちでいっぱいです。訴えたいとすら思っています。

もともと、今年1年で自分のことを整理して転職しようと思っていたのですが、
1年前と何も変わっていないどころか、社会人としては悪くなっていると思い
ます。

どうしたらいいのでしょうか?
アドバイスをください。

20代/女性 | 日付:2007年12月27日(木) 20:46 JST | 閲覧件数: 1,651

年内に本音を整理して次のステップ作りをしましょう

宮本 実果

このたびは、お辛い心境の中、勇気を出してご相談いただきまして
ありがとうございます。
文章からでは限られる情報に対する答えになってしまいますが、
あなたの文章はとても分りやすく、状況も心境も伝わってきました。

まず、このようにご自身で状況やお気持ちを文章にしてみてどんな
お気持ちでしたでしょうか?

自分がどんなことで悩んでいて、辛く苦しい思いをしているのかを
少し整理することが出来たでしょうか?

では、一つずつお話を進めてまいりましょうね。

あなたの病気はご自身でも書かれているようにストレスが原因で
発症しているということですね。

ストレスはストレス物質がカラダに不調を与え、本当に病気になる
可能性もあります。

今回の文章から感じたのは、そのことが原因で、実際にカラダに
お辛い症状が様々に出たのでしょうね。

あなたの3つの病気のお話をしてまいりましょう。
まず、アトピー性皮膚炎がキッカケで転がり落ちるようにうつ病
になっていったのですね。
「うつ病」というフレーズは日本ではまだ誤解が多いのが現状です。
本来は頑張っている人、責任感の強い人がなりやすい病気であることが
多いのに対し、一般的には認知度が低く、別の意味で認識されることが
多いものです。

そのため、このフレーズに対する誤解に左右され、うつ病を発病した人は
大変お辛い状況にも関わらず、さらに苦しい状況に追い込まれることが
非常に多いです。
これにより、食欲が落ちたり増えたりする傾向もあり、食生活を乱して
しまうこともあります。

これも要因の一つで、3つ目の病気が発病した可能性も多少は考えられる
かもしれませんね。
この病気は詳細が分りかねる部分もありますが、先生から伝えられた時の
あなたのお気持ちの辛さが文章からとても伝わりました。

うつ病の治療はどのくらいの期間、どのような治療内容で
行ったのでしょうか?
治療が中途半端なままというのは気になりますね。
治療するにあたり、お薬を処方されたのであれば、数ヶ月以上は通院される
かと思います。
また、カウンセリングも併用することが多いのですが、あなたの場合は
どのような治療内容でしたか?

あなたがおっしゃるようにうつ病の治療は根気も必要ですし、日々を過ごす
だけで精一杯の状況だったときは治療に専念するのは厳しい状況があった
かと察します。

3つ目の身体的に出た病気については、病院で処方されたお薬を数ヶ月間
飲まれたんですね?
その後は病院へ行かれていないようですが、検査結果のことが気になって
病院へ行くのを避けていらっしゃいますか?
実際にあなたのおっしゃるように症状に変化が見られていないのであれば
悪化もされていないのかもしれませんので、再度病院へ行かれた方が良いかと
思いますよ。

しかし、病気はその症状に対して対処するだけではなく、あなたがお気づきの
通り「原因」と向かい合う必要もあります。

その原因についても、あなたのおっしゃるとおり仕事のストレスである
可能性が強いのであれば、お仕事について少し掘り下げてお話してまいりましょう。

入社2年目以降、理不尽な仕事(内容、量)や人間関係に悩まされたのですよね。
そして、何度も訴えても受け入れてもらえず、不当な評価があったということですね。
この積み重ねが、様々な病気の引き金になったと思われているわけですよね。

そして「本当は辞めたかった」あなたの気持ちに対して、別の職場で働く事が怖く、
自信も無かったので、現状の仕事を続けられたのですよね?

では、状況から整理してまいりましょう。
この4月からあなたの病気を唯一知る上司の方が異動になったことをきっかけに、
あなたも一緒についていかれたのですね。
そして、人間関係はそれほど悪くは無かったけれど、1ヶ月ほど前から急に
「出勤したくない」というお気持ちがこみ上げてきたのですね?
そして、遅刻と欠勤を繰り返されているということですね。
ところが、周りのメンバーには病気のことを伝えていなかったので、周りから
信用を失い、あなたをかばった上司の立場までも影響を与えてしまったと
感じられているわけですね?

さて、このあたりであなたの本当の気持ちを考えてみましょう。

現在、病気のことを知っているのは、あなたが一緒についていった
上司のお一人だけですね?
私が気になったのは、冒頭のお話でもあった「不当な評価」の原因の
一因が上司にもあるとあなたは感じているのですよね?
おそらく、上司の方は「あなたを理解している上司」ではなく
「あなたの病気を理解している上司」というのが現実かもしれません。

ですから、あなたはどうもしっくりこないお気持ちが続いているの
かもしれませんね。
とは言いましても、自分のことを理解してもらったり、認めてもらうのは
大変なことですよね。

あなたの本当の解決方法は”自分が自分の病気を理解して認める”ことです。

そして、周りのメンバー(上司、同僚)とどうやって仕事を進めていくのが
自分にとって最良の方法なのか?をその都度考えてみましょう。

あなたが今一番辛いのは「会社へ行きたくない」というお気持ちですよね。

特別なきっかけがあったわけでもなく、突然行きたくなくなったわけです。
あなたはきっと混乱し、苦しいお気持ちだということがとても伝わります。

「なんでこんな目にあっているのに、あそこで働かなきゃいけないんだ」

この言葉がすべてを語っているように感じられます。
こんな目とは、具体的にどんなことでしょうか?
今一度、自身に問いかけて口にしてみてください。
それをまとめてビジネス論理的に上司や同僚にお話してみてください。
これだけしっかりとした文章をまとめることが出来るあなたなら
しっかりとまとめられるかと思いますよ。

このままですと、年明けに出勤する気持ちにはなれない状況ですよね。
どうしても「会社のせいだ」と思ってしまうのですよね。
この、「会社」というのは必ず「誰か」ということも隠れています。
今辛い気持ちをしっかりとまとめて整理して、年明けに実行してみましょう。

あなたは、1年前と何も変わっていないと、おっしゃっていますが、この経験を
キッカケに自身についてしっかりと理解し、病気との向き合い方や付き合い方を
整理していくと、あなたが望む転職も良いかと思いますよ!

ですから、今回のことを機会に次のステップアップ、キャリアアップだとおもって
整理してみてはいかがでしょうか?

応援しています!ありがとうございました。

回答日時:2007年12月27日(木) 22:59 JSTお礼のコメントを書く

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