●なぜ失敗して自分の居場所を 見つけられるようになったのか

●なぜ失敗して自分の居場所を
見つけられるようになったのか



大学を卒業して父の会社に
入社する事になった。

社内に挨拶回りをしながら
背中に浴びた視線に
何となく異様なものを感じていた。

その杞憂は
父の会社が倒産して

再建社長になった時に
確信に変わった。

同族幹部と父との反目
同族間の魑魅魍魎の主導権争い

それが背景にあるとはいえ
私が拒絶されているのは明らかだった。

不安な毎日が続いた。
不安だから前向きになれない。

再建社長でありながら
周りに誰一人心を許せる者が
いないという酷い状態だった。

それが現実だと
認める勇気も根性もなかった。

自信を喪失した状態で
飲み屋街を徘徊した。

何とか自分の心を誤魔化そうと
逃げ回っていた。

◎周りに受け容れられようと
する事を止めたから

10年目に
どこかで何かが切れた。

心の中で
プツンと切れた音がした。

債権者のために、社員のために
得意先のために

常に誰かのために
生きようとしていていた。

もう十分苦しんだ。

これ以上
そんな生き方は出来ない。

周りに受け容れられなくてもいい。
周りに認められなくてもいい。

どんなに非難されても
どんなに攻撃されても
自分一人で
受けて立ってやる。

自分のありのままで生きて
自分の生きたい様に生きて

周りがその価値を
どう考えようが構わない。

自分のありったけの力を出し切って
それで出来たことでいい。




失敗と挫折の果てに
気がついたことは

自分の価値は自分が
決めればいいという事だった。

自分の居場所はずっと前から
自分の中にあったのに気がついた・・・

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