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農業をしたいという夫の覚悟

ご相談者:30代/女性

はじめまして。お忙しい中恐縮ですが、ご回答いただけましたら幸いです。

私、夫ともに30代、2歳の子供がおります。
夫が農業をしたいと、仕事を辞めました。私は夫が仕事からの逃げで農業をしたいと
思っているのではないかとそれとなく何度か聞きましたが、夫は逃げではなく自分で調べて
どうしてもしたいと言っています。

ですが、私には夫が本当に農業をすることへの覚悟があるのか分かりません。

会社員の頃は夫婦で同じだけ体調を崩しても、夫は一日中寝てて私は家事・育児・夫の看病・・
ということが何度もありました。
私の母(父他界)も夫の母(父他界)も仕事をしていて、出産後、退院した日からずっと家事育児を
一人でしてきました。
農業をは始めて同じようなことをされたら・・体調が悪いからと私が夫の分まで農業をすることに
なったら・・とその不安が大きいです。
そのことを夫に伝えて、夫は頑張るというのですが・・。
資金面でも貯蓄はほとんどなく、親に頼っています。
庭で野菜を育ててもほとんど関心を示さないし・・。本当に農業できるの?!と心から応援できません。

また、そもそも妊娠中に浮気疑惑・出会い系サイト疑惑があって、出産後から夫に触れられるのが
とても嫌になっています。無意識に夫を優先しているので家族としての情はあるようですが・・。

子供が成人して夫婦二人きりになった時・・のことが全く想像できません。
私が夫と二人きりの時会話もなく居づらいので、夫もそう思ってるのではと思いますが、
夫は二人きりになったら旅行しようと言います。

子供のことはとても大事にしてくれています。私が良い子供時代を過ごせなかったので、
子供には幸せに過ごして欲しいと思うと、私が歩み寄って家族で頑張っていくのが良いのか・・。

毎日モヤモヤとして決断できません。
乱文申し訳ありません。アドバイスよろしくお願いいたします。

30代/女性 | 日付:2010年7月29日(木) 14:52 JST | 閲覧件数: 5,572

夫に依存しないという覚悟を持つしかありません。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

あんぱんさん、今から申し上げる事は、少々厳しすぎるかもしれませんが現実論ですから、覚悟の上でお読み下さい。

人生には、「保証」という保険はありません。
もしあるとしたら、医療や生命保険くらいでしょうか?
なので、何がベストの方法か、本当の答えは人生を終える時にしか判らないではないでしょうか?

でも、人生には、結果はどうあれ、どれだけ充実していたかは、終末でなくても判ると思うのです。
人生は結果ではない、その過程が大切だといいます。
どれだけ、一生懸命に生きたか、やれるだけの事はやっただろうか・・・・
そんな一生懸命なことが結果に結びつくとしたら、結果はともかくとは言え、やはり結果は違ってくると思います。

これから未知の世界に乗り出すご主人に対して覚悟はあるだろうか・・・という事も大事な事ですが
あんぱんさんにも覚悟があるだろうか・・・と、問われる時だと思います。
これはあんぱんさんにも農業を手伝えという意味ではありません。
ご主人が、自分を幸せにしてくれる白馬の王子様というおとぎ話を信じるのは止めましょうという意味です。
ご主人がしっかり者で、自分の夢をしっかり持ち、人生を切り開いていける・・・これが男だ。
こういう定義を男性に対して持っているとすれば、ご主人はこのタイプではないかもしれません。
従いまして、妻は夫を頼りにして、夫は妻を何が何でも守り抜く・・・・こういう事が理想としてアンパンさんが夢を抱いておられるとしたら、それは見込み違いであったかもしれません。

しかし、この見込み違いという事がとても大切なのです。
ご主人はあんぱんさんが思っていた理想どうりの男性ではないかもしれませんが、自分なりには人生を切り開こうとされているかもしれません。
そしてその甲斐なく、成功しないかもしれません。
それならば妻としてすべきな事は、夫を頼りにして、夫を信じてという事ではなく、このご主人のする事を
見守るという事も必要かもしれないのです。
何も夫を信じるという事は、盲目的に夫の力を過信するという事ではありません。
むしろ、夫の力を見極め、全面的に依存しない・・・・これも妻の大事な判断です。

