創作話  子どもを体験してみて

  • 2010年8月 7日(土) 16:59 JST
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心理トレーナーの川崎です。

前回に続いて、今回も創作話です。
何かのヒントになれば嬉しいです。



<妄想日記(すべてうそ日記)>


先日外を見ていたら、近所に住む勇太君(仮)が
同じく近所に住む香織ちゃん(仮)と
追いかけっこをしている光景が飛び込んできた。

ほのぼのとした光景を眺めていると
なんと勇太君は、どさくさに紛れて、
香織ちゃん(仮)のスカートをめくったのだ。


このくそがき!!


別に香織ちゃんのスカートの中を見たことに対する
ヤキモチで腹を立てているわけではありません。



そういう行為を恥ずかしげもなく簡単に出来る彼に対して
嫉妬をしたのかもしれません。

思い出してみると、
幼いころはどんなことでも照れもなく普通にしていた行為。



無邪気になれないのは、それだけ大人になったからだ・・・。
年齢なんだろうな・・・・なんて思っていたとき。


勇太君と眼があった。
そして彼はニコッと微笑んだような気がした。





数日後、
家のチャイムが鳴り出てみると、勇太君が玄関に立っていた。

「なに??」

僕が聞くと、勇太君は

「変わってあげるよ。。」

そういって、戻っていった。




それからさらに数日後、

いつも感じる二日酔いの気だるさがなく目が覚めた。


熟睡した!!

そう感じながら、顔を洗いにいくと、妙な感覚


顔がモチモチしている。

確か髭そっていないはずなのに・・・・・


イソフラボンの化粧水が効果を発揮して、
ヒゲが薄くなってきたのかな・・・・


そう思ったとき

母親の声が聞こえた。


「ゆうた~~学校に遅れるよ~~」


???????



僕は本当に勇太君と入れ替わってしまったのだ。

もちろんすぐには受け入れられず、

仕事のことも気になるし、
どうしようかと頭がついていけなかった。


流されるまま学校に行き、こんなに簡単だったのか・・
と思いながら授業を聞き一日が終わった。



「今日のお前面白くないぞ!!」

友達たちから言われた。

当たり前やん、おれ33歳やで~~

そう思うことで、ガキんちょ達とは一線をおいていた。



でも若返ったんだから
一度試して見たかったこと。。



香織ちゃんのスカートをめくって見よう、


・・・・。


なぜか、ひどく怒られてしまった。



なぜ???





そんな疑問を持ったまま家に帰ると
勇太君と入れ替わった僕が、
近所の子供達と、泥遊びをしていた。


時々怪獣になって、やられたりもしていた。

なぜか違和感もなく、とてもなじんでいた。




そっか!!
子供になってみて分かった。

せっかく子供になったのに
大人なんだからという感情が邪魔をして
うまく楽しめなかった。


少年の心を持ったままの大人の
(僕と入れ替わった)勇太君のほうが楽しそうだ。

これは年齢なんかじゃない。。



テレとか大人なんだからという枠で
自分を固めていただけなんだ。。

無邪気で好奇心をもって楽しんでいると
こんなに楽しそうに見えるんだ!!。



そう思った僕は

勇太君に元に戻ってもらえるように
お願いして見ようと思った。


その前に一度、みんなと一緒に泥遊びをして見よう。

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