余命1ヶ月の花嫁 「明日が来ることは奇跡」

  • 2011年6月20日(月) 15:51 JST
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「余命1ヶ月の花嫁」とは、乳がんと闘い、24歳で亡くなった千恵さんからの
「愛といのち」のノンフィクション物語。
TBS「イブニング・ファイブ」が報道し、全国に大反響の嵐を巻き起こしました。



多くの人々が、千恵さんのこの言葉に希望を持ち勇気づけられました。
後日、この物語が『TBSのやらせ』だったと2チャンネルが暴露し炎上。
真偽はともかく、後味の悪いものになりました。

長島千恵さんは、

 「明日が来ることは奇跡。
  それを知っているだけで日常は幸せなことばかり。」

と言ったそうです。

今日は、

 「明日が来ることは奇跡。」

と言う言葉を紐解いてみましょう。

コインの裏表の出る確率は、2分の1です。
明日が来る確立も 「来る」「来ない」 の確率で、2分の1なのです。

 ・・・そんなはずはない。

と思うでしょう。

コインの裏表で、20回連続で裏だったら次はどちらに賭けますか?
たいがい「表」に賭けると思いますが、21回目も「表」が出る確率は2分の1なのです。
だから21回目も22回目も「裏」が連続で出ることも有り得るのです。

 さて、明日が来る確率はどうでしょう。

ほんとに、明日が来るのは奇跡的なことなのでしょうか?
あなたには、明日が来ないと思いますか?
いいえ、きっと明日は訪れるでしょう。
それなのに、なぜ明日が来る確率が、2分の1なのか?
いったい、人間の生死にこの確率が当てはまるのか。

昔から言う言葉に、
「風が吹けば桶屋が儲かる。」というのが有りますが、必然的に思えるものでも、それは、どれだけ偶然の出来事(助け)を受けているか知れないものなのです。
そういうことからも、世界は厳密な因果律で構築されており、原因のない結果など存在しないのです。
だから、私に訪れる「明日」も必ずその原因があるのです。
身近な考え方では、「健康」があります。私は健康なので多分明日は来るでしょう。
でも危篤な人はそうはいきません。長島千恵さんは乳ガンでした。
しかし、明日が来る来ない2分の1の確率はそれだけでは理解できません。
そうです、世界の貧困を忘れてはなりません。3秒に1人が死んでいます。
病気で死ぬ人を含めますと世界では、2秒に1人が死んでいます。
それが私たちの地球(世界)なのです。
そこへ戦争や流行病などが重なっているのですからどういうことになるのでしょう。
1秒に1人でしょうか。

そういう現実の上に「明日」が2分の1の確率で訪れているのです。
私やあなたの明日は、今日死に逝く人々の上に成り立っていることを決して忘れてはなりません。

 やはり、「明日が来ることは奇跡。」
 来る来ない2分の1なのです。

 確率は、あなたの身の上だけで計算される訳ではなく
 全体の中で起きていることなのです。

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