このままで行くと、ご主人の農業転身は、失敗に終るかもしれません。
でも、じゃ今反対したら、他に何を勧めますか?
恐らくご主人は、あんぱんさんの勧める何かをしても上手くいかない場合、あんぱんさんのせいにするかもしれません。
とにかく、今は農業家に転身するという事が逃げであろうが、なかろうが、もうこの道しか逃げる所はないのかもしれません。
それならば、ご主人にこの難しい農業を本気でする覚悟があるかと聞くことの前に、あんぱんさんが農業家の
奥様になる気はあるか、ないかの覚悟が必要です。
もちろん、綺麗事をいう必要はありません。
農業を2人掛りでする気持ちが無いなら、ご主人には「私は今の仕事を続けます」と宣言する覚悟も必要です。
当然、農業はご主人1人で出来るほど簡単なことではないでしょうけれど、かと言って収入の保証されない道へ夫婦2人で飛び込むのはもっと困難を招きます。
だから、どうしても農業をするなら、妻を当てにしないやり方を切り開いてくださいというべきです。
冷たい言い方ですが、やはり共倒れは避けなければなりません。
もちろん、ここは言い方は工夫して下さい。
「あなたのする事は信用できないから、私は手伝いません」・・・ではご主人もやる気を無くしますし、
後々手伝ってくれなかったからと文句を言われたくないですし・・・ね。
ここで夫婦は2人で助け合って・・・なんて理想論を言うのは簡単ですが、今のご時勢、何かの安全策はとっておかないといけません。
できれば、あんぱんさんは現金の入る仕事をされ、農業で必要なお金はご主人に調達させるべきです。
そして、万が一農業が上手く行かなくても、屋根の下で眠れる家賃くらいは「私が稼ぐ」・・・・
これが現代風の内助の功かもしれません。
だから、こんな冷たい宣言をする覚悟をあんぱんさんが持ってください。
そしてご主人との間に、一定のルールを設けましょう。
それは、ご主人の為でもあり、あんぱんさんの為でも有ります。
ご主人に対して、「男はこうあるべき」という幻想を押し付けるより、夫婦としてのルールを作って下さい。
貴方はこの仕事をして下さい。そして私はこの仕事をします・・・と役割分担を決め、お互いの仕事をして下さい。
それは家事や育児も同じです。
そうしてルールを決める事は、ご主人に依存しないという線引きにもなるのです。
だから、本当の覚悟はご主人よりも、これから辛い船出になるという、むしろあんぱんさんの方が必要な覚悟かもしれません。

一般的な家庭は夫が収入を得て、妻がそれを支える、これが普通かもしれません。
でも収入は妻が得て、家計を支えるという家庭もあります。
生活は苦しいですが、確かに夢見がちな夫を持つ妻は苦労が絶えません。

夫と妻の役割が入れ替わっている家庭も多く有ります。
そんな覚悟を持つという事・・・・・つまり妻として、腹をくくる、この覚悟が必要です。
厳しい意見でごめんなさい、頑張って下さいね。

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回答日時:2010年7月29日(木) 18:43 JST

村越先生殿

早速のご回答、誠にありがとうございます。

悩みを解消するには主人ではなく私に問題があり、私が変わらなければならないという
ご指摘に深く考えさせられました。

私自身、幼少より両親の仲が悪かったためか、明るい家族というのもに強い憧れを
持ち、良い父親は良い夫はこうであるべき、と幻想を抱いていたのかも知れません。

夫ともっと強い信頼関係を築けていたら、こんな悩みはなかったのでしょう。
言い方は悪いのですが、家のこと、子供のこと、仕事のこと・・私がいつも我慢している
ように感じています。
離婚した友人が自分達の夫婦関係について、「肉体的・経済的に家庭内貧富の差が激しすぎた」と言って
いました。私達夫婦にも少しその要素はある気がします。

夫ともう一度よく話合って、自分の気持ちを伝えようと思います。

お忙しい中の早々のご回答、本当にありがとうございました。

| 30代/女性 | コメント投稿日:2010-08-01 |

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夫婦問題カウンセラー
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