●なぜ失敗人生を 公開しようという気持ちになったのか

●なぜ失敗人生を
公開しようという気持ちになったのか




再建社長も7年目を迎えたころは
毎日が地獄絵図だった。

はなから
高いハードルで
スタートした再建計画は

にっちもさっちもいかない
状態になっていた

さらに状況を悪くしたのは
そういう会社の状態や
折れかかっている自分の心を隠して
毎日を生きていたからだ。

気持ちの落ち着くところが無い。
気持ちがホッとする所が無い。

自分の弱みを
一旦見せてしまったら

際限なく愚痴を言い始めて
泣き叫んでしまうのではないか
とさえ想像してしまう。

そんな自分の正体がわかったら
どうしよう。

そんな事を知られたら
恥ずかしくて生きていけない。

本当の自分を偽って
誤魔化して生きる日々は
それから3年も続いた。

当然のように会社の再建は失敗して
何もか消えて無くなった。



◎自分の弱さを隠さなくなって
自分に自信がついてきたから

まるでテレビドラマの様に
40歳の誕生日の夜

誰に言うでもなく
自分の心に呟いた。

「もうどうにもこうにもなりません」
「こんな出来ない私が本当の私なんです」

そこで何とか崖っぷちから
引返す事ができた。

だから再起の道では
何でもあからさまに話すことにした。

お金がない時は「無いんです」と言う

全く金が無いのに
いかにもある様な顔をして
体裁を取り繕うことなどはやめた。

失敗した事実は全て公開する。
こんなことで躓いて
こんなことで挫折したと話す。

妻や子にも
自分の弱いところは隠さずみせる。

実際に自分が出来る事は
出来るといい

出来ないことを
出来ると言うようなことは
金輪際やめた。



人に見せるためのものは
いくら持っていても

それは生きる自信には
つながらなかった。

実際の自分以上のものを
人に見せようとして失敗した。

強い人間にはなれなかった。
立派な経営者にもなれなかった。

しかし自分の正体を隠さず
見せられるようになって
生きる自信は持てるようになった・・・

もっと見る

Clip to Evernote
このエントリーをはてなブックマークに追加

新規会員登録

私が「悩み辞典の使い方教えます。」管理人さんに相談はこちら