お母様も不安な気持ちを吐き出しながら、娘さんの気持ちを受け止めてあげて下さい。

野崎 るみ花

こんにちは、心理カウンセラーの野崎るみ花です。
引き続きご相談下さり、ありがとうございます。

娘さんのリストカットや外泊のこと、うつ病のことなど、お母様にとっては心配でたまらないことがたくさんあって、不安でいっぱいのお気持が大変伝わってまいりました。確かにどれも本当に心配な問題ではありますので、お母様が何も手につかなくなってしまうほど、不安になってしまうのは当然のことと思われます。

一方で娘さん自身も不安で不安でたまらないのではないでしょうか。
リストカットは多くの場合、どうしようもない不安や苦しみを取り去ろうとして行われると考えられております。頼れる人がそばにいないと寂しい、と言われるのも強い不安感からくる依存的なものかと思われます。現状や将来への絶望感や、ご自分を責める気持ちも強いのではないでしょか。

お母様ご自身も不安でたまらないと思いますが、家族として娘さんの不安感や絶望感をできるだけしっかりと受け止めてあげることが大切なのではないかと思います。

娘さんはメールもこまめに送って下さってますので、あまりにも細かく頻繁に連絡を取り合うのは少し、娘さんにとっては窮屈なのではないかな、と感じております。

うつ病の方には温かく見守りつつ、できるだけそれまでと変わらず、普段通りに接することがよいと言われております。（私自身も両親がそれまでとなんら変わらず、病人としてではなく、普通に接してくれたことが嬉しかったのです。本人は病気のことで大変落ち込んでいますから、この点は大切になってくるかと思うのです。）

自傷行為も含めてご家族の方は

・過度に自分を責めず、本人の行動に一喜一憂しない

・怒りにかられて説教しない

・「死ぬ気もないくせに・・」などと挑発的な態度をとらない

・もし「死にたい」と言われたら、「死にたいくらい辛いんだね」とその気持ちをそのま　ま受け止めるだけで、本人はいくらか心が落ち着きます。

・自傷行為を無視せず、本人の辛い気持ちや言葉に耳を傾ける

難しいかもしれませんが、これらのことを心がけていただくだけで、娘さんの不安感も少し落ち着くのではないかと思います。

とはいえ、お母様も心配で不安でたまらないお気持はなかなかおさまらないと思いますので、この場を活用して不安感や苦しみ、悩み、感じたことなどをどんどん吐き出していって下さい。

回答日時：2010年7月29日(木) 18:57 JSTお礼のコメントを書く

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