じっくりとかまえてください！

田中 大祐

治療中さま

初めまして、田中と申します。
大変な経験をされて、今なお苦労を重ねられていることと思います。

詳しい身体の状況が今回のご相談ではほとんど分かりません（公開サイトですので当然難しいのですが・・・）そのためあくまで一般論の範囲でのお答えになると思います。

要約すると
右膝の靭帯損傷？
受傷後半年間の安静・固定
　それに伴う廃用性筋萎縮（足部アーチだけでなく両下肢全体の！）
足指の疲労骨折ということになると思います。


以前にMRI等の検査をお受けでしょうか？
すでに時間が経過しておりますので、関節内の出血・炎症は消失しているものと思われます。しかし、長期の固定により膝周囲の軟部組織・靭帯は相当固くなっており、リハビリにもかなりの苦痛・時間を要すると思われます。（私自身も中学の時に手術を受けていますが、膝のリハビリは実際相当痛いです・・・男性なら泣き叫ぶぐらい・・・）

　ご相談の足部のアーチのトラブルは足部自体の筋力の問題だけでなく、膝・股関節～全身の動きによって生じる重心の移動のトラブルによっても生じます。つまり筋肉をつけるのと並行して、膝や下肢全体の訓練も必要です。

かかる期間については、ご自身がどの状況まで到達したいかで大きく変わってくるものと思います。日常生活が可能なレベルと競技復帰を目指すレベルでは、かかる時間に大きな差が生じるはずです。（どちらにしても・・・あんな事故もあったなぁと振り返られるぐらいの時間がかかると思います・・・後遺障害として残る可能性も否定できません）



実際のところ・・・事故による怪我ということで、リハビリを続けられる期間はご本人と医師と担当保険会社、以上３者の折衝で決まることが多いです。そのため、ご自身はどのレベルまでリハビリを続けたいのかを、はっきりと主張したほうが良いと思います。

なお、現在通院中の病院にてリハビリを開始されたということですので、歩行の評価・適切な運動指導をリハ担当の先生とよく相談の上、じっくりと続けていくのが最良の方法ではないでしょうか？


何分拝見させて頂いていない以上あくまで一般論の中での回答になりますが、今後もこの件に関して何かご不安がありましたらご相談ください。

理学療法士
　　　田中　大祐

回答日時：2010年12月 1日(水) 00:13 JST

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