●なぜ失敗と挫折の人生でも 幸せだと感じることが出来るようになったのか

●なぜ失敗と挫折の人生でも
幸せだと感じることが出来るようになったのか



当たり前のことだが
再建社長時代は楽しい事など何も無く
息苦しささえ感じていた

もともと仕事は楽しいものだと
思っていなかった。

それに倒産、再建が加わるのだから
得体の知れないものに
常に圧迫されている状態だった。

心と体も何かアンバランスな状態で
どこかおかしいと感じていた。

おかしいおかしいと思いながら
仕事にのめり込んで行った。

しかし益々おかしくなって行った。

それは再建社長なんかに
なっているからだと思っていた。

再建さえ果たせば
人生の大体の問題は解決できる。

そう思っていた。

逆に再建に失敗すれば
自分の人生は修復不可能なほど
酷い事になる。

そう思っていた。

だから再建の失敗が
確信できるようになった時
焦りと動揺で憔悴した。

最後の日が訪れた。

これからの人生は
どんなに酷いものになるんだろう。
不安と恐怖で一杯だった。



◎仕事だけでは人生の問題を
全て解決できないんだとわかったから

再建に失敗して
後始末の作業も目途がついて来た頃
家族と久しぶりにゆっくりと
食事をする機会があった。

立派な再建社長になろう。
立派な親になり、立派な夫になろう。

10年間もそんな事を演じてきた。

これからは
失敗した姿を見せるしかない。

これからは
元気の無い姿を見せるしかない。

しかしそんな駄目な姿を
さらけ出せる場所が自分にはある。

それに気がついた。

家族で食事をしても
悩みが無くなるわけではない。

人生の問題が
それで解決できるわけではない。

でも悩みに耐えていられる
力が湧いてきた。

楽しい家族との時間を過ごすことで
生きるエネルギーが出てきた。




再建に失敗したということは
経営の仕方が間違っていたからだ。

でももっと大きな失敗は
人生の生き方を間違っていたことだ。

大会社の社長だから
親子関係の問題を上手く処理
できるわけではない。

どんなに頭が良くても
それで恋愛が上手く出来るわけではない。

仕事の成果が挙がらなくても
仕事の能率が上がらなくても
仕事が手に付かなくても

そんな日も
あっていいんだと気がついた。

心の触れ合いが
自分を正気にさせた。

失敗して挫折した事が
生き方を変えるキッカケになった。

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