迷ったら「優しい」を選択する

  • 2010年7月23日(金) 01:03 JST
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心理トレーナーの川崎です。

久しぶりのコラムとなります。

タイトルに書いた「優しい」とはなんだろう??

同情することでも甘やかせることでも
贔屓をすることでもないと思っていて、
労りとか気を配ることとか、共感することだと思っています。

これは私の思っていることだから
人によって優しさ解釈は違って当然なのですが

私が思う優しいというのは、人に嫌われたくないという
自分を守るための行いではなく、
相手の目線に立って時には厳しく、
それでいて力強いものだと信じています。

優しくなれる人は自分を甘やかせる人ではなく
自分に厳しい人でいたいと思っているのです。

そんなことを思ったのは
ある雑学を思い出したことがきっかけ。

ドラえもんに出てくるジャイアンを
知らない人はいないと思いますが、
彼には正式な名前があります。
剛田 武【ごうだ たけし】

そして彼には妹がいてて
ジャイ子と呼ばれています。

では彼女の正式な名前は??

・・・・・??

実はないんだそう。

作者である藤子F不二雄先生は
ジャイ子には正式名をつけなかったらしいです。

理由は、その名前の女の子が存在したら
きっと苛められると思ったから。

この話が本当かどうか分かりませんが、
だけど本当なら、すごく優しい人だと思いませんか?

優しさと共に温かさ人柄、
人間の大きさを感じたのですが、
相手のことを思い生まれてくる優しさには
自分の意思で決めたことなので
責任感のようなものも感じることが出来ると思っています。

相手のことを思った優しさは、
常に先を読み、更なる優しさへと広がりを持てると思うのです。

少し難しい話になりましたね。

それと違って、何か不祥事が起こって、
その問題を処理するときに取られる対策。

例えば同じ、<ジャイ子>という名前から例えると
ジャイ子に本名をつけると
学校関係者から苦情が起こるかもしれない。

もしそんな問題回避のために取られたことなら
それは優しさじゃないように思っています。

優しさじゃなく自分を守るためだから、
思いに自分の信念がなく
トラブルが起こったときには
それを防ぐためだけに集中し、その先が見つからない。

今の社会がそんな感じ。
世間体や社会の目を気にして
それを防ぐために取られる防御に神経を尖らせ、
いざ問題が起こると責任の所在を怖れる。
そしてその問題だけを防ぐ工夫をするけど
また違う問題が起こるかもしれないとビクビクする。

やっていることに優しさがないような気がしています。

ビクビクよりウキウキ・ワクワクのほうが
絶対にいいと思いませんか?


これから迷ったり、何かをするときには
優しさのみを優先事項にして
優しさがあるかないかで選択してみてはいかがですか?
それは自分で決めた信念だから
何かあっても自信を持って応えることが出来るし
さらなる優しさの発想を持って
より良い方向に広がりを持てると思っています。

迷ったら相手に対して優しいと思うほうを選択し、
くれぐれも自分に対して優しいと思う選択はしない。

そんなことを大切にしていたいと私は思っています。

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