●なぜ決断のストレスを乗り越える事が出来るようになったのか

●なぜ決断のストレスを乗り越える事が
 出来るようになったのか



30才で負債30億で倒産した
父の会社の再建社長になった時は

自分に何が出来るか
どれほどのことが出来るのか
皆目わからなかった。

だから社長を引き受ける決断は
そう簡単ではなかった。

失敗すれば
形あるものも無いものも
全てを失い
自分の人生は破滅するだろう。

指名を拒否すれば
会社は清算ということになり
直ちに多くの社員が
路頭に迷う事とになる。

私は卑怯者の
そしりを受けるだろう。

一晩寝る毎に
思いがコロコロ変わった。

迷いに迷った挙句に
誰にも話さず自分の心の中だけで
捻り出した結論は
10年という期限付きで
やるだけの事をやってみよう
ということだった。

そして再建がスタートして
10年が経った。

まるでテレビドラマの様に
40歳の誕生日の夜
再建会社を消滅させることを
決めることになろうとは・・・

何とも言えない
複雑な気持ちになったのを
今も覚えている。

●「取りあえず想い続ける」という
 選択肢もあることに気づいたから

30才で自分の力など
まるで分からないうちに
再建社長になった。

10年の再建社長経験で
40歳になった時は
自分で何が出来るか出来ないかは
大よそ見当がついた。

その後の人生でも
色々と修羅場を踏んで
随分痛い目にもあったから

少しはストレスに対する
抵抗力も身についてきた。

誰も傷つきたくは無い
誰も痛い思いなんかしたくない

しかし永い人生では
幾ら避けようと思っても
難しい局面に必ず遭遇する。

大事なことは
そんな時に逃げずに立ち向かうことだ。

とうてい乗り越えられないような
問題に直面する時もある。

それでも直ぐ諦めたり
悲観的な結論は出さないほうがいい。

自分に出来る事かもしれない。

自分でも乗り越える事が
出来るかもしれない。

そう思えなくても
そう想い続けてみる。

想い続けて時間の経過を待ち
それでもどうしても出来ないとしか
考えられない場合もあるだろう。

決断をする時期が
今では無いのかもしれない。

決断をして事に当たるだけの
力が今無いのかもしれない。

そこで初めて立ち止まればいい。

「嫌だな」と思うことばかり
多い人生だったが

問題から逃げ出さず
刹那的に結論を出さず
「取りあえず想い続けてみよう」と
いうことが出来るようになった。

生きるということは
何とストレスが多いことか。

苦しむ為に
生きているのではないかとさえ
考えた時もある

でも思えなくても思い続ける
でも想えなくても想い続ける

それで少しづつ
問題を乗り越えていく力がついてきた・・・
それで少しづつ
生きるエネルギーが湧いてきた・・・

もっと見る

Clip to Evernote
このエントリーをはてなブックマークに追加

新規会員登録

私が「悩み辞典の使い方教えます。」管理人さんに相談はこちら