関係作りは空気作り

  • 2010年5月28日(金) 14:50 JST
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心理トレーナーの川崎です。

いきなり、ひとつワークを提案します。

今ここで息を止めたとしたら
どうなっていくでしょう?
息を止めてみてください。



どんな感想を持ちましたか??

息苦しくて続かない・・・。
当たり前のことだけど、きっとほとんどの人がそう思うでしょう。
中には息を止め失神して
気持ちよくなる人はいるかもしれませんが
普通の人は苦しくて仕方がないと思います。

この息苦しさは、
息を止めなくても日常よく起こる現象だと思いませんか?

思い出してみてください。
居心地の悪い場所にいるとき
自然と呼吸が浅くなり息苦しい感じをしたことありませんか?

自分が発する呼吸に違和感を持ってしまうから
どこかいつもと違う状態で人と接するわけですが、
そんなときは
深呼吸をするだけで、不思議とリラックスし、
なんとなく場が変わったような気がするものです。

これはすべて眼に見えない空気が関係していると思っています。

そんな大切な場に流れる空気。
生きるための呼吸としても大切だと思いますが
感覚的に人は
気楽に空気の吸える場所を探していると思っています。

さて、あなたにとって
一番おいしい空気を吸える場所はどこでしょう?
そしてどんな空気を吸っていたいのでしょう??



懐かしい空気
ピリピリした空気
まったりした空気
安心できる空気


なんとなく
色々な味の空気の吸っても良いのではないかと思いますが、
不思議と美味しい空気を求めようとしてしまいませんか??


それなら
その空気を一緒に味わいたい人はどんな人でしょう?


家族だったり
恋人だったり
学生の仲間だったり
職場だったり
たった一人かもしれない。
人によって色々あると思います。

これはたぶん自分の中で求めている空気があるからで、

逆に自分に合わない空気だから・・・、
息苦しく感じるから・・・、
どうしても近寄りたくなくなり、
その場から離れたくなるように思うのです。

人間関係の疎遠ってこういうように起こりますよね。


息苦しいと思える場所は、最初の息を止める事と同じ。

だからといって
これからも自分が美味しいか美味しくないかで
空気の吸える場所を選んでいっても良いのでしょうか?
一生自分にあった空気を求めて移動し続ける人でいいのでしょうか?



もうひとつ言うと、
以前は美味しかったはずの場所の空気に執着し、
本当は当時とは空気が変わって息苦しいのに、
それを自分の勘違いだと思ったり、
当時と同じような空気にあるように求め、
無理をして吸い続けていませんか?
例えは悪いですが、毒ガスが発生していると自然に蓄積されますよね。
酸素ボンベを背負って、本当は美味しくない空気を誤魔化していますか?



空気作りは関係作りです。
自分にとっておいしい場所を求め探す力も大切ですが、
自分がおいしいと思える空気を吸うには
どのような空間、関係になればいいのでしょう??

なかなか人間関係の違和感は気づかないことがあります。
そんな時、呼吸に意識を向けてください。

あなたの今吸っている空気は、
どんな感じですか?

どうすればおいしい空気の吸える環境に出来るか
人間関係を見直す時期のきっかけになると思いますよ。

対話
人間関係
そしてそこから発生する空気は繋がっています。

ぜひ意識して感じてみてください

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