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子供が欲しかったのに

ご相談者:30代/男性

 現在結婚8年目、付き合いも含めると15年になる妻とのことです
結婚前はそんなこと全く言わなかったのですが、結婚後子供が大嫌いであることを言われました。
しかし私は結婚したらごく普通に子供が欲しいと思っていたので、その旨を妻に伝えたところ、金銭面や出産の不安、特に男の子が嫌いで絶対女の子が生まれるならなどのことを言われ、いつかは欲しくなる日が来るかもしれないから今は待ってくれと言われました。
その時はなんで妻は私の子供なら産みたいとおもってくれないのだろうと思いながらも、いつかは欲しくなってくれることを願いながら待つことにしました。
 知人には避妊しないで無理にでも子供ができちゃえば絶対可愛がるよ、などと言われ試していたのですが残念ながら授かることもなく、数年前からはマンネリからか、精神的なものか、妻に対して性的欲求も沸かず、妻ももともと淡白だったので、今はもうセックスレスな状態で、子供どころではありません。
ほとんど子供の話はタブーな状態で今現在妻がどう思っているかはわかりませんが買い物に行った時など,よその子供が騒いでいるのを見るとあからさまに嫌悪の言葉を私にもきこえるようにいっていて私はいつも心苦しくなります。
 妻に対してはもうあまり愛情のようなものが沸かず、家事をしてくれる同居人のような感じですが、今でも子供が欲しい気持ちは変わらず、いつも、子供がいたら家族愛みたいなものが生まれて仕事にも張り合いができるのかな、、とか思ってしまいます。
もちろん子供がいなくても生涯仲良く暮らしている夫婦もいますし、今の自分の心境は子供のせいだけではないのかもしれませんが、今の状態ではこの先も夫婦を続けていく自信がありませんし、いっそのこと離婚をして別の人を探したほうがいいのかなとか考えてしまうのですが、今更彼女を一人にするのは申し訳ないという想いや自分が一人身になる不安を考えると踏みとどまってしまい、もうどうしたらいいのかわからない毎日です。
 妻は35歳でもう子供を産むには若くないので早く結論を出したいのですが私たちはどうするのが一番いいのでしょうか。アドバイス願います。

30代/男性 | 日付:2011年2月 5日(土) 01:23 JST | 閲覧件数: 1,496

人生の仕分け作業

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

ぽみたんさん、回答お待たせいたしました。

実は 私は「人生50年、仕分け論」というのを唱えています。
夫婦で長年暮してきて、一緒に生活したからこそ、判ることがあると思っています。

若い時は気付かない事。
結婚したからこそ気づいた事。
長い人生の中で、変わってきた事。
変わらざるを得なかった事。
子育てが終って、本当に自分のしたい事が見つかった場合の事。

そういう色々な事が、人生には起きてきます。

結婚前にぼんやり考えていた事が、結婚して「え~~~?」って事も有ります。
「そんなはずじゃなかった」って事は 山ほどあると思うのです。

でも子育ての真っ最中は、皆自分の欲求は押し殺して、生活をします。

しかし、子供も巣立ち、夫も定年間際になりますと、自分の人生の限界が見えてきます。
そこでやり残した事を後悔のないように、叶えておきたいものです。

そこで、いつまでも、妻や夫やと言う荷を下ろし、ちょっと自分の為の人生を
考えてみても良いと思っています。

例えば妻の立場だとすると、いつまでも夫の身の回りの世話ばかりで一日費やしたくはありません。
その場合、家事もご主人と分担し、妻を家事から解放してあげ、時間を自由なプレゼントしてあげて、という説です。

また、夫の場合も、もしかしたら田舎暮らしを望むかもしれませんし、土いじりをしたいかもしれません。
その場合は都会の家を売って田舎で生活したいと言い出すかもしれません。

そんなことは 若い時には考えられなかった事でも、年をとれば考えが変わってくるという事も有ります。

そこは、夫婦お互いに、「こんなはずじゃなかった」というのではなく、流動的に決めていけばいいのだと思います。
人生には、こういう仕切りなおしがあっていいと私は思っています。
もしそれが夫婦が別居して、それぞれのしたい事をして幸せならば、私は夫婦がお互いのしたい事を
やってお互いが自由におれるなら、それもありだと思うのです。

