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「暴力・いじめ」がある映画作品等を批判すると誹謗中傷されます

ご相談者:30代/男性

最近(2001年以降)の映画作品等は、それ以前のものと比較すると、「暴力・いじめ」が多くなったと感じます。私は、「暴力・いじめ」が少ない昔の映画のほうが好きです。

「暴力・いじめ」がある作品でも、特にヒット作品を批判すると、「現実とフィクションを一緒にするな」「お前の考えは甘い」などと誹謗中傷されます。例えいじめられる側に落ち度があっても、暴力・いじめ自体は許されることではありません。また、娯楽作品に暴力・いじめを持ち込む必要もないはずです。

該当する作品を2例挙げます。


1.閉山直前の産炭地がダンスセンターを作る話

これは実話が元ですので、現実のダンスセンター、およびモデルの方々を悪く描いているともいえます。
ダンスの先生のモデルは立派な女性ですが、なぜか大酒飲み・借金あり・仕事に誇りを持っていない人物と描かれました。立派な人物をありのままに描くのはつまらない、と考えている傾向があります。

本題です。暴力・いじめの被害者は、ダンスの踊り子の少女2人です。
少女の1人は、炭鉱労働者の父親に本気で酷い暴力を振るわれます。父親は炭鉱合理化で解雇され、腹いせに娘を暴行したのです。先生が男湯に乗り込み、父親に抗議したシーンがありましたが、これは抗議・制裁のうちに入りません。少女一家は北海道の炭鉱に引っ越すことになりましたが、少女の怪我はこの時点になっても完治していません。大人の男性が父親を制裁する、少女を父親と別居させる~地元に残すなど、少女の人権を守る行為は一切ありませんでした。
もう一人の少女です。彼女の父親は優しい、立派なお父さんでした。その父親が炭鉱事故に遭ったとき、少女はダンスの仕事がありましたので、父親の死に目に会うことはできませんでした。悪いのは炭鉱会社であるにもかかわらず、村人は父親を失って悲しんでいる少女に「この親不孝者目が!」と罵倒したのです。


2.2008年公開の某航空映画

航空機の運航には様々なスタッフが関わっている、という点を挙げたことは評価できます。
しかし、若手整備士は「いい加減な仕事をする人物」と定義され、上司は彼を見学客の前で叱るなど執拗にいじめます。この航空機はテロリストに運航妨害をされ、出発空港への引き返しを余儀なくされます。また若手整備士の工具は小学生に盗まれてしまいますが、犯人が小学生だとわかったとき、誰も小学生を注意しませんでした。7~8割の観客はテロリストや小学生よりも若手整備士を悪者扱いし、誹謗中傷するようになりました。DVD小冊子を見ても、制作者側が若手整備士の人格を完全否定しているので、制作者側のネガティブキャンペーンといっても過言ではありません。


私はこれらを批判し、様々な誹謗中傷を受けました。今後は本心を言わないほうがいいと悟りました。

ですが、某弁護士サイトの弁護士に相談したところ、「激しい糾弾・弾圧に遭っても自分の意思を通すべきだ。」と回答された弁護士がいました。私は戦前の思想家や宗教家のように、拷問に遭ってまで自分の意思を通すつもりはありません。また別の弁護士は、「いじめは認めるが、いじめ作品を規制するのは北朝鮮等と同じ。そのほうが怖い。」と回答されました。これらの弁護士の意見には反対です。


本心を言わないほうがいい、と結論を出しましたが、ごく少数の賛同者には賛同メッセージを送るなどの活動は続けます。もちろん非公開の場所、訪問者が私しかいないような過疎ブログに限定します。
先生のご意見をお願いします。

30代/男性 | 日付:2012年6月17日(日) 07:24 JST | 閲覧件数: 2,011

ご相談ありがとうございます。

聡戒

Kitalegendさん、はじめましてOasisの聡戒と申します。

ご相談ありがとうございます。

私は映画に詳しくないので個々の作品に対しての判断は控えさせていただきますね。

あくまで私個人の意見ですが、娯楽作品と呼ぶべきものに個人を攻撃する暴力やいじめは必要ないと思うのは事実です。
見ていて悲しくなります。

しかし、作り手には作り手の意図がありそれが多くの人の目に触れる作品であればあるほど賛否両論はあると思います。

Kitalegendさんが映画をご覧になり感じたことは間違っていないし、そのように感じることを中傷する権利は誰にもありません。

映画の内容に対する議論は大いに結構ですが、そのことでKitalegendさんご自身が中傷されるようであれば、あまりオープンな場所で発言しない方が良いかもしれません。

私たちは思想家や宗教家でなくとも誰しも思想(考え)は持っています、その思想を絶対貫き通さなければいけないかと言うとそうではありませんし時と場合によって柔軟に対応したほうが良い時もありますのでKitalegendさんが出した結論で良いのではないかと思います。

ただ、オープンな場ですと様々な考えを持った人達、個人を攻撃するのが好きな人達等居ますので十分に気をつけて頂ければと思います。







mental support Oasis
    聡 戒
TEL 0120-969-299
URL http://www.mentalsupportoasis.com/
 

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回答日時:2012年6月17日(日) 13:01 JST

ご回答ありがとうございました。

やはり思想・考えを絶対に貫き通さなければいけない、ということではなく、時と場合によっては柔軟に対応したほうがいいですね。
大昔の映画ですが、大人が自分の息子や娘に
「お前の気持ちはわかるが、本当のことを言ってはいけない。お前を酷い目に遭わせることはできない。」
と諭すシーンがある作品が複数ありました。
思想・考えは思うだけに留め、行動に移してはいけない場合も多いことがわかりました。

オープンな場所、例えば大手掲示板や大手質問サイト、人気ブログでは発言を控えたほうがいいですね。
批判に至らなくても、「2008年公開の某航空映画」の件で
「問題がある整備士が登場したけど、制作者の逆鱗に触れたなど、何か問題があったのだろうか。」
程度の発言でも、酷い誹謗中傷を浴びたことがあります。

マイナーな会員制サイトやブログで、かつ管理人クラスの人物が先に同趣旨の発言をしたとき、一参加者として「管理人様に同意です。」と主張したほうがいいでしょうね。

本題とは外れますが、一部の鉄道会社、例えばJR東海や東京メトロは「フィクション作品には一切協力しない」姿勢です。ですが、JR東海は浜松の新幹線工場見学会を、東京メトロは地下鉄工場見学会を開いているので、鉄道マニアを嫌っているわけではないようです。人間が登場しないゲームはともかく、映画・ドラマは人間が登場します。外部の者に自社社員を必要以上に悪く描かれるおそれがあります。フィクションは禁止する一方、現実の工場を一般市民に公開しているJR東海や東京メトロの判断は、現在では正しいのかもしれません。

この度はお世話になりました。どうもありがとうございました。

| 30代/男性 | コメント投稿日:2012-06-17 |

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