●なぜ超受身の人生を転換する事が出来るようになったのか

●なぜ超受身の人生を転換する事が
出来るようになったのか



30才で負債30億で倒産した会社の
再建社長になった。

もちろん望んでなったのではなく
やむにやまれぬ選択だった。

父と同族幹部が行った
不正な取引で
4億4千万の不良債権が発生

紆余曲折の債権者との交渉の末
何とか事業の継続だけは許された。

100人の内100人が
不可能だろうと思う返済計画だった。

生かしてはやるが
楽な生き方は許さないという
蛇の生殺しのような
再建計画だった。

苦闘との戦いは
憎しみに変わっていった。

なぜこんな人生に巻きこんだと
父を恨んだ。

なぜ自分だけが
こんな辛い人生を
歩まなければいけないんだと
運命を呪った。

心の中では憎しみと恨みの炎が
燃え盛っているのに

表向きは再建社長として
頑張る自分を装っていた。

10年目に跡形も無く
再建会社を消滅させる事になった。

再建会社は何一つ
自分の思い通りにいかなかった。

自分も自分の
思い通りにいかなかった。

◎自分の持てる力を
全て出し切って生きれば
それでいいと気がついたから

再建計画が破綻したら
自分自身も破綻すると思っていた。

それでなくても
既に形あるものも無いものも
根こそぎ失っていて

その上に再建失敗という結果が
のしかかってくるのだから・・・

結果は逆だった。

アクセルとブレーキを
同時に踏んでいる様な状態が終わった。

暴飲暴食をしながら
胃腸を気遣っている様な状態が終わった。

だからほっとした。
だから楽になった。

自分の意思では
どうにもならないものまで
自分で動かそうとしていた。

その境目がわかった。

出来ない自分を認めた事で
出来ない自分を受入れた事で

自分の実力が良くわかった。
何をして生きていけば良いのか気がついた。




自分では持ち切れない物まで
抱えるだけ抱えて

自分から迷路に入り込んで
挫折をしていた。

だから捨てた。
見栄も体裁も面子も捨てた。

錯覚していた
過剰な自信も捨てた。

およそ考えられる物は
みんな捨てた。

恨みも憎しみも捨てた。

だから心と体が楽になった。

心の中で家族のことを
考えるスペースが出来てきた。

自分への執着を捨てるのに
長い長い時間がかかってしまった。

とんでもない遠回りをしてしまった。

でもおかげで
あんなに酷い失敗を重ねたのに

結果を恐れず
もう一度生き直してみようという
気持になることが出来た・・・

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