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回答プロ:夫婦問題カウンセラー 村越 真里子
ご相談者:30代/男性
はじめまして。
2年付き合い、2008/3/8結婚しました。私、38歳、妻37歳、息子6ヶ月。
昨年の9月に育児のストレスが原因で、妻が適応障害、産後うつと診断され今も通院中です。最近では鬱の症状も出てきたと言われました。現在は育児が出来ない為、児童相談所に相談後、子供は乳児院に預かってもらっています。
妻とは結婚後、お互いの性格の食い違いで何度もトラブルがあり、妻は離婚したいと言いましたが、話し合い、別居等があり現在に至っています。もちろん私も家事全般、育児に関しても妻と同様にやって来ました。最近妻は自殺願望が強く、今は自分から何を話してもネガティブに捉えて話合いになりません。先日妻から離婚について弁護士に相談に行ったと言われました。妻は私に対しての愛情は無く、結婚は失敗だったとまで言われました。今後妻は、離婚し子供を引き取ると言いますが、今の妻の体調、精神状態を考えると無理と思っています。
現在、月に3回程度自宅で育児に慣れる練習をしていますが、子供に対しても苛立つときがあり育児に対してのプレッシャーがかなりあると思われます。
現在も妻と一緒にすんでいますが、私がいる事でストレスになると言われ常に私に対して苛立ってます。今の状態になったのは私のせいだとまで言われました。今の病院では別の薬を進めらましたが、妻は薬にはあまり頼りたくなく、今の薬で様子を見たいと言っています。私は、別の病院か、カウンセリングを進めましたが私の話は聞き入れてくれませんでした。先日の話し合いで子供が2歳になったら離婚したいと言われました。それまでに、子供を乳児院より引取り自立したいと言っています。妻は離婚まで割り切って生活して行くと言っています。
今は、自分が妻に対して何をしても聞き入れてくれない状態です。妻は今、精神的な病にかかり、薬に頼っている事、子供を預けている罪悪感、仕事が出来ない事を気にしており、私が話かけても「自分は何も出来ない人間だから死んだ方がまし」と言いその後話しになりません。
適応障害の原因はストレスが原因との事で1つは育児の問題、2つ目は私との問題。確かに今の妻にとっては私がいるだけでストレスになる事は分かっています。ですが、お互いの実家も事情がある為戻る事は出来ません。今は、妻のストレスにならないように接しています。
今後、離婚したとしても妻はまた育児のストレスで参ってしまうと思います。
自分としては何とか、親子三人で上手くやっていきたいと思ってます。
この状態では、自分も精神的にまいりそうです。
良きアドバイスをお願いします。
30代/男性 | 日付:2010年3月 2日(火) 23:03 JST | 閲覧件数: 33,502
お返事お待たせ致しました。
ここでnouki0505さんに 私の悩みを打ち明けるのはおかしいとは思いますが、お読みください。
実はこうして悩みを打ち明けてくださる場合、男性と女性との相談の書き方にいつも大きな違いを感じます。
これは面談で相談される方も同じなのですが、女性は感情論が愚痴になり、取り留めがないので、長い間、お話された後
「で、どうしたいの?」というと 長年のつもり積もった愚痴にまた戻られるのです。
そしてこのままでは嫌なのでしょう?と聞くと「そうだ」と言われるのですが 具体策を提示すると結局、行動を伴う努力は
出来ないというネガティブな答えになります。
そして男性の相談の仕方の特徴は 「現状」を話されるのです。
「妻が家を出ました」「妻が離婚調停を申し立てました」「妻が不倫をしています」・・・等など。
でも「離婚はしたくないから回避の方法を教えて下さい」と。
確かに男性は結論を先に言い、望む結論を言ってくれるのでどうしたいかは分かります。
でもnouki0505さんがもし 親友の男性に同じ相談を受けたら こう、言いませんか?