そういう意味で今回のお子様の事に関して、「聞いてないよ~」という事かもしれませんが、実際結婚してみて
判ったことですが、こういう事はよくあることです。

私は夫婦は一緒に暮らせばなんでも分かり合えるとは思っていません。

むしろ一緒に暮らせば暮すほど、「違うんだ」という事が判る事だって在るのです。

また一緒に暮らしてこそ、人生観の違いが如実に現れる事も有るので、何も結婚する前に聞いてなくても
奥様も、結婚前はうっすら考えていた事でも、結婚したからこそ、より具体的に子供がほしくないという事を
実感したのかもしれません。

そうなると、もう結婚観が違うわけですから、ここは無理に合わせる必要はない訳で、お互いが別々の人生を歩むという選択があってもいいと思います。

そこで、これまで長くやってきた夫婦ですから、奥様を今更一人にしたくないというのも思いやりですが、
逆に子供を望んでいるご主人と、望まない奥様とが一つ屋根の下に暮すことも、奥様にとっては気詰まりなことがあります。

例えば、僕はピーマンが嫌い、私はたまねぎが嫌い・・・・という程度の事ならばお互いが食べなければいいだけで
お互いに影響はありません。

しかし、子供の居る人生と、居ない人生というのは こうした食べものの趣味とは違い、人生観の違いになります。

これはどちらかに合わせるとかの問題ではなく、合わせられない問題なのです。
人生の歩む道が違っただけなのです。
だから人生仕分け論がちょっと早く来ただけと割り切り、軌道修正をしてもいいと思います。

私は奥様が女の子なら・・・という理由が良く判りませんし、10年も20年も先、夫婦が仲良くしている保障もない中で
何を目標となさるのだろうか?と心配になりますが、奥様こそ、年をとって夫婦2人で、どんなふうに暮して生きたいのかな?と思います。

このまま、特に何か夫婦の絆があるわけではなく、ただ何となく時間を過ごしていたら、後々後悔する事になるでしょう。

また奥様にとっても、できれば子供をもうける気はないという男性とめぐり合えるチャンスもあるかもしれないのに
無理クリ子供の欲しいご主人と人生を過ごすのももったいない話です。

もっと、自分とあった人生の人をお互いに見つけるのは、お互いの為です。

この際ですから、やはり人生の見つめる先が違ったという事で、次の方を探す事は悪くないんじゃないですか?

今、すでに気持ちは冷めていて、いつまでも奥様に対して、煮え切らない思いを持って生活する方が 残酷ですし、
奥様もお子様を望まないという特殊な考えの場合は、そういう相手と一緒になったほうが幸せです。

要は、変な優しさで今をやり過ごすと、今後の人生の先で大きな後悔が待っています。
そんな時に奥様に対して逆恨みの気持ちが芽生えないとも限りません。

ここは、変に善人であるより、今は心を鬼にしてお互いの幸せに向かって、再出発する事をお勧めします。

子供が欲しいと思うのも個人の自由です。
子供のいない人生を望むのも自由です。

しかし結婚生活の中で子供という大事な選択肢で大きく違うなら
それは生き方も違うと言う事。

「融合できないなら強要もしてはいけない」

相手の選択肢を尊重出来ないから別々の人生を歩むしかない。

でなければ、一生奥様を恨む事になるかもしれないからです。
いくら一緒の時間を共有していても、どこかで奥様を恨んでいると
いう事は、貴方も辛いでしょうけれど奥様にとっても辛い事。

お互いが辛い結婚生活って、どうなのでしょう。

お互いが「違うな」と判れば、仕切り直しもいいのではないでしょうか?

「和を持って尊しとする」という夫婦の暮らしが、単に時間を共有する人生では
寂しすぎます。

自分勝手でいる事も大切です。
自分の人生ですから。

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回答日時:2011年2月 5日(土) 18:57 JSTお礼のコメントを書く

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