今は準備すべき事があります

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

こすもすさん、大変お辛いと思います。
しかし離婚というものは、もっと苦労を伴います。
だから、私はあまり離婚は勧めないのですが、中には離婚も悪くないですよ、という事が有ります。

それはもうご主人に愛情がなくなってしまった場合と、子供のいらっしゃらない場合です。
その場合は、この不景気であっても、一生懸命働けば、女性が一人で食べていく事ぐらいは出来るでしょう。

そういう意味で　離婚はイコール自立です。
とにかく経済的な依存心を捨て、働く決意さえ持てば、何とかなると思います。

しかし中には、専業主婦の生活が長く、働く事に自信を持てない方がいます。
それは、逆に離婚はしないほうが良いという事になります。

でも、こすもすさんはご主人とご結婚をしてどれくらい経つのかな？
初婚さん同士ですか？もしかしたら再婚かな？

とにかく、離婚問題で難しいのはお金の問題です。
多少、働く事に自信が無くても、結婚年数が長ければ貯金を半分づつして別れれば、暫く気持ちは落ち込んでも
ちょっとの間は元気を着けるまでお仕事は休憩できるでしょう。

でもここで心配なのはあまり経済的な余裕がないと書かれてありますので、もしかしたら貯金などはご主人が管理されていて、こすもすさんの自由になるお金がないのか、もしくはお給料などもご主人が管理し、食費だけを貰うような形であれば
こすもすさんが貯金をするような余裕もありませんよね。

もしかしたら、モラハラというのも、こういうことも指すのかな？と思うと、ご主人の傍若無人な振る舞いは、この女性に限らず、もっと前から浮気でお金を使ったりが在ったのかな？と思います。

何故このような事を言うかと申しますと、モラルハラスメントと言うのは、元々の性格にも因るのですが、実はこの浮気と密接に関係している場合があります。

だからこの女性との浮気心が発生した時から、酷くなったというのであれば、それは「心の浮気」でない場合が往々にしてあります。

もちろん、一緒に生活されている妻だからこそ解る感覚的なものがあるでしょうから、決めつけはしませんが、
一般論としてモラルハラスメントが酷くなる場合は、女性との付き合いが具体化している場合に多いのです。

その女性とすでに深い関係になっているという事は考え難いですか？
その女性とプラトニックだと言われているのは、ご主人が言われていることですか？
私はモラルハラスメントな男性が、女性との付き合いを正直に語るはずはないと思いますが、
ここを今の段階はプラトニックだと決め付けるのは、感覚的なものですか？
それの根拠になるものは何ですか？

こすもすさんを焚きつける訳ではないのですが、これは一般論としてお考え頂きたいのですが、
ご主人は男盛りの年齢です。
昨年、女性と仕事でチームを組み、今も、プラトニックラブだというのは、むしろ美談な感じですが
そんな奥手で紳士な人が片や妻にはモラルハラスメントというのは　整合性がありません。

そもそも、浮気と言うのは、妻が疎ましくなる物です。
特に女性と自由に逢えないとなると、妻や家庭があるから、と逆恨みをしてしまいます。
それが、モラルハラスメントに繋がると思うのが普通だと思うのです。

そしてそこまで、ぽーっとなったり妻が邪魔な存在に思えたりという段階で、思春期の学生じゃないので
お手々繋いで、仲良しデートでは終らないでしょう。

もちろん、プラトニックラブが世の中に存在はしますが、このような状態が家庭に起きている場合は、
心だけの浮気と言うのは少々信じがたいのです。

そこで何が言いたいかと申しますと、例え苦しくても、別居はしてはいけません。
離れて住めば、チョットはこの苦しみから逃れられると思ったとしても、別居は反対です。

特にこすもすさんが、ご主人の浮気が心だけの物だと信じるなら尚更のことで、こすもすさんが家を出た時点で
ご主人はおおっぴらに家を空けたり旅行に行ったりもするでしょうし、ひどい男性はここぞとばかりに、家に女性を連れ込む男性だっているのです。

そして、こすもすさんが家をでた事で、家庭を捨てたと判断し、ここで夫婦関係が破綻していたと称し、
別居後の不貞は、不貞に当らないと、ご主人が主張してくるのです。

もしかしたら、知恵のある男性だったら、モラルハラスメントで妻を苛めておいて、妻の方から根を上げて家を出るように仕向ける夫もいるのです。

そういう事で、こすもすさんが本当に離婚をしたいのなら、せめて自分を守って下さい。
このまま、感情に任せて離婚をすると、ご主人の思う壺かもしれませんが、それよりも何よりもこすもすさんが
悪者になりとる物も取れなくなります。

本当ならば、ご主人はパソコン履歴でこのサイトを見つけ、妻への回答を見つけ、裏を書いてくるなんて事は
いくらでもあるのです。

こすもすさんへのアドバイスは、これ以上、オープンな形ですする事は危険です。
出来たら、離婚をする？しない？に関わらず、こすもすさんが気持ちにゆとりを持って暮せるようにお話をしたいと思います。
苦痛でしょうけれど、どうか別居はしないで下さい。
どなたも苦しさのあまり、別居をしますが、そうなればお給料という生活費は一つなのですから
そのうちに軸足が、完全に相手女性へ向かった場合、こちらへ生活費は渡さなくなります。

こういう日が明日来るか、３ヵ月後に来るか誰にも判らないことなのです。
今、こすもすさんがしなければならない事は、こうした事にむけての準備です。
どなたも、人生は何があるかわかりません。
でもどなたにも、間違いなく言えることは、万が一の事に準備くらいはしておくべき、というのが
私の考えです。

まして離婚を考えるなら、もう少し計算して動きましょう。

実はこすもすさんのケースの場合、正直もっとお教えしたいことがありますが、それは
直接、耳打ちしてお教えする内容だと思います。

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回答日時：2010年8月26日(木) 23:32 JSTお礼のコメントを書く

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