「おいおい、先ずは何があったの?それから話してくれないと、何も判らないじゃないか」と。
私はテレビのニュースを見ていて、思うことがあります。
アナウンサー 「○○で人が死んでいます、との通報があり、警官が駆けつけると女性が死亡していた。
死体には鈍器のような物で頭を殴られた後があり、夫に当る人物が何らかの事情を知っていると見てこの夫の行方を追っています」・・・・と。
男性の通報の仕方は私共に寄せられる相談の仕方にとても良く似た感じを受けます。
「死んでいる」とは誰もが見て判ります。
大事な事は 何故死んだか、なのです。
でも相談者の男性にこの事を聞くと 「確かに僕も悪くはないとは言いません、でも、そんな前の話よりどうしたらいいのかを教えて欲しいのです」という事で 「僕と妻」との事は「前の話」になってしまうのです。
これが女性と男性の違いです。
女性は昔の事や前の事が 「今」も続いているのですが 実は「昔」の中に生きているのです。
でも男性は 「昔」の事はさて置いて、「今」どうしたらいいかと「今」の中で生きているのです。
これはどちらとも、正解ではありません。
女性にはいつも私はこう言います「昔の出来事は判りましたけれど、もう引きづるのはやめて これからを見つめていきましょう」と。
そして男性にはこう言います 「今というのは 過去の集大成なのですよ。過去の結果が今なのです」と。
ですから 今回の出来事の原因が nouki0505さんのせいだとは言いません。
しかし 奥様が夫のせいだと言っている以上、何に対してこういっているのかが判らないと解決のアドバイスも出来ません。
「妻が離婚をしたいと言っています」「僕といる事がストレスと言っています」「よく喧嘩をしました」
・・・・でも離婚を避けたいです、と言われても 「何の理由でそんなに喧嘩していたの?」という質問が先ず頭に浮びます。
つまり男性は 今の事象だけを見て その中身を見ようとする力に欠けています。
いや、もっと言えば 殺人事件の通報者のように、何故死んだのという理由は知られたくないから、誰が見ても判る「死んでいます」と通報するのかもしれません。
ごめんなさい、殺人事件まで例に取り出して、失礼しました。
nouki0505さんが悪いと言っているのではないのです。
でも、この「中身」を知ろうとしなければ 私もかいもく理解が出来ませんが、nouki0505さんも何か思い当たる部分を修正しようもないですよね。
だから大事な事は 原因があって結果がある・・・・
それは犯人探しの意味ではなく キチンと原因を考えてみるという考え方をして欲しいのです。
ここでは妻の適応障害と育児ストレスが原因と書かれてあります。
しかし奥様が仰られている理由は 「夫のせい」「夫がいることがストレス」ですよね。
その結果、育児も手に付かなくなり乳児院に預けたという事は この夫との軋轢を取り除かないと
離婚回避しても、今後一緒に暮らせるわけはないですよね。
私は奥様の事も知りませんので 奥様の言い分を全部丸呑みにはしませんが、nouki0505さんの事も知りません。
nouki0505さんは今起きている事象にだけ解決策を求めてらっしゃいますが、先ず奥様と喧嘩になり奥様が鬱病を発生させるようになった 二人の「ぶつかり」が何であったかをお聞かせ願わないと、何にも中身が見えません。
これまでにも、男性からの相談で 妻との衝突という表現しかされなかった夫婦が 実は結婚して、奥様には満足な生活費を渡さず、ケチケチ、チビチビ渡す際に、家計簿を妻に付けろという夫がいました。
無駄使いなんてする余裕もない生活費の渡し方のくせに、ティッシュ一つを家計簿に書き、始末をしろという旦那。
全く給料袋や明細を見せない夫。貯金の金額も夫婦でガラス張りにしない夫。
こういう事、すべて妻は結婚する前には判らなかった面なので戸惑い、喧嘩になるのです。
でも夫はそういうお金の渡し方に、特に悪いと思っていないから、「妻と喧嘩」というのです。
中には自分がキャバクラの女性とメールをやり取りしていて それを妻に見つかり激怒した妻とのことも「妻と喧嘩」になります。
でも最近の若い人は、比較的不自由のない生活環境で育てられています。
一人っ子のような重宝のされ方で育つと、結婚して色んな重圧?(それほどたいした事はないかも、ですが)に
耐えられずに すべて相手のせいにしてストレスに押しつぶされる人もいます。
こうして いろんな事への過剰反応のような 弱い体質の人がいることも事実ですが、
まず結婚して2年、一番楽しい新婚の時期。
6ヶ月の赤ん坊なんて目に入れても痛くないほど可愛いです。
この一番可愛い時期のベビーを手元で育てられない母親の悲しみとは、私は涙が出そうです。
奥様の適応障害で子供を育てられない・・・・・・
これは一見、奥様に原因がありそうに見えますが、「何に」適応できなかったのでしょうか?
「誰」に適応しなかったのでしょうか?妻自身に課せられた「単に子育て」に適応できなかったのでしょうか?
要するに現代の漢字でコーティングされた、かっこいいくらいの病名は 問題の原因を病気のせいにしてしまいがちですが
メンタル的な病気に掛かってしまうのは、必ずしもその人の弱さとか体質だけではなく、必ず「環境」があるのです。
ここで軽はずみは発言は不謹慎と叱られるかもしれませんが 雅子皇太子妃の適応障害にも言えると思うのですが、
外交官時代のあのはつらつとした笑顔は女性の私から見ても、とてもかっこいいと思いました。
そのこぼれる笑顔は、あの花に包まれた結婚パレード以降消えてしまったのは、雅子様の個人的要素以外に
「環境」の掛かる所が多いのではないでしょうか?
その今の事象と環境を作り出したのは 結婚という環境でしょうし、それを作り出したのは nouki0505さんと妻なのです。
こうなったのは 妻の病気が原因ではないのです。
原因があったから奥様は病気になったのです。
ここに気付いていただければ、問題を病名のせいに出来ないと思います。
今ここのサイト上では書きにくい事柄なら、直接お電話下さい。
でも、このご自身の何かに気付いてないことで 今この回答を読んで気付いたのなら、尚更です。
改めて、御相談下さい。
でもこの悩み辞典は 他の方との公平を保つ為、無料相談は一回になっております。
営業モードと誤解されるのではなく、個人情報をお聞きする段階の相談は是非、直接お電話下さい。
どちらかというと 男性の本心は見え難い為、メール相談よりも電話相談のほうがベストです。
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口座名 トクテイヒエイリカツドウホウジン リコンカウンセラピー
回答日時:2010年3月 3日(水) 11:20 JSTお礼のコメントを書く
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