相談&回答

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もう一度質問します

ご相談者:60代/男性

先生のご回答に身につまされる事ばかりですが、もう一度質問させて下さい。

私の家は、妻と子供が2人(2人とも社会人です)に妻の母と暮らしております。妻は私には過ぎた女房で
しっかり者です。子供が小さい頃は、笑い声が絶えない家庭で、妻は対外的な行事等は私をたててくれていました。

すれ違いの初めは、私が単身赴任で仕事の内容も変わり土・日も働き月に1度位しか家に戻らず、心に
余裕もなかった頃、子供が大学(その後の就職)と過渡期にあり、妻が何度となく帰ってきてほしい(相談にのってほしい)と言っていたのに、それを無視するように仕事に没頭した事だと思っています。

今、妻は”あんたに言っても仕方がない・・・”と言って、私は家庭内で孤独です。みんな私が悪い。
私が勝手に決めた事はありません。必ず妻に相談していました。なのに、今では”勝手にすれば・・”です。
私が悪い。妻の労を労うつもりで言っても、妻はそう受け取ってもらえません。

どうすれば、妻と話しあえるようになるか。とは言って時間は遡れない。話しをしようとしても聞いてくれない。なにかキッカケのようなものがあれば教えて下さい。

60代/男性 | 日付:2010年10月19日(火) 18:30 JST | 閲覧件数: 1,560

以前の回答が理解されていませんね。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

シイタケさん、この悩み辞典では繰り返しのご相談は他の方への公平性を欠く為、お断りしています。
申し訳ありませんが、どうしても必要であれば非公開相談に切り替えてもう一度、御相談下さい。

しかし、ここで一つ説明させて頂きたい。
前回、御相談頂き、それだけでは、解決に至らなかったと思います。

そうなんです。
こうした夫婦の問題は本当に深い問題で、たった1回メールで相談しただけでは解決しないというのが、普通なのです。

では、何故、このようなサイトでお答えさせて頂いているかと申しますと、相談の内容によっては、1回だけでも
ヒントをお教えして、気持ちの方向性を見出されて、ご自身で道を開く方が多い事も事実です。

でもそうした方の相談内容は、もっと軽度なものと言うか、結婚間もない夫婦のボタンの掛け違いのような場合です。

夫婦は算数の九九だと申し上げました。
今、シイタケさんが小学校3年くらいで、まだ算数の九九の授業の時に風邪を引き休んだくらいなら、
家中の壁に九九算の表を貼って、暗記をする事で何とか追いつけるはずです。
もしかしたらお父さんと一緒にお風呂に入り、大きな声で九九を言えばお父さんは褒めてくれるでしょう。

しかし中学に入って微分積分まで進むと、、算数から数学という難しい段階に来て、もう今更九九を暗記しようという段階では解決できず、思考力まで育てないといけないのです。

夫婦の問題も、これと同じ。
放置していた期間が長ければ長いほど、夫婦の溝は深刻です。

ですのでシイタケさんの問題は、正直申し上げてこの公開メール相談で、解決できるような簡単な問題ではない事を
理解して頂きたいのです。

ただ、解決には不可能ではありません。
現に離婚調停を2回も申し立てられたご主人の相談に乗り、首の皮一枚のところで離婚を免れた人もいます。

だから、例え気付く時期が遅くても、本気で解決しようという気持ちがあるなら、不可能ではありません。

しかし、シイタケさんは、申し上げ難いのですが、まだまだ本気じゃないですね。

私は前回の回答で、話し合いをして下さいなんて言っていません。
話し合いという段階でシイタケさんは自分の意見を述べようとしています。

私が提案したのは、ただひたすら「奥様の言葉を思い存分聞いてあげてください」と申し上げました。
要は話し合いなんて思っている内は、奥様のフラストレーションは軽くならないでしょう。

この問題の解決の鍵は「過去」にあります。
それを遡るのは無理と断言している時点でシイタケさんは解決の道を失くしています。

男性の相談にによくある特徴ですが、とにかく過去の事はもう過ぎてしまった事と端っこに置き「これからどうしたらいいか?」しか頭に無いのです。一見前向きという言葉が浮びますが、そうではないのです。
過ぎ去った事は今更言われたくないという気持ちの表れです。
でも何度も申し上げますが、答えは過ぎ去った過去になります。

過去、何があって、奥様がどういう我慢をして来たか、何が苦しかったか。
どうでもいいとは言わないまでも、今シイタケさんは「考えようともしなかった」自分を反省する所から始めるべきです。

そしてその上で、まだ話し合いの切っ掛けが欲しいといわれる事は、物事をアンチョコに考えている証拠です。
それに、この公開されたメール相談で、出来るだけの解決をしたいと望む事は分かりますが、これこそ夫婦の問題を簡単に考えすぎです。

この悩み辞典は、多くのスタッフと多くのプロの回答者によって運営され、このサイトの事を悪くいうつもりはありませんが
相談の中身によって、全て解決でき事ばかりではありません。
考え方の方向性しか示せない時もあります。1回のメール相談で回答しきれなかった方にはもっと個人情報をお聞きして、その方に向けたパーソナルな答えを見出す為の、プロの先生方と、相談者を引き合わせる場でもあります。

その中で、私はシイタケさんにとりあえず、奥様の言葉を聞くことから始めましょうと申し上げましたが、もし私に改めて御相談をいただくとすれば、それはこの努力をしてからだと思うのです。

しかしながら、シイタケさんの考えは先ず「過去は遡れない」と断定しています。

これでは私の意見以外の物を探されていると考えています。
私は奥様のこれまでの労を労うことは、そんなに難しい事はないと思います。

それなのに、奥様がシイタケさんの言葉に聞く耳を持たないと言われていますが、私はシイタケさんに何かを話すようにとは言っていません。
奥様はシイタケさんがまた、自分の意見を述べるような話し合いという土俵には乗ってこないと思いますよ。
話し合いのようなモードで切り出すからダメなのでしょう。

これまでの事は僕が悪かった・・・僕は気付いた・・・・でももっと想像外の苦労も君に掛けたかもしれない。

「今日はこれをちゃんと聞くつもりでいるから、無駄だと思っても、話してくれないか」という気持ちさえあれば
切っ掛けとかそんなものではなく、夫婦で2人になる時間帯に低姿勢で行くしかないと思います。

奥様は、敬遠するかもしれませんが、
誰もいないところで先ず「僕が悪かった」という事で切り出す事は難しい事ではなりません。

何とか自分の意見を奥様に通したいと思えば、「えっへん」と咳払いして、姿勢がそっくり返ってしまいます。
男性はついプライドが勝ち、無意識で奥様を負かそうという気持ちが働きます。

やはり人の心を動かすのは、嘘の無い誠実さしかありません。

もしシイタケさんがこれまでにない反省した気持と、心からこれまでの事を詫びている姿勢が見えれば
奥様はこれませにない何かを感じて、テーブルに着いてくれると思います。

そのテーブルに着いてくれないのは、まだまだシイタケさんに本気が見えないからではないでしょうか。
私はたった1回、このメール相談でシイタケさんを知っただけですが、シイタケさんの事を誰よりもご存知なのは奥様です。

過去の九九は覚える切っ掛けをなくしたが、過去に戻って覚える必要はないと思うのであれば、結婚生活という物は
因数分解してしまうでしょう。

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回答日時:2010年10月20日(水) 10:17 JSTお礼のコメントを書く

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