辛い話は宝物

  • 2010年6月18日(金) 14:00 JST
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出来ることなら毎日を平穏無事で幸せに暮らしたいと思うのは
きっと私だけではないでしょう。

ところが中々、そんなことには巡りあえず
日々自問自答し、現実とのギャップにもがきながら生きています。

もし仮に恵まれた何不自由ない生活しか経験の無い人生はどうなんだろうと
思うときがあります。
しかし、周りから見れば、幸せな生活をしていると思っていても
本人からすれば狭い籠に閉じ込められたと思うかもしれません。

わけの分からない話から始まりましたが、
幸せというのは、実は基準など無くて
その人の感じ方で幸せと不幸せが決まると思っています。

で、厳密に言えば、私は幸せも不幸せも無いと思っています。
それは、過去辛い経験をして不幸せだと思っていても、
その経験があったから、大人になったとき役に立っていると思うことが出来れば
幸せの源泉という宝物を手にしていることになりますよね??


話しを少し変えますが、

あなたは、何かアニメや小説、
テレビや映画を観て感動をしたことがありますか?
もし無いなら、なにか感動する話を思い出してください。

感動する話には、必ず一度か二度辛い経験が含まれています。

貧困
別れ
病気
災害
暴力


こんな経験なんて、出来ることならしたくありません。

だけど感動ストーリーというのは、これらの経験をどう処理したかで
物語が出来上がるのです。


これまで一度も辛い経験なんて無く、
「毎日悠々自適に暮らしましたとさ。」
なんていう、話を聞いても面白くもないと思います。

ということは
いまの時点で辛い経験をしたのなら
ストーリーの一番重要な鍵となるモノをすでに手に入れているのです。
あなたが経験したお話は、唯一あなたにのみ語ることの出来る財産です。

こればっかりは、手に入れることの出来る人とそうでない人が存在します。
いまは辛いと思いますが、
あなたは感動できるストーリーを作る人生だと認められた人だと思うのです。


しかし、
ずっと辛く悲しいお話のストーリーは、誰も賛同してくれません。
どこかで変化があるからこそ引き込まれるお話しが作れるのです。

これは人生の晩年になればなるほど、
上がったり下がったりといった緩急があればあるほど面白いお話になります。


あとは今後のストーリー作りです。
終わりよければすべて良しというコトワザが示すとおり、
どういう人生として終わるかにかかっています。


例えですが、
パナソニック創業者の松下幸之助の有名なお話として低学歴があげられます。
彼がもし犯罪者になってしまっていたのなら、
やっぱり生い立ちが悪いから仕方が無いよな・・という結末になります。

しかし彼は奮起して様々な困難を乗り越え一代で成功したからこそ
小学校しか出ていないのに・・・という美談になったのです。

超エリートで何不自由なく暮らしていた人が同じことをしても
いまほど美談にならないと思います。

このように、感動ストーリーを作るためには要素があるのです


さて、あなたは人生の物語の主人公として、もうすでに小説を描き始めています。
背景も多少描かれているのではないでしょうか?

これをどんなストーリーとして完結するのかは、まだ分かりません。

しかし、いま辛い経験が宝物になることを信じて
すばらしいお話を作りたいものですね。

嫌なことがある度、宝物が増えたと思いながら
ネタ帳に記録しておけば楽しくなるかもしれませんよ。


ネタを上手く整理できないとき、
相談していただければ一緒に整理していきたいです。

ぜひ、あなたの宝物を聞かせてくださいね。

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