[悩み辞典：回答＆相談]離婚したくありませんが、

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2024年4月20日（土）

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回答プロ：夫婦問題カウンセラー村越真里子

離婚したくありませんが、

ご相談者：30代/女性

国際結婚１６年目、子供が２人の専業主婦です。
別居して１年半が過ぎました。
とてもやさしく、温厚で、私を大切にしていてくれていた主人に、愛想をつかされました。
私の我侭や、毎日の喧嘩、束縛されすぎた生活に嫌気がさし、もう私のことはまったく愛していないし、
やり直す気も全くないといわれています。
性格も一転して、今ではとてもヒステリーで、喧嘩腰でしか私とは話せないようになってしまいました。
喧嘩になるとすぐ、お金の面倒は誰が見ている、早く働け、図々しい、そしてしまいには、日本に子供を
連れて、帰ってくれ、とまで言われます。
下の子が小さいので、今専業主婦をし、金銭的には、彼のお給料の１つ分は全部もらっています。
（他にも収入源があるので）
彼の周りの友人は、離婚暦のある人や、独身の同年代の人が多くなり、以前は嫌っていた
夜の街へも、（ディスコなど）へも、毎週末のように出かけています。
若い人や、独身者が行う様な行動ばかりしています。
土・日には異国で一人の私を、まだ不憫に思ってくれているようで、家族４人で食事や
買い物に行ったりもします。・・そして些細なことで、大概口論になってしまうのですが。
今では、立場が一転とまではいかないにしろ、彼は私の嫌がることを遠慮なく言い、
私が彼の顔色を伺ったりしているような感じです。
こんな彼なら、もう本当に顔も見たくない、と思うのですが、やはり子供と３人でいると、
無性に心細く、寂しくなり、やさしかった頃の、いろんな楽しかった思い出などが頭に浮かび、
どうしてももう一度やり直せないものか、と思ってしまいます。
彼にとても反省しているし、どうしてもやり直したい・・・と言っても、こんなに長い間戻る気もなく
別居して、子供はすぐ大ききなるのに、愛してもいない私と一緒に暮らすなんて無理、
私にプライドというものはないのか、などと、逆に激怒して、罵倒されます。
彼の気持ちが私にはもう無く、正式ではなくとも、気持ちの上ではもう離婚している、
と受け入れて欲しいようです。
仕事でもすれば、忙しさに紛れ、収入もあり、いいのかも・・、とすぐに働ける飲食店などを考えてみても、
そんな仕事をするなんて、嫌味なのか・・、とこれまたヒステリーに大反対されます。
このままもし彼に、新しい人が現れるか、と、考えるだけで吐き気がしてきます。
子供を育てているのに、全く楽しんでおらず、常にいらいらしている自分がいます。
カウンセリングにも通いましたが、特に自分にぴったりくる感じもせず、反対に、やはり自分は外国人で、
考え方が違うんだ・・・、と思いました。
喧嘩して罵られた後には、消えてしまいたい、死んでしまいたい、とさえ思います。
実際に家の８階のベランダから飛べれば・・、などとのぞいたりも何度もしました。
でも自分にその勇気が無いのと、子供の気持ち、日本の私の家族を考えると
それだけはしてはいけない・・・、と思いとどまっています。
離婚しかなくても、その後異国で一人でやっていけるかとても不安で寂しいですし、日本に戻るにも
上の子の年齢が少し難しいので、やっていけるか、そして私も人生の半分近くを海外で過ごし、
いまさら日本に馴染みなおせるか、何を考えても不安だらけです。
全て自分で引き起こしたことですが、本当に後悔しています。
私には彼以上の人はいないと思えるほど、以前の彼は良い人でした。
今の私に何かできる事は無いでしょうか。
よろしくお願いします。

30代/女性 | 日付：2010年11月 8日(月) 05:53 JST | 閲覧件数: 2,513

まだ離婚を考えるのは早いです。

夫婦問題カウンセラー村越真里子

ロサさん、とても不安な気持ちは判ります。
普通、日本人同士での離婚でも、1人で生きて行く決心は中々出来ない物です。
それにつけ、異国の地で専業主婦であれば、このまま放り出されるような事は考えただけで恐ろくなる気持ちは判ります。
優しかったご主人も、今は変わってしまい、これが同じ人間なのかと思うほどですよね。
でも、残念ながら、起きてしまっている現実は受け止めるしかなく、変わってしまったご主人に
昔の面影を見ようと、願っても無理な事なのです。
私は離婚は勧めません。ロサさんさんだって望んでいないのです。
でもご主人は離婚を望んでおられます。　
この差をどう埋めればいいのでしょうか？
先ず、ご主人が変わってしまった理由は何か？
確かにロサさんはご自身の事を反省してらっしゃいますが、女性は先ず自分自身を振り返る物なのです。
でも果たしてロサさんにだけ愛想を尽かしたとしたら子供さんの事は、どう考えているのだろうか？
普通、奥様に愛想を尽かしたとしても、子供さんへの愛情は父親としてあるものです。
それを子供さんごと、日本に帰してしまったら、これから簡単には子供と会えなくなる事はご主人は平気なのでしょうか？
私はここを深く読んでいくと答えがあると思っています。
そして、一つ申し上げたいのは、これまでカウンセリングなどに行かれた事は判ります。
悩んだ時は、一つでもいいから答えを欲しい物ですからね。
でも、カウンセリングは日本語で訳すと「傾聴」です。
そうです、耳を傾けて聞いてくれるのです。
そしてカウンセリングの鉄則は、答えは出してはいけないという事があります。
クライアントが自分自身で気付くまで、耳を傾けて聞いてあげるのです。そうすれば自ずと自分自身で
答えを見出すようになる・・・・
これがカウンセリングの手法ですから、結局解決の答えは自分で見つけるしかないという事です。
日本でもカウンセリングを望む方は多くいますが、それは問題の段階によって用い方が違うのです。
カウンセリングが役に立つのは、夫婦2人が修復を望んでいる場合です。
そういう時には、お互いの接し方や、話の仕方、考えの相違点への妥協の仕方などの
メンタル的な指導が効力を発します。
しかし片や、一方が離婚を望み、現に別居にまで話が及んでいるという事は、もう離婚への
アクションが執られていると考えます。
こうしてすでにアクションがある場合に。メンタル的なカウンセリングでは何の役も立たないのです。
だから、申し訳ないですが段階的にロサさんが今しなければならない事はカウンセリングに通うことではなく
ご主人のアクションをどう、防止するかです。
変な言い方ですが、目には目を、アクションにはアクションで。
やはり今現実は少しづつ動いているのですから、ロサさんも行動をおこさないといけない時期だと思います。
ご主人を敵に回すつもりではありませんが、ご主人のいう事を「あ、そうですか」と素直に聞く必要はありません。
身体を張ってでも、ご主人のいう事に抵抗しないといけません。
こうして現実問題が起きているにも関わらず、カウンセリングを望んでいるという事は　単なる雨乞いと同じになりますから、手遅れにならないうちに、ロサさんには行動を伴う努力が必要と思います。
この点のプログラムを立てるにはもう少し詳しいお話をお聞かせ願いたいと思います。
ご遠方でもありますので、メール相談が良いかと思います。
また非公開相談に切り替えて、御相談いただけると幸いです。
では、頑張って対処していきましょう。

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回答日時：2010年11月 9日(火) 17:47 JST

村越先生、本当に気持ちのこもったお返事ありがとうございました。
いただいたお返事を読んで、本当に涙が出てきました。
遠く離れたところで、私の気持ちを確実にわかってくれる人も少なく、
毎日本当に心細くすごしています。
こちらの人からは、離婚は片一方が決めれば、するしないは問題じゃなく、もう離婚しかない・・
という考えのようですから、先生のようなお言葉が聞けて嬉しいです。
こんな私の立場でも、本当にまだやり直せるチャンスがあるのでしょうか？
向こうが離婚しかない、と思っている今、何ができるのか本当に疑問です。
対処法があるのでしょうか。

| 30代/女性 | コメント投稿日：2010-11-10 |

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