●なぜ再建に失敗したのに 再起をしようという気持ちになれたのか

●なぜ再建に失敗したのに
再起をしようという気持ちになれたのか



4億4千万の不良債権が発生して
父の会社が倒産

債権委員会との交渉の結果は
会社を再建させる方向で決まった。

その方向が決まっただけで
再建させようということではなかった。

日頃の信頼を裏切って
不正な取引での倒産だったからだ。

再建のチャンスは与えるが
絶対に楽な再建はさせないぞ!という
蛇の生殺しのような計画だった。

そこまでひねくれた
見方をしなくても

150社もある多くの債権者が
合議をするのだから

自ずから一番厳しい
再建案になるのはしょうがないことだ。

再建社長の指名を受け
債権委員会を何とか乗り切った。

とんでもなく高いハードルの
再建計画だったが
会社を清算すると言う事態だけは
避けられた。

取り合えず頑張ってみよう。
今だから本音を言えば
その位の気持にしかなれなかった。

でも乗り越えられなければ・・・

その先は誰も言わないけど
誰もどうなるかわかっていた。

債権者が潰したのではなく
再建会社が立ち行かなくなったのだから
しょうがない。

そして跡形もなく消滅して
やがて皆の記憶からも消えていく。

そんなシナリオだと
心の底では思っていた。



◎逆境は乗り越えるのではなくて
受け容れるものだと思えたから

それが無理な再建計画だろうと
何だろうと

とにかく死にもの狂いで
乗り越えなければならない。

でもあれも出来ない
これも出来ない。

社内の人心はゴチャゴチャになり
空中分解のような状態で
10年目に解散という結果になった。




何も乗り越えられなかった。
逆境を乗り越えられなかった。

そこで観念した。

まるで能力がなくて
だから成果も何一つ出せなくて
恐らく歴史に残る失敗社長だろう。

それを受け容れよう。
丸ごと受け容れよう。

100%事実なんだから
しょうがない。

そこで救われた。

逆境は乗り越えられなかったけど
失敗した事実を
ありのままに受け容れる事で

何とか再スタートをしようと言う
気持ちになれた。

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