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カウンセリングについて

ご相談者:20代/女性

 過去のフラッシュバックが多く、気分が落ち込んだりを繰り返しています。ある心療内科に行ってますが、カウンセリングは、話を聞いてもらうというようなカタチで、カウンセラーさんも若く、他の病院でも短期で効くところがあるのではないか、と検討中です。けれど、他の病院でいやな思いをしたら、と怖くなる時があります。半年程前、公的機関で悩み相談をきいてもらえるセンターが地区にあったので、行くことにしました。その時の悩みについては、詳細は長くなって書ききれなくなるので省略しますと 人間関係のもめごとのようなものでした。 私はその時はその事について自分が悪いとはどうしても思えなかったのですが、そのセンターの臨床心理士は「何故、その人はそんな事言ったの?」と強い口調で言いました。その後も強い口調が続き「じゃあどうするの?あの時のことは・・・」と強めに言われ、私も「あの時のことは感情的になってすみませんでしたと謝ります」と言いました。すると「そうよねえ」とまた強く言われました。帰り道、悪いのは私の方だったんだ、と思っていましたが、 しばらくして本当にそうだろうか、あの臨床心理士さんがそう一人でまとめただけではないだろうかとまた、余計もやもやしてしまいました(逆効果の結果でした)。 また2回だけ行ったある心療内科では、私は正直に話した方が良いと思い「私は自分の興味のある話題だけで人と話します」というと、ふきだされ「それじゃ駄目じゃない。会話ていうのは人の話も聞かないと成り立たないから。ちゃんとできる?」と笑いながら言われました。 そのふたつの経験とその他色んなことが交じり人が怖くなりました。休日は部屋にこもりがちです。 カウンセラーの方も人ですし、こちらも頼りきりになるのがカウンセリング法ではないのは承知ですが、臨床心理士さんの言葉で傷ついた場合、正直に話してもよいのでしょうか? 私は短所だらけの人間ですが、どこまでが私のわがままか、それとも相手にも問題があるのか見極められません。

20代/女性 | 日付:2010年9月 9日(木) 00:24 JST | 閲覧件数: 1,571

あなたの正直な気持ちを受け止めるのが真のカウンセリングです。

心理カウンセラー(うつ・人間関係・労働・教育) 渡辺 裕子

こんにちは。心理カウンセラーの渡辺です。

あなたの気分が落ち込んでいるときに、カウンセリングで嫌な思いをされたのこと、
本当に辛かったことでしょう。

そして、同じカウンセラーとして、あなたにカウンセリングによってそんな思いをさせてしまったことを申し訳なく思います。

私もいろいろな話は聞きますが、これが日本のカウンセリングの現状であると、あらためて認識させられました。


まず、心療内科でのカウンセリングについてですが、病院ではドクターの指示がないと、カウンセラーはさまざまな療法はできません。
ちなみにカウンセリングとは、傾聴することで、相手の気持ちに寄り添いながら、自分で自分の心の奥底に触れていくお手伝いをすることで、解決方法は自分で見出していきます。
すなわち指示的な療法はしません。

反対に、指示的療法、たとえば認知行動療法、論理療法、短期療法、家族療法などを行う人は、療法士ーセラピストといいます。

なので、心療内科でのカウンセリングはすぐには結果は出ません。
どれくらいかは言えませんが、時間がかかります。
たぶん、それはほかの心療内科でのカウンセリングでもさほど変わらないのではないかと思います。

そして、公的機関での、臨床心理士からの心無い対応については、明らかに、カウンセリングの基本、常識を心得ていない人であり、そのような人がカウンセラーなのか?と私も腹立たしく思います。

ですので、あなたは悪くありません。
ご自分のことを責めないでください。

たとえ、百歩譲ってあなたにも非があったとしても、それを指摘し、あなたを謝らせることは、はっきり言って間違ったやり方です。
そして、臨床心理士の中には、そのような方もいることを私も伝え聞いています。

また、ほかの心療内科でのお話は、ドクターの発言だと思われますが、
心療内科と標榜していても、内科なども併設している病院では、ドクターが心理カウンセラーとしての対応ができない場合もあるようで、それがしばしば患者さんに嫌な思いをさせてしまうこともよく聞きます。

本来ならば、あなたの正直な気持ちを受け止め、あなたと一緒に問題解決にあたるのが、真のカウンセリングであるのに、あなたには嫌な思いをさせてしまい、そのうえ、逆効果になってしまったことは、本当に残念なことです。

ちなみに私事で申し訳ありませんが、私も相談に行った先のカウンセラーが、傾聴のみで、何度行っても何の進展もなく、事態は解決せず、嫌な思いをしたことがあります。
そんな経緯もあり、私はカウンセリングだけでなく、指示的療法も行っています。

皆さんにはわかりやすく「心理カウンセラー」という肩書をつけていますが、ほんとは「セラピストー療法士」です。
認知行動療法、論理療法、短期療法、家族療法などを行っております。
カラーセラピー、アートセラピーなどもその一環として行っております。

もし、対面してのカウンセリングに苦痛を感じられるのであれば、電話でのカウンセリングも行います(有料になってしまいますが)。
よろしければ、私のHPのお問合せフォームよりご連絡いただければ幸いです。

あなたのカウンセリングに対する嫌な気持ちが、少しでも早く払拭されることを、心より願ってやみません。
そして、少しでも早く、気分が軽くなられるよう、もう一度トライする勇気を出していただければとてもうれしく思います。

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回答日時:2010年9月12日(日) 00:10 JSTお礼のコメントを書く

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心理カウンセラー(うつ・人間関係・労働・教育)